08/08/23 01:49:12 yhsaZ+LN0
パイプラインとグルジア紛争を絡める説を見かけるが、
基本的にグルジア紛争は民族紛争だろ。
URLリンク(oilgas-info.jogmec.go.jp)
で言ってるように、ロシアにとっても、BTCパイプラインを弄るメリットはない。
ロシアを経由しないパイプラインが云々との話も聞くが、
BTCパイプラインはすでにできあがって運用されていた。
このパイプラインはロシアにとっても有用な代物。
URLリンク(www.axisglobe.com)
によると、2006.05の時点で、ロシアの石油をBTCパイプライン(上のサイトではBCと言っている)経由で
トルコまで運び、それをイスラエルへ送る話がトルコ-イスラエル間で進められていたとある。
その後どうなったのか知らないが。
ちなみに、そのサイトによると、イスラエルの消費石油の80%以上がロシアからの輸入だそうな。
URLリンク(www.axisglobe.com)
によると、ロシアとカスピ海周辺国からの輸入は全体の3/4。
アゼルバイジャンの石油はロシアのそれより軽質でBTCパイプラインで運びやすいから、そちらが多くなってる、
ともあるが、ロシア産輸入をゼロにするわけにもいかないだろうし、
どのみちアゼルバイジャンはロシアの勢力圏。
そう考えると、
URLリンク(y-sonoda.asablo.jp)
>極端な依存から抜け出そうとすると軋轢も生じる。
このような、ロシア依存度を下げるためにイスラエルはグルジアに手を出した、云々は的外れじゃないかな
リスク分散を狙うなら、アフリカや南米に手を伸ばしたほうがマシだろ。
今はイラクもアリか
イスラエルの地中海側とアカバ湾を結ぶTipline と、トルコとイスラエルを結ぶ海底パイプラインを
結んで、ロシア石油、カスピ海石油をアジア、極東に送り出すという話もあるし、
ロシア、トルコ、イスラエル間には喧嘩するいわれはないな。
ただし、そこにアメが絡んでくると...