09/05/24 17:21:09 Dpypykff
僕は今まで実に数多くのダイエットに励んできた。
そのうちのいくつかは僕を勇気づけたが、別のいくつかは僕を失望させた。
あるいは僕の中に何の変化ももたらさなかったダイエット方法もある。
しかし結局のところ、僕の体重は増えたり減ったりを繰り返しているだけだった。
朝バナナ・ダイエット
半身浴ダイエット
チョコレート・ダイエット
寄生虫ダイエット
…そして僕の手によって作り上げられた、合理的だが無意味な多くのダイエット方法たち。
彼らは僕自身によって僕に立ち向かい、そしてやぶれていった。もちろん、ある一瞬に限定して言えば効果が得られたものもある。
しかし長い目で見ればそれは無意味で無感動なただの労働でしかなかった。
僕という存在はすでに引き返せないところまで来てしまっているのだ。
そしてそれはどんなに努力したところで変えることは出来ないのだ。
そのような事実は僕を少なからずうんざりさせ、虚しい気持ちにさせた。
わずかな運動の対価として大量のスイーツを食べるデブを見たときのような、静かな無力感が僕を包み込んだ。