10/01/14 09:08:08 7+8NjJY8
だいたい日本人は、水について無頓着な人が多い。
いまだに「日本は水資源が豊かな国だ」と勘違いしている人が多いことでもそれがわかる。
実際は日本人が水に困らないのは、農産物の形で他国の水(仮想水)を実質的に輸入しているおかげである。
野菜を作るのにも、肉を作るのにも、あるいは化学製品を作るのにも膨大な水が要るのである。
国内で必要な水の半分以上をそうした形で買っている「水輸入大国」である日本は、それ(仮想水)がなければあっという間に干上がってしまうのが現実である。
1億3000万人を養うだけの真水が、この国土には存在しないということだ。
穀物自給率を上げるべきという声には私も賛成だが、それは同時に相当な量の「農業用水」が必要になるという意味でもあり、水不足にどう対処するかというやっかいな別問題の登場を意味する。