10/02/11 23:54:21 50Sw3x/N
昨年イタリアに行ったときの話。
友人と着物を着てバチカン美術館に行った。
ここは普通に入ると非常に混むと観光サイトに書いてあったので、予約をして行きました。
しかし迷子になったりして、やっと受付に着いた時にはやや予約の時間をオーバーしてしまった。
取り敢えずすみませんと謝り倒して、笑顔で通して貰う。
そこでチケットを貰い、更に階段を上がって、一人ずつ通るゲートのような所に並んだ。
どきどきしながら入り口のおじさんにチケットを差し出し、挨拶をした。
「あなたがたは日本人か?」
「はい、そうです」
すると、おじさんは突然大声で誰かの名前を呼び始めた。
そして背後からばたーん!という凄まじい音がして、まだ若い男性が凄い勢いで走ってきた。多分、別のゲートの受付の人。
何か問題発生なのか?!と友人と身構えていたら、
「キモーノ、ウトゥクシーイ」
びっくりし過ぎて、一瞬何を言われたのか分からなかった。
意味が理解できても、へろっとした笑いと「グラッツェ・ミッレ」という言葉しか出なかった。
やたらめったらおじさんも、若い男性もにこにこしていた気がします。
てか、その若い男性の受付に並んでいた他の観光客の方は、さぞ迷惑だったろうなあと…
今から思えば、かなり和んだ出来事でした。