09/05/27 10:11:32 zX5iuhjA
彼女の家に遊びに行った。玄関に入るとむこうの母親が出迎えてくれた。と同時にその背後
に腕組みをした彼女の父親が。俺を見るなり、ハァとため息をついて奥に引っ込んでしまった。
彼女の部屋で静かに話をしていると、彼女の母親が「ちょっといいかしら、お話があるの」と下の
部屋に呼ばれた。部屋のソファには厳しそうなお父さんが座っていた。とりあえず席につくと、彼
女の母親がこう口火を切った。「将来はどうなさるおつもりなの?」
突然の質問にあたふたとしつつ、「いや、真剣に考えてます」と答えてしまった。「真剣なんてあた
りまえです。具体的におっしゃってちょうだい!」と強く言われた。自分は必死に「え、大学を出た
後はもちろん就職しまして、みち子さんとの事は真剣にお付き合いをさせていただきます」と答え
た。
母親「就職?ちゃんとしたところに就職出来るの?」
俺「え、あ、はい。努力して・・」
母親「就職出来るっていう保証はあるの?」
俺「ほ・・保証といわれましても」
母親「保証はあるんですか?保証がないの?」
俺「とくに保証というのは・・」
母親「保証はないのになんでそんな適当なことやってるのかしら、じゃいいです」
と一方的に交際を断られてしまった。