09/05/01 15:04:25 ViRXAMYU
その音楽は僕の意識の中で少しずつまとまりのようなものを持ちはじめた。
しかし、僕は囁いたものごとがあえて他人に伝えるだけの価値を持ったものなのかどうかわからなかった。
851:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 17:36:08 Ft4AYcfk
アイマイまいん!に間に合いそうにない。
852:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 19:33:38 Ft4AYcfk
結局間に合わなくて、まいんを見逃してしまった。
やれやれ。録画も失敗したようだ。
悔し紛れに僕はオリオンビールを飲んだ。
853:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 22:14:00 G5Vno547
気づけば、5月。
今年に入ってもう4ヶ月過ぎた。つまり、2009年の1/3が終了したってわけだ。
やれやれ。時の流れに身を任せている場合ではない。
テレサテンなど知ったことではない。照れ茶店。
僕はぼんやりとアンコールビールを飲みながらインフルエンザのニュースに耳を傾けた。
そして、第二の故郷であるカナダに思いを馳せた。
854:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 22:19:49 YjPGF9r7
「2009年の1/3が終了した、だって?」
僕はいささか唖然としていった。
よく考えてみれば当然のことなのだが、その時は本当に驚いたのだ。
855:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 22:45:25 G5Vno547
そうさ。2009年の1/3が終了したんだ。
あとの8ヶ月、つまり、これからの2/3を従来のようにコンビニで立ち読みしてそのまま何食わぬ顔で店を出る生活を続けるか、
それとも、心を入れ替えて花に水やるラブソング的な新しい生活を送っていくかは
・・・・君の自由なんだ。
僕はサバンナのライオンに思いを馳せた。
856:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 22:46:10 qrvfDm2x
アンコールビール?
懐かしいな
カンボジアのシェムリアップという田舎町で過ごした一週間
アンコール遺跡を中古のトヨタ、スプリンターで全部案内してくれた気の良いガイド
また会いたいな
857:おさかなくわえた名無しさん
09/05/01 23:25:02 5ISz4csr
会えるさ。
時期が来れば。全ては巡り合わせだ。
それが世の中、そんな風にできている。
今も昔も。
858:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 01:39:18 kpcpZ2Tg
ウィスキーのソーダ割を一口くちに含むと、僕は音楽のボリュームを高くした。
やれやれ。ジャズによく合う酒はウィスキーなのか?
いや、違う。
僕はグラスをテーブルに置き、冷蔵庫からこどもビールを取り出した。
「うん。これに限る」
僕は一気に2本飲み干した。
そして、その空き瓶を手に持ち髪を乱しながら、いささか乱暴にルンバを踊った。
859:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 08:46:42 j0Pa0sEL
僕は一ヶ月ぶりの規制解除にあって、
このスレに書き込みをしようと勇んでスレを開いた。
そしてスレの今の話題を、バチカンで法話を聞く
クリスチャンのように敬虔な気持ちで読み取った。
しかし、そんな僕の気持ちとは裏腹に、書き込むべきことは見当たらなかった。
しかも驚くべきことに、僕はこの文章が村上春樹的であるかも
もうわからなくなっていた。
「これが規制の力なんだ」
カラスが僕のそばでそっとつぶやく。
860:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 10:14:18 kpcpZ2Tg
「規制解除、おめでとう」
僕は、単位が取れずに焦っていたが、一心不乱に勉強した結果、めでたく卒業の日を迎えた不良生徒を祝うようにそう言い放った。
やれやれ。ついに連休に入ってしまった。
今日は土曜日だが、連休に入ったからには、月曜であっても、水曜であっても何ら問題はない。
重要なのは・・・自分の心を休ませることができるか、否か―だ。
僕はおそらく後者の部類に属すだろう。ぼんやりとそう思いながら僕は封を開けた。
そして、返却された履歴書の中で微笑んでいる自分の顔写真をなぜかしら愛おしく感じた。
861:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 15:13:46 tbxjVQiq
「夏に発売の春樹の新作が待ち遠しい。」
「でも、また文芸誌で叩かれるんじゃないかしら。理由なく。陰湿に。徹底的に。」
彼女はいつも一言多い。
862:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 16:03:38 scpxL7bo
「だって、知らなかったんだもの。ねえ、本当なの?その情報は。
ググれとかは言わないで。私はあなたの口から、ちゃんとした情報を知りたいの。」
863:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 16:07:49 scpxL7bo
最後に「よ」も、と。
864:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 16:36:04 T7qJPPeW
君滑らかな光沢を放つロシアンブルーも同然だった。
丸い、しかし限りなく冷たい三日月の瞳をまっすぐこちらに向け僕の返事を待っていた。
僕が即答できなかった理由は君にはわかっていたはずだ。
しかし君は軽い放心状態の中にいるようにも見えた。
そこにはいつもの透明なヴェールがあったのだ。
気がつくと僕は…
865:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 19:21:49 l0wK5UPt
パスタに写生していた。
866:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 20:33:27 kpcpZ2Tg
そして、カルボナーラは瞬く間に口に広がった。
僕はいささか興奮した。
それはなぜかって?
