09/07/03 23:17:34 WHfF7ubP
スレや、和製英語と聞いて思い出した話をしてみるよ。
週1回、英会話の先生に自宅に来てもらって
子供と一緒に授業を受けていた女性の話だ。
その先生は普段は大手の英会話教室で働いているイギリス人の男性で、
知り合いの紹介でアルバイトとして来てもらっていたんだと。
授業の前半はひとりひとりが英語で近況報告、後半で文法やイディオムを習うというのが
いつものスタイルだったそうだよ。
ある日の授業で、先生が週末に行ったバイキングレストランの話をしていた。
「I went to a viking restaurant...」という調子で。
彼女はその話を聞いていて、何か違和感があったそうだ。
しばらく何がおかしいのかわからなかったんだが、
そのうち「バイキングレストラン」は和製英語じゃなかったかということに思いあたった。
彼女がそれを先生に指摘すると、先生もすぐに誤りに気づいて謝ってくれた。
その先生は5年間日本に住んでいて、奥さんは日本人。
何か言おうとする時に、日本語が先に頭に浮かぶことさえあるんだと笑いながら話していたそうだ。
みんなそれを微笑ましい話だと感じたんだが、
後日、彼女はちょっとシビアな話をその先生から聞いたんだという。
日本語ができるようになってくると、
ネイティブらしさが失われてしまうということで
英会話教師としての評価を下げられがちなんだそうだ。
それが理由で故郷へ帰っていった同僚も多いが
自分はこの先もずっと日本で暮らしたいから、
日本語の能力をもっと伸ばして大学入試の模範解答を作れるくらいになって
キャリアアップしていきたいんだ、と将来設計を語ってくれたそうだよ。