09/03/17 20:51:33 pJ+B5t5D
お待たせしました。
せつない話スレで昔見た、コスメショップの店員の書き込み。
毎日夕方ごろに店にやってくる知的障害者とおぼしき女の子がいた。
おそらく近くにある障害者作業所に勤めてて、帰宅途中にここに寄るのだろう。
その子は買い物するわけでもないが、邪魔になることもなく
「きれい」「いいにおい」とニコニコ嬉しそうに店内を見てまわってた。
その様子が可愛らしく、ときどき口紅やマニキュア・香水などを付けてあげると
パッと顔をほころばせとても喜んでいた。
そんなある日、彼女はいつものように口紅(サンプル)を手にとって見ていたが、
うっかりその口紅を折ってしまう。
突然、彼女はパニック状態に。
大声で泣きわめきながら、手に付いた口紅を何度も壁になすりつける。
店員はそれを止めようとして、とっさに「ちょっと!何するの、やめてよ!」
ときつい口調になってしまった。
女の子は激しく泣きわめきながらそのまま店を走り出て行ってしまった。
それ以来、彼女は店に来なくなった。
悲しそうな顔で、遠くから窓越しにそっと店内を覗き込むだけ。
その店員は何度も「大丈夫だよ、入っておいでよ。」と明るく招き入れたが、
彼女はあわてて逃げ去ってしまう。
『サンプルを壊したり、店を汚す人は他にもいる。それなのに、彼女だけをきつく叱り付けてしまったのは
私に差別の心があったのではないだろうか?』
と、店員は自分を責めて悔いている。
こんな内容でした。
微妙にスレ違いでおそまつ。