オーケー、教えよう。
カルボナーラが僕の心の柔らかい場所を締め付けたからだよ。
僕はバドワイザーを手にすると、舌にねっとりと絡まったカルボナーラをすべて流し込んだ。
そう。川の流れのように。
僕は天国にいるひばりが酩酊して韓国語で唄っている姿を頭に浮かべた。
867:おさかなくわえた名無しさん
09/05/02 23:03:38 tbxjVQiq
「さすがにそんな夢を見るなんて疲れてるんじゃない?」
確かに疲れている。GWだというのに。
>>862
「村上春樹長編小説1Q84、5月29日発売」
僕は本屋のポップを見て声に出して読んでみた。
なんだ今月じゃないか。
夏ですらない。
僕がいささか混乱しているのは新型インフルエンザが関係しているのかも知れない。
868:おさかなくわえた名無しさん
09/05/03 10:50:17 5rhfg6ah
新作発売は僕にとって、確かに喜ばしいニュースだった。
おそらく原稿はとうに書き終わり製本も終わり、
出版社の倉庫の中で、遠足を前にした子供のように
発売の日を待っているのだろう。
しかし同時に、悲しいニュースもあった。
忌野清志郎さん死去。僕はニュースを見て呆然とした。
僕はキャンドルを灯し、今日一日は彼のために喪に服そうと思った。
869:おさかなくわえた名無しさん
09/05/03 12:05:55 SHMrhIL1
58歳・・・親と同じだ。
はじけた派手なロック。
しかし、なぜだ?
清志郎は復帰したのではなかったのか?
僕は彼のパフォーマンスが好きだった。頭から突き抜けていくような高飛車な切ない声。そして無駄な動き。
それらを思い出しながら、僕はUCCブレンド117をカップに入れた。
コーヒーはいつもより渋く苦かった。そのためか、僕は思わずミルクを手にしかけたが、止めた。。
今日は多少胃に悪くてもブラックコーヒーでいい。。
なぜなら、これはロッカー清四郎への最後の祈りなのだ。
870:おさかなくわえた名無しさん
09/05/03 21:57:36 SHMrhIL1
やれやれ。
朝にブラックでコーヒーをおかわりしたせいか今頃になって胃がキリキリと痛む。
僕はゲップを連発させながら台所に向かい冷蔵庫を開けた。
「 これだ 」
僕はピルクルを取り出しグラスに注いだ。そしてゴクゴクいいながら飲み込んだ。
乳酸菌は清志郎の音楽のように愉快に僕の胃腸の中で踊り出している。
871:おさかなくわえた名無しさん
09/05/03 23:02:37 Ngl1K7Ft
彼女は言った。
「ありがとう。」と。
清志郎に。867に。
「ねえ、今夜はここで寝かせてもらってもいいかしら?一人になりたくないの。いやな夢を見たくないから。」
僕は少し考えてから、うなずいた。
時間はいつもと同じようにゆるやかにと流れていく。僕は耳を澄ませる。
彼女は眠りについたようだ。
彼女は眠りながら、鼻歌を唄っていた。
僕はその鼻歌と一緒にハミングした。
872:おさかなくわえた名無しさん
09/05/03 23:46:24 /2P+uU/K
「素敵だ」
と僕はつぶやいた。
人々は大きく僕を避けて歩いていた。僕は都心の喧騒の中にいる。
最も多くの人間が日々を過ごし、あらゆるものごとが生産される場所に。
そして最も相互理解というものが陳腐に扱われる、孤絶された場所に。
僕はそのパラドキシカルで巨大なシステムの中に取り残され、ぼんやりと立ちすくんでいる。
僕は彼らと同じように、静かに歌をハミングした。彼女の静かで穏やかな寝顔を想像しながら。
でもその世界への入り口を見つけることはできなかった。
ただ人の波が、さらに大きく僕を避けただけだった。
想像することはできる。でもそのイメージの中に、僕は含まれていない。
僕は一人だ。そして、想像力がその事実を否応なく突き付けている。冷酷に、そして無意味に。
873:おさかなくわえた名無しさん
09/05/04 15:40:34 fC/GBw/H
中産階級的住宅地にある2階建ての家。庭には真新しいプジョーが止まっていた。僕は3年半ぶりに帰ってきたのだ。
大きく呼吸をし、慣れた匂いを嗅いだ。
変わっていない。ここはなにも変わっていないのだ。
リビングに行き、無造作に置かれていた郵便物に目を通した。
「おかえり。」
振り向くと、そこには丁度コーヒーを淹れていた父が笑顔でこちらを見ていた。
「お前も飲むか?」
僕は父に違和感を感じた。
その原因に気づくのには、少しの時間が必要だった。
僕はそこに立ちすくんだまま、言葉というものを失っていた。
久しぶりに会った父の瞼には、セロハンテープであろうあきらかに不自然な二重がしっかりと、そしてくっきりと造り出されていた。
874:おさかなくわえた名無しさん
09/05/04 18:51:14 yjUklh9W
「もしもしワタヤノボルさん。ユミヨシです。
明日に夕食会をする予定だったドルフィンホテルの羊博士のことなんですが、
決定的な局面を迎えた重要な会議に出席するため急遽東京へ行かなければならなくなってしまい、
ワタヤノボルさんとの夕食会が今度の木曜日に延期されるとのことです。」
「わかったよ。知らせてくれてありがとう。ユミヨシさん。
