09/08/21 02:53:21 YSZMiHr8
人間の生のあり方は、おおまかに三つあって、
1:生物学的性(sex)
生まれついての性。多くの場合、戸籍上の性。
2:性自認(gender identity)
心の性。「自分は男性(女性)である」という自己認識のこと。
3:性指向(sexual orentation)
性的な意識の向かう先。いずれの性別を恋愛や性愛の対象とするか。
生物学的性や性自認に左右されない。
この3つは基本的に、自分の意思で主体的に選択できるものではない。
これらの組み合わせで、性的アイデンティティが決まる。(以下は一例)
性別=男 性自認=男 性指向=男 同性愛の男性(ゲイ)
性別=女 性自認=女 性指向=男 異性愛の女性(ノンケ)
ちなみに、異性愛か同性愛かは「性自認と性指向の関係」で決まり、
生物学的性は関係ない。
GID(性同一性障害)は「性自認と生物学的性がずれているため不快感
が生じる」人を指す。
例えば、「体は女(生物学的性)だから胸の膨らみはある。けれど、それ
が気持ち悪いし、嫌だ。それに自分は男(性自認)なのに、どうして男性
器がついていないんだ?」といったように。
そして「性別=女 性自認=男」な人をFtMと言い、性指向=男なら同性
愛のFtM(ゲイ)だし、性指向=女なら異性愛のFtM(ノンケ)となる。
つまり、GIDは「生物学的性と性自認の関係」で決まり、「性指向は関係ない」。
ちなみに、違和感を異性装で我慢できる人もいれば、性転換手術が必要
な人もいる。