09/03/22 02:27:14 hzCdaqyb
学校を卒業した後も、彼らは時々私を遊びに誘ってくれた。
食事したりショッピングしたり、普通の事をしながらお互いの近況を報告し合った。
でも、ひととおり近況を報告し終わった後は、私は一人退屈を感じていた。
近況の話は興味深い。でも、その後の、友達が笑ったら面白くなくても笑わないといけない時間は
苦痛でしかなかった。友達の前では私は素の当の自分でいる事は出来ない。
友達が私に対して望む、いつもニコニコした明るい私を演じなければならない。
それなら食事もショッピングも一人でいった方が全然楽しい。友達との食事なんて緊張してるので味なんて感じない。
それでも前までは趣味もなく、休日やる事がなかったので誘ってもらえた時は断らず参加してた。
でも今は趣味(一人で行う)が出来たので、友達と過ごす時間がもったいなく思えてきて、誘いを断りがちになっている。
そしたら友人が一人ずつ消えて行った。でも私はこの事態を寂しいとは思わない。むしろせいせいしている。
しかし親は言う。分からない事があったとき、苦しいとき、相談に乗って親身になってくれるのは
友達なんだから、ちゃんとつき合っときなさいと。
しかし私は思う。今まで友達に何か相談したとき、親身になってくれた事は一度としてなかった。
みんな上辺だけの返答で、話が深いところまで及ぶと嫌悪感を表情に出して露骨に嫌がられた。
分からない事があったとき、詳しく教えてくれたのは友達ではなくインターネットの検索エンジンだった。
精神的に辛かったとき救ってくれたのは趣味(一人で行う)だった。
世の中には良い友達に出会えた人、なんて事のない和気あいあいとした友達付き合いが趣味な人もたくさんいるだろう。
でも私は今のところそのような友達には出会っていない。
今は仕事をしているので、仕事を円滑に進めるために、性格の善し悪しは無視して、
職場の人とは相手が望む偽りの自分を演じつつ、和気あいあいとつき合っている。
でも学生時代の友人はもう必要ないので、そろそろ全員縁を切って肩の荷を下ろしたい。
大切な人生の時間を趣味と仕事に費やしたい。