09/10/28 02:08:19 zRPkBEKh
■城彰二がW杯全敗でフランスから帰国した際、空港で水をかけられ、生卵をぶつけられた。
これを友人から聞いたカズは、城に電話をかけた。
「水をかけられたということはお前(城)がみんなにエースと認められたということなんだぞ。
俺だってブラジルでファンにドラム缶を投げられたんだぜ。挫けるなよ。お前はまだ先を目指すべき男だよ」
自らが失った代表の座。そのライバルだったFWに対してこんな激励の言葉を
かけられる男、カズ。本当にサッカーが好きなんだな、と思った。
■カズはJリーグ開幕の頃、バカなマスコミが「野球は時代遅れ」と言ってた頃、
「僕は野球好きですよ」とテレビカメラの前でヴェルディの選手達とキャッチボールしてた。
俺、カズの人柄があのときから好きになった。
■カズは里帰りするたびに、実家の近所の老夫婦がやってる紳士服店で
スーツを仕立ててるらしい。どんなイタリア製のスーツよりもいい着心地だとか。
子供の頃よく老夫婦にアメ玉をもらっていたというカズいわく、
「もらったアメ玉と同じだけの数、同じだけの色のスーツを仕立てるつもり。
俺がサッカーを続ける限りね。だって世話になったんだもの。」
■「ワールドカップで優勝するのはどこの国ですか?」
「サッカーを一番愛している国が優勝するよ」
■「成功した時にスポーツ紙の一面になるのは普通の選手。
失敗した時にスポーツ紙の一面になる選手は限られている。
一面で失敗を取り上げられ叩かれることに誇りを持てばいい」
(1998年柔道の田村亮子選手(現・谷亮子選手)がイチロー選手との対談で
「カズさんに言われたこの言葉を思い出すと心強くなる」と語った)