そういうことなら、私の帰りの便を別のに変えてもらえるかな。
明日の会議のついでに、立ち寄ってみたい所があるんだ。」
「承知いたしました。航空会社にすぐに連絡を取ります。
うまくいけば、変更便について今日の午後にはお電話できると思います。」
やれやれ、英会話教材の例文に村上作品のキャラクターを登場させるだけでそれっぽくなるな。
875:おさかなくわえた名無しさん
09/05/04 21:26:46 Tes/+6O/
ホテルに入ると、マユミと僕はいつものごとく裸になり、
お互いの生殖器を重ね合わせ狂ったようにダンスをした。
876:おさかなくわえた名無しさん
09/05/04 22:46:22 8pOKxUkd
「生は危険よ
私たちの関係はコンドーム一枚隔てたものなのよ、そうでしょう?」
僕は残っていたワインを一気に飲み干した
まるで心の渇きを潤すように
877:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 08:45:10 w0aOZ3e7
マユミと僕はもう一度ダンスをした。
いつものように恍惚状態になり、その背中にカルピスを飛ばした。
878:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 09:24:34 HU+rP/fG
カルピスサワーを飲み過ぎたコズエは、唸りながら寝室に行った。
そして、1分もしないうちに深い眠りに入った。
僕はいささかガッカリした。
これからの展開にすべてを懸けていたからだ。もし順調に進んでいたならば、今ごろ僕らは濃厚な、しかし淡く儚い時間の中にいるはずだったのだ。
散乱した缶や瓶、マヨポテトの袋を拾い集め、ふと窓の外を見ると、すでに明け方だった。新聞配達のバイクのおっちゃんが重たげに走っている。
僕らは、じつに9時間もの間、お酒を飲み交わしていたってわけだ。
そう思ったとたん、胃が激しくムカついた。
879:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 10:40:43 HU+rP/fG
やれやれ。マーライオンしてしまった。
僕はシンガポールに行ったことはないけれども、マーライオンの気持ちを少しだけ理解できるような気がした。
彼は、ただむやみやたらに水を吐いているわけではない。吐き捨てる、その行為には悪いものや毒を排除して健康を保つという意味があるからだ。
すなわち、彼は類稀なるヘルシー志向の持ち主ってわけさ。
次の瞬間、僕は自分の背中にヒヤリと冷たいものを感じた。後ろを振り返るとコズエがマーライオンと化していた。
僕はすべての意味合いにおいてマーライオンを愛した。
880:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 11:59:17 1M+qHM2z
「今日はJK?」
コズエは突然暗号のような言葉を口走った
その言葉には些か馴染みがあったが僕は目の前に落ちている缶を一個一個丁寧に拾い集めることにした
「そうかもしれない」
881:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 12:37:29 w0aOZ3e7
ホテルに入るなり、ユミと僕は衣類を脱ぎ捨てて、お気に入りの船をこいだ。
櫂が折れて、一瞬で飛んだゴム片がユミの頬をかすめ、
カルピスの白濁した飛沫は処女の腹を飛び越えて首筋を濡らした。
882:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 13:08:55 lyYZOBeP
「マ抜けね」
883:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 21:36:57 07mAI+5V
「オグシオの国をあげた試合も、短いスカートからもしかしたら見えるんじゃないかってことばかりを見てるんだもの。本当、ばかみたい。
かわいいあの娘は純粋だって信じてる。
女の子だって、あの人のことを考えながらするのよ。
あなたはなんにもわかってないのね。」
884:おさかなくわえた名無しさん
09/05/05 23:31:33 HU+rP/fG
やれやれ。今日は立ちっぱなしだった。祝日なのに。
かかとが痛くてしょうがない。
僕は仕事おわりにコンビニへ寄った。24時間営業のあの利便性に富んだ店のことさ。
そこで、酎ハイや弁当、明日のブレックファースト用にパンをカゴに入れた。
店員がいつものように微笑みながら「温めますか?」と聞く。
「お願いします」と僕。
しかし、彼は自分では気づかないのだろう。
乱暴に菓子パンを袋に入れた。言いたい、けど、言うには値しない。僕は所在なげに店を後にした。
仕方ないさ。これがメロンパン的新自由主義 ライフというものだからね。コミュニスト寄りの僕にとっちゃあ多少悲しいものがあるさ。
885:おさかなくわえた名無しさん
09/05/06 17:22:48 Uemet4eu
「最終日か・・」
僕はポツリとつぶやいた
いつまでもあると思っていた休日も今日で終わり
この連休、僕は何をしていたのだろうか?
