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40杉のカマ基地
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詐欺容疑の男が硫化水素自殺 京都府警捜査員ら巻き添えで搬送
6月10日12時3分配信 産経新聞
10日午前9時15分ごろ、大阪市城東区鴫野西のマンション3階の1室に、京
都府警の捜査員15人が詐欺事件の捜索のため踏み込んだところ、この部屋に住む男(38)
が風呂場で倒れているのを発見。業務用洗剤などを混合させて硫化水素ガスを発生させた跡
があり、捜査員らがガスを吸い込んで次々と倒れた。男と捜査員2人、同居の女性(27)が
病院に搬送され、男は死亡。捜査員らは一時意識不明になったが、命に別条はないという。女性は軽症。
搬送されたのは、京都府警城陽署の巡査部長(31)と巡査長(27)。このほか、捜査員や
マンションの住人約10人も体調不良を訴えた。大阪市消防局によると、階下の住民全員が避難。
現場付近には市立鴫野小があり、児童約760人が一時校舎内で待機した。
大阪府警城東署によると、京都府警の捜査員がマンションを訪れたところ、同居の女性がチェーン
で施錠したまま応対し、「令状を持った男がたくさん来た。殺される」と110番通報した。
約10分後に京都府警の捜査員がベランダから踏み込み、倒れていた男を発見したという。
城東署は男が捜査員が来たのを知って自殺を図ったとみて、詳しい状況を調べている。
京都府警によると、今年3月、城陽市の60歳代の無職女性宅を銀行員を名乗る男が訪問し、
「銀行がつぶれるかもしれないので預金を預けてほしい」と偽り、2000万円をだまし取る
事件があり、関係先としてこの男のマンションを捜索しようとしたという。
当時、同じ3階に住む知人宅を訪れていた女性(38)は「怒声が飛び交い、警察官が
『やめろ』と叫ぶ声がした。卵の腐ったにおいがして、すぐに逃げるよう言われた」。
別の主婦(73)は「近くの小学校に孫がいるのに」と心配していた。