09/09/24 20:14:00 gBwwY6q0
>>450
カルピスは、昭和40年代までは創業者の三島海雲のポリシーもあって、濃縮タイプを瓶詰めで販売するスタイル一本やりで、
事業を多角化する山っ気は余り出さなかったんだ。
普通なら何か保険になる程度のサイドビジネスは考えるもんだが、
当時大衆向けには合成着色料で色づけした粉末ジュースみたいなのが幅を利かせてたから、
カルピスは高級な健康飲料として手堅い商売やってられた。贈答品市場での人気も高かったし。
粉末ジュースは昭和40年代の消費者運動によってえらく叩かれて駄菓子屋の片隅に追いやられたが、
代わって、コーラに始まる清涼飲料水の多様化が、昭和50年代以降のカルピスを一時的危機に陥れた。
カルピスソーダとかフルーツ味各種の登場は、一種のあがきだったんだな。