思い起こしても、ただ怠惰で安穏としたいつもの休日を積み重ねただけ
これといった特別なことをしていない
まるで与えられた作業だけをこなすFA機器のように
僕は同じ休日を繰り返す
やれやれ、いつもこうだ
886:おさかなくわえた名無しさん
09/05/06 20:29:19 Yb23+Lgd
「ねえ、ここの部屋には1日でどのくらいの人が訪れると思う?」
彼女は言った。「もしかしたら、わたしとあなたしか来ていないんじゃないかって、ふと思ったの。
こんな風にGWという日々をこの部屋で過ごしてしまった自分に、とても不安を感じるのよ。」
887:おさかなくわえた名無しさん
09/05/07 10:58:06 JZ5W/CS7
3~4年前の同スレに携帯電話と沈黙をテーマにした投稿があったのだが、
あれ秀逸なのでだれか思い出して書いてくれ
携帯電話の発明は孤独を生み出した
誰も用がないから象のように眠っているとかってやつ
888:おさかなくわえた名無しさん
09/05/07 22:09:17 DEsziJ9/
888を僕はゲットした。
889:おさかなくわえた名無しさん
09/05/07 23:44:07 19UStfxX
やれやれ。疲れた。なんだか眠くなってきた。そろそろ寝ることにしよう。
5月とはいえ夜は寒い。
僕は寝冷えをしないようにモモヒキを履いてそっと布団に入った。
それから何時間熟睡しただろう?僕は不意に目を覚ました。そう、不意に。
薄明かりの明け方ではあるが、起きる時間ではない。
いったい全体何が僕を起こしたのか-?
その理由を知るのにそう時間は掛からなかった。
オーケー、答えよう。
生温かい布団の中から鼻の機能が麻痺してしまうかのような悪臭いが漂ってきたんだ。
僕は朝になると、黄色に染まった布団を天日干しにして、町中に僕自身の香ばしい匂いをお裾分けした。
890:おさかなくわえた名無しさん
09/05/08 20:12:54 NOGGRqgP
「いい香りがして、ついついたくさん買ってきちゃった。」
彼女は紙袋いっぱいに入った串焼きチキンを持って、少し悲しげな表情を浮かべていた。
僕は彼女が買ってきた串焼きチキンを皿にあけ、コカ・コーラZEROをグラスに注いだ。
「体の具合でも悪いの?」
最初は小さな声で、それからもう少し大きな声で。
僕は彼女がなぜそんなことを聞くのか、わからなかった。
「明日はお休みね。潮干狩りに行きたいのだけれど、よかったらどうかしら?」
彼女はどことなくまぶしそうな目で窓の方を見つめていた。
891:おさかなくわえた名無しさん
09/05/08 21:09:13 6V+w8SZi
SAPPORO生は麒麟ほどではないが、キレ味が鋭くコクがある。
僕は残りの一口を半ば無理をして飲み干した。そして鈴木雅之の歌声から始まる土曜劇場に目を向けた。
西村京太郎スペシャルが始まった。
間もなく、薄暗い空の下での殺害現場が写った。
892:おさかなくわえた名無しさん
09/05/08 21:15:45 N0oqXEV8
「村上君、麻薬持ってたよね」と彼女が言う。
「メンソールならある」と僕は言う。
「新聞に君が麻薬持ってたって書いてあったよ」と彼女は僕を問い詰める。
「それは角川だ」と僕は言う。やれやれ。
893:おさかなくわえた名無しさん
09/05/08 22:23:16 p0bEsVaf
「ここで春樹の新作を知って感謝してるわ」
「ハルヒ?」
「うふふ、まだ酔ってるのね。村上春樹よ」
894:おさかなくわえた名無しさん
09/05/08 22:41:09 N0oqXEV8
「ここで春樹の新作を知って感謝してるわ」
「やれやれ、やっと出たね」
僕は彼女がうんこと勘違いしないかを気にしながらさらにたずねる。
「で? タイトルは?」
「夜明け前(※)」
(※)この作者の本名が……
895:おさかなくわえた名無しさん
09/05/09 22:09:33 bJ6g5yKR
SASHIMIはテイスティだ。
鮪は舌の上でまるでアイススケートのように滑らかにとろける。鯛はコリっとした歯ごたえを感じさせつつ大和撫子のような淡泊さを残す。
そして甘エビ。この甲殻類は外見が堅いのに、中身は柔らかくて甘い。つまり、ツンデレだ。
僕はこれらSASHIMIをWASABIという鼻くそのようなグリーンペーストとンインースを付けて食した。
896:おさかなくわえた名無しさん
09/05/10 08:59:09 bi1f4VAf
今朝も晴れている。
嬉しいようで嬉しくない
悲しいようで悲しくない
そんな気分さ。
オーケー、今日は日曜日、そして母の日だ。僕の記憶が確かならね。
やれやれ。彼女のためにまだ何も購入していない。
というのも、わからないんだ。まったくわからない。
いったい何を-・・・
そう、何をもってこのスレが進行しているか。
僕はパリパリに凍らせたカーネーションをこの手で粉々にした。そして、そっとドナウ川沿いを歩く。時には競歩のように小走りで。
897:おさかなくわえた名無しさん
09/05/12 14:14:39 5Fg8zpdy
やれやれ。気づけば連休はとうの昔に終わってしまった。
なんて早いんだろう。
一時は騒然としていたのに、あっさりと幕を下ろした・・まるで一連の草なぎ事件のようだ。
日本人は気持ちの切り替えがじつに早い。
10日、僕は地元でそこそこ人気のあるデパートに行った。
そこで、不思議なものを目にした。入り口のウィンドウに何も飾られていなかったのだ。そして中にこんな看板があった。
「準備中」
それを見たのは当日の夕方だった。母の日ギフトの催しはすでに終了したのか、あるいは、もともと施されていなかったのか。すでに父の日に向けて動き出しているのか?
