09/02/24 13:29:30 yi1lZjIa
>>286
よく、昭和40年代が日本の一番いい時代として、ノスタルジックで語られるけど
あの頃は周囲の人間関係が密で、適度な向上心と適度な慣れ合いとのバランスが良かったせいだと思う。
庶民は家にカギもかけず暮らして、近所の人間は自由に出入りして上がりこむ。
お茶の間には誰か年寄りがいて、来客をもてなす。
今の感覚からすると、ずうずうしく、過干渉な人間関係だけど、
家の中で孤独になる時間は誰ももてず、誰かしらと関わりあっていた。
今の日本人が少しも幸せそうに見えない点がそこ。
親は仕事と自分の楽しみに追われ、家庭には子供だけが置き去りで
立派な家をかまえても、来客もなく、誰もいない空間のために働いてる。
昔は「誰かのため」にしていたことを
今は「何かモノを買うため」にしている感じだ。
家、車、家電、ファッション、、、、 それを共有して喜ぶ人間が不在のまま
モノと金に支配されて、カタログ雑誌の奴隷として、脳内素敵な自分世界の構築のために
せっせと働いて、幻想の世界に生きてる。
その幻想世界はどこにも存在しない、カタログ雑誌の見せる幻影。