10/01/15 20:57:40 q0hoIVlP
240 :おさかなくわえた名無しさん :sage :2009/04/11(土) 21:07:51 (p)ID:HY2znITs(2)
今日、思いだしたので投下。
12~13年前に我が家に来たアメ留学生が「侍」マニアで日本大好きな大学生だった。
結構、日本語も達者で家にいる時は冬なのに自前の浴衣を着る人だった。
夕食の時、太平洋戦争の話になって浴衣外人が特攻隊について
「特攻隊の人は死にたかったんじゃなくて親、兄弟を守るため
死ぬのは嫌だったけど死を選んだんですよね」って質問してきた。
家族全員、どう答えていいかわからず黙っていたら、祖父が、
「嫌だの死を選択したのだのとかじゃないんだよ。命をどう使うか
考えた末の事なんだよ」と浴衣外人に話した。
あまり、口数が多くない祖父だったし、記憶が定かではないけど、
ほとんど家にホームステイに来たアメ留学生とも会話してなかったが
祖父の言動にちょっと戸惑ったけど、何かを感じたのかごはん食べながら泣いていて、
次の日から帰るまで、祖父べったりになった。
俺はちょっと嫉妬したけど、帰る間際に親日を誇っていた彼が
「日本の心に少し近づいたような気がします」と言い残して帰って行った。
その浴衣外人から祖父の命日に毎年はがきが来て、
祖父が言った言葉をつたない日本語で書いてくる。
「命はどう使うかがたいせつ」この文章が一昨日届いた。
胸が熱くなったので投下した。反省はしない。