未だ不明だ。
これだから地方はバカにされる。そう思った僕はいぶりがっこを音をたてながら食べた。
898:おさかなくわえた名無しさん
09/05/12 19:15:12 tt3u9Ant
「いぶりがっこ。
いぶりがっこ。」
彼女は2回繰り返した。
「なつかしいわ。わたしが初めてバーへ行ったとき、こんなものがあるんだよってマスターが出してくれたの。
いぶりがっこ。
とても素敵な風味に感動したのよ。
新潟だったかしら?それとも秋田?
・・・それとも、パリ?」
「いぶりがっこ。いぶりがっこ。」
「そいやっ。いぶりがっこ。そいやっそいやっ。。」
僕たちは阿吽の呼吸で、その言葉を口にした。
899:おさかなくわえた名無しさん
09/05/12 22:58:38 5Fg8zpdy
いぶりがっこの歯ごたえと鼻から抜ける芳醇な香りは病みつきになる。
いぶりがっこは、その可愛らしい名前とは裏腹に、渋い旨味がある。
まぁ一口試食してみればいい。きっと君もいぶりがっこの虜になるはずさ。
もはや普通のタクワンじゃ物足りない...そうなったら、君はもう帰らぬ人となる。
900:おさかなくわえた名無しさん
09/05/12 23:10:27 FiYJnRui
「いぶりがっこ」
2ちゃんねるで目にしたその言葉に、僕はまるで
ロンドンのカムデンタウンで源義経に出会ったような
-それがあり得ることかどうかは別にして-奇妙な戸惑いを覚えた。
いぶりがっこと言えば、僕の故郷の食べ物なのだ。
その単語を、まさか2ちゃんねるの、村上春樹関連のスレで見るとは思っても見なかったのだ。
「知ってる?秋田県はね。お客さんがいらしたとき、
お茶請けのお菓子の代わりに漬物を出すのよ」
僕は彼女の言葉に、黙ってうなずいた。
そんなこと、痛いくらいに知っているのだ。
901:おさかなくわえた名無しさん
09/05/12 23:17:18 dmQMfXoZ
「『いぶり』はわかるよ。でも『がっこ』って一体全体どういう意味なんだい?…」
「学校のことかな?いやそんなわけないよな…」
僕のつぶやきは虚空の中に漂っていつの間にか消えてしまった。
902:おさかなくわえた名無しさん
09/05/13 00:56:08 41y6RFcE
翌朝、僕は米を炊き、いぶりがっこピラフを作った。
午後3時、ヘイゼルナッツ・いぶりがっこにコアントローをかけて食べた。
僕は再び太りつつある。
903:おさかなくわえた名無しさん
09/05/13 08:27:11 kTsfPBKi
僕といぶりがっこの出会いは某チェーン店の居酒屋だ。
僕は友達と飲みにやってきた。彼女はメニューを開くと同時にこう叫んだ。
「あー!いぶりがっこがある!」
僕はキョトンとした。見ると、何ら目新しくない、地味な風体の漬け物だ。
彼女は注文した。そして僕はいささか不安な気持ちでゆっくりといぶりがっこを口に運んだ。「コリコリカリカリコリコリ・・」僕は美味しさのあまり残りのビールを一気に飲み干し、いぶりがっこをさらに2つ追加注文した。僕はまた土間土間に行くつもりだ。
904:おさかなくわえた名無しさん
09/05/13 12:30:02 OFWhM8G5
がっことは、漬物のことを指す秋田の方言だ。
しかし、いぶりがっこは旨い。
905:おさかなくわえた名無しさん
09/05/13 18:15:25 vwe8D2l9
「一体何を考えているの?」と彼女言った。
「フェルナンデス、あなたはいつも訝しげな顔をしているわ。」
ぼくはうなずきながら、できたてのアンチョビのピッツァをナイフとフォークで切り分けていた。
「たいした事じゃない。たた、故郷のことを思い出していたんだ。どうでもいいようなことをね。」
「とてもお腹が減っている。」と、ぼくは言った。
906:おさかなくわえた名無しさん
09/05/13 18:56:15 kTsfPBKi
「そうなんです、フェルナンデス」
僕の友人の一人、フェルナンデスはスペインに在住だ。
マドリードだったような気がする。マドレーヌでないことは確かだ。
ともかく、彼はそこに住んでいる。そして今、彼は教師をしているそうだ。担当は美術そして数学。彼は博識だ。
ちなみに、現地にはゆとり教育といった意味不明な行政主体の政策はないと言う。
僕はぼんやりといぶりがっこを噛みながら教壇に立つフェルナンデスを想った。彼はサグラダファミリアのように厳然としているに違いない。
907:おさかなくわえた名無しさん
09/05/14 00:39:24 8iIJWEEL
翌朝、僕は早起きをして時間を掛けてコーヒーを煎れた。
お湯が沸くのを待つ間にセキララのアナログをターンテーブルに乗せ針を落とした。
土曜日の午前7時、僕は再びベンジーに侵されつつある。
朝食を食べたら猫に餌をやって、ギターを弾こう。
ハートにヒビが入るほど綺麗な物語。
908:おさかなくわえた名無しさん
09/05/14 08:04:48 /gcBncDc
やれやれ、実写化だそうだ。
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
909:おさかなくわえた名無しさん
09/05/14 11:47:57 hmCUSteq
悪くない。
910:おさかなくわえた名無しさん
09/05/14 14:23:15 NwTO4MAT
やれやれ。
ワタナベ役に松ケンとは。相応しいような気がするが、誰か他にもっと適当な人がいそうな気もする。
う~む、僕にはわからない。
恋人役は凛子でなく小雪をもってくれば良かったのな。
しかし、結局、そんなことはどうでもいい。僕の知ったことではない。
そもそも、実写化にどんな意味合いがあるというのだろう?
それが疑問だ。
僕はいぶらがっこを頬ばり、空を見上げた。
911:おさかなくわえた名無しさん
09/05/15 18:41:02 NQruibkD
,,,,,,,,,,,,,,,
/ ,,,, ,,,,\
| ・ ・ | マユミは僕のいる課に転勤して以来、
| ⊃ |ストッキングを穿かなくなった。
\ ー /
912:おさかなくわえた名無しさん
09/05/15 18:52:28 fXvcKWp8
ハゲてないよ
913:おさかなくわえた名無しさん
09/05/16 10:53:12 jKnzE1iY
「ノルウェーの森実写の件だけど…」彼女はナイフとフォークをミズハラキコの写真に突き立てながら君は言葉を続けた。
「この役は、私が演じるべき役だと思うわ。だって私は<記号>と<象徴>の違いを200字どころか20字以内で説明できるもの」
と口元を小さく拭きながら微笑んだ。
「君には…現実検討能力が有り余る程にあるんだね」
首を振り僕は宇宙に心を飛ばしながら、彼女の匿名的空間から目を背けたのだった。
914:おさかなくわえた名無しさん
09/05/16 20:03:22 xuKo5P/m
やれやれ。僕はまたキャンバスと向き合った。
それは、数ヶ月前に描いていた絵だ。嫌気がさして放棄していた。
その街はノルウェイではなくリヨン。
僕はまるでゴッホのように眉間に皺を寄せ、筆を握った。そして、イエローとブラックを中心に惜しげもなく塗りたくった。
この夏の終わりには仕上げるつもりだ。
僕は氷結を飲みながら遠藤周作もいたリヨンの街を想った。
915:おさかなくわえた名無しさん
09/05/16 23:58:38 j7Gcs5E8
「あの塔のへつりはすごかった。」
「へつり?」
彼女は濡れた冷たいタオルを僕のおでこに乗せ、あたためたミルクを飲ませてくれた。
「忘れたのかな?リヨンさ。」
彼女は優しく微笑んだ。
「ふふ。塔のへつりは福島よ。あなたは風邪をひいたのよ。これを飲んだらゆっくり眠るといいわ。」
「そうだね。」と僕は言った。
体がとても重い。
意識がぼんやりと遠退き、感覚的な表情を失っていった。
916:おさかなくわえた名無しさん
09/05/18 18:27:24 p3wPIrFI
松ちゃんが出来婚らしいわ。
彼女は悲しげに言った。
917:おさかなくわえた名無しさん
09/05/18 20:53:57 FFFwS32Q
僕は出来婚という言葉をしばらく口の中で転がしてみた。
「悪くない」
918:おさかなくわえた名無しさん
09/05/18 22:27:15 dUJu6pZt
彼女はインスタントコーヒーにクリームを入れ、音を立てずにスプーンでかきまわし、飲む。
「わたしはあなたが好きよ。でもまっちゃんはもっと好きなの。」
「ズゾゾゾゾ。」
僕は少し酸味の強いそのインスタントコーヒーを大きな音を立てて飲み干した。(´・ω・`)/~Оショボーン
919:おさかなくわえた名無しさん
09/05/18 22:48:36 irz0phbV
知らないということは、知っているということより少しましだなと思った。
920:おさかなくわえた名無しさん
09/05/18 22:53:53 0hEHRfag
「私、妊娠したの」
やれやれ
僕たちの間にそんなことがあったかい?
「松ちゃんの子供よ」
921:おさかなくわえた名無しさん
09/05/19 01:05:40 WOoCn+kO
(´・ω・`)ショボーン
僕は出来立ての熱いインスタントコーヒーを音を立てずに一気に流し込んだ。
その熱くすこし酸味のあるインスタントコーヒーはじりじりと熱を喉に刻み込み、僕のこころにまで侵食していった。
922:おさかなくわえた名無しさん
09/05/19 23:59:49 mGUAW1ZX
そんなこと可能なのかい?
熱いコーヒーを音も立てずに一気に流し込むことをさ。
もし、君が本当にそんなことしていたら、2ちゃんに書き込みなんかしていられない。
舌を火傷しているか、胃腸を壊しているはずだからね。
富士の置き薬に手を伸ばしていたはずだろうよ。
やれやれ。もうこんな時間か。僕はミキプルーンを舐めた。
923:0
09/05/20 02:05:32 YOlDkUkb
目が覚めると午前2時になっていた。
僕はキーボードに手をのせたまま眠ってしまったらしい。
やれやれ。あそいやそいやそれそれ。
僕は目を覚ますためにきりっと冷えたピナ・コラーダを飲んだ。
再び眠気がやってきた。
僕は眼を閉じて、その深い眠りに身をまかせた。
倖田來未は『激しい羊水』を唄いつづけていた。
924:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 08:09:17 1jcDQSkI
ツヨポンが28日から復帰するらしいわよ。
彼女は複雑そうな顔で言った。
925:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 11:46:29 KvPZfEd0
裸 で 何 が 悪 い
裸 で 何 が 悪 い
僕はゆっくりと口を開きながらつぶやいた。
「裸でも、いいとも」
彼女はそう言い残して姿を消した。
それが彼女を見た最後だった。
まだ28日まで時間がある。
そう思いながら付けっ放しのテレビのチャンネルを
ガチャガチャと音を立てて回し
左手の熱燗の鬼殺しをそっと口に運んだ。
926:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 14:47:10 OVk2EtQa
「そのテレビのせいなの」
チャンネルを廻す僕の背後から、全裸で家事をこなしていた彼女が話しかけた。
「つよぽんは、その、ガチャガチャと音を立てながらチャンネルを廻す
アナログテレビを世の中から抹消する役目を演じることに苦しんでいたの」
「苦しんでいた?」
「ええ、苦しんでいた。とても」
「つよぼんが」
「つよぼんじゃないわ、ハゲ。つよぽんよ」
つよ・ぽん。僕は右手でチャンネルを握ったまま、残りの熱燗を一気に飲み干した。
927:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 15:17:25 ZlKnLTxR
僕はトーストを食べながら、テレビジョンの画面を見つめていた。
「華麗なる一族って、なんかチープじゃないだろうか?」
さっきまで綾瀬はるかで胸がいっぱいだった僕のこころは、理不尽に静まっていった。
「テレ東のジョニー・デップの吹き替えもなんだかがっかりだわ。」と彼女は言った。
そしてトマトサラダにフレンチドレッシングをかけて、一切れ口に運んだ。
928:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 15:30:13 vdqfxmoB
僕はたまにかっとなってしまう。今もつい、近くにあったコルトレーンをかたどったブロンズ像で相手の脳天をかちわってしまった。
息が止まっている。やれやれ。人間って簡単に死ぬんだというを今、僕は学んでいる。
なのに、僕は勃起している。とても硬く。くせになるかもしれないし、ならないかもしれない。
うまく言えないけど、人殺しって最高にエロチックなのかもしれない。
929:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 22:14:16 +oSKvmbe
「殺した相手に対して勃起しているなんて、精神に異常があるんじゃないの?」
「そうかもしれない」
僕は正直に言った。
「でも世の中にはいろんな考え方の人がいるんだ。
人なんてごまんといる。掃いて捨てるほどいるんだよ。そして僕の存在を脅かすような人物もたくさんいる。
ある人はすばらしいものをたくさん抱えている。僕はその中に手を伸ばして、触れてみたいと思う。
でもそのすばらしいものの中にたった一つ、僕にとってあまりにも有害なものが含まれている。
僕にだけ作用する猛毒ガスの塊のような何かが。近づくだけでその毒気に当てられて一瞬で死んでしまう、そんな何かが。
そんなことを知らずに、彼女はにこにこしながら僕に近づいてくるんだ。僕は彼女をコルトレーンのブロンズ像で殴り殺す。
護身のためなんだ。でも同時に、僕の求めていたすばらしいものも一瞬で失われてしまう。あとには僕の硬い勃起だけが残る」
930:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 22:41:08 KvPZfEd0
そして彼女の手には切り取られたペニスだけが残った。
彼女の人生の中で131番目のペニスだった。
931:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 23:06:36 JnnyuWT9
「やれやれ。君はそんなにたくさんのペニスを集めて
いったいどうするつもりなんだい?」
彼女は僕の純粋で何の罪も無い問いなど
まるで聞こえていないような様子で、切り取った僕のペニスを撫でつづけた。
「あら、どうするもこうするも無いわ。
素敵だから、自分のものにしたいの。
それってとても素直な要求だと思うけれど?」
彼女はやっと僕のペニス(それはつい先程まで、たしかに僕のペニスだったのだ)から
目を離して僕を見た。
やれやれ。彼女がペニスを手放さない限り僕はゆっくりと風呂屋にも行けないわけだ。
そして、僕と同じように風呂に行けない「素敵なペニス」を持つ男がこの世にはあと120人はいるのだ。
僕は少しだけ気持ちが落ち着いたので、煙草に火をつけて彼女の横顔を眺めつづけた。
「ところで、これじゃあ春樹風の「会話」にはなってないんじゃない?」
彼女は突然僕のペニスに興味を失ってしまったようだった。
932:おさかなくわえた名無しさん
09/05/20 23:41:58 zd8tvsc5
インフルエンザの正体はあなたかもしれない
どうして?
女子高生に感染するなんて、そうとしか思えないわ
933:おさかなくわえた名無しさん
09/05/21 02:11:01 DuTb8S6a
やれやれ…僕はまた浅井健一という人の世界観から距離を置くことにした。さっきステレオのゆるやかなカーブを見てたら悲しくなったんだ、ただそれだけだよ。
934:おさかなくわえた名無しさん
09/05/21 08:38:18 jiDCbwKA
やれやれ。また朝か。
近所のおかあさんたちが挨拶しているのが聞こえる。
朝の陽気はじつに気持ちがいい。こんなに温かくどこかヒンヤリする空気は心が落ち着く。
そして僕の願いが叶うならば、ある事を実現させたい。
それはもう実現不可能であるけれども、僕は正直願って止まない。
それは何かって?
オーケー、答えよう。
何のことはない。まぁあれだよ。誰もが日常的に持つ生理的な欲求あるいは現象。
そう・・・・二度寝さ。
935:おさかなくわえた名無しさん
09/05/21 09:04:26 DuTb8S6a
僕はチリドッグを食べながら、ラジカセの液晶部分を目でなぞった。
「浅井健一のソロ名義って、なんかチープじゃないだろうか?」
さっきまで福士久美子で胸がいっぱいだった僕のこころは、理不尽に静まっていった。
「林束沙のベースラインもなんだかがっかりだわ。」とピザ屋に勤める彼女も言った。
そしてメキシカンデラックスにタバスコをかけて、メロンソーダを一口のんだ。
936:おさかなくわえた名無しさん
09/05/21 09:41:59 DuTb8S6a
「もしもしベンジー?藤井努です。
明日に夕食会をする予定だったシグナルズの照井利幸さんのことなんですが、
決定的な局面を迎えた重要なLiveに出席するため急遽東京へ行かなければならなくなってしまい、
ベンジーとの夕食会が今度の火曜日に延期されるとのことです。」
「わかったよ。知らせてくれてシェイシェイ、ジュニア。
そういうことなら、違う別の曜日に変えてもらえるかな。
なんせ今度の火曜日が来たら指先がなくなってしまうんでね。」
「解りました。照井さんにすぐに連絡を取ります。
うまくいけば、真実やクリーブランドでとれたカキについて今日の午後には無言電話できると思います。」
やれやれ、ジュニアも俺達と付き合うようになってからというもの、だんだん頭がイカレてきたな。
カラムーチョを口に頬張りながら健一は思った。
937:おさかなくわえた名無しさん
09/05/21 15:40:42 RUe3ZgeM
「イカれムーチョなのはあなたのほうよ。」と彼女は言った。そして続ける。
「そんなあなたにわたしはどうしようもないぐらい惹かれてしまうのよ。」
彼女は油揚げを一口ちぎって、トンビにやる。
トンビはずいぶんお腹がすいていたらしく、熱心にそれを奪い去り、空高く舞い上がる。
そして急降下し、今度は勃起した僕のペニスを奪い去った。
やれやれ。
938:おさかなくわえた名無しさん
09/05/22 23:20:39 /KESXv9J
「過疎っているわ。」
「過疎っているね。みんな忙しいんだ。」
「そうかしら?」
「きっと新刊が発売されればまた戻ってきてくれるさ。」
「きっと?」
「そう。きっと。」
「ふうん。」
939:おさかなくわえた名無しさん
09/05/22 23:43:47 QFdCnCUW
うむ。僕は昨日受けた面接を思い出した。
嘘をついたつもりはなかったが、いささか支離滅裂な感じだったのは否めない。
そうじゃなきゃ面接官は途中からあんなに態度を変えないだろう。
馬のように長い顔をした彼はそれまでは滞りなく言葉を並べていたのに、急にうつむいて腕を組んだのだ。
やれやれ。不審に思われたのは間違いない。
僕は深いため息をついた後、ジントニックを飲んだ。あらゆる意味合いにおいて僕は苦さを噛みしめざるを得なかった。
940:おさかなくわえた名無しさん
09/05/22 23:55:23 izR/TSMp
ボクはスーパーでシーブリーズを買ってきた。
それは汗をさっぱり洗い落とすだけでなく、シャワールームから出た後も爽快感を長続きさせてくれる。
それが欲しくなる時期になるとスーパーはそれを陳列棚にならべだす。
だからボクは今日それを買ってきた。
しかし今のところボクのシャワールームには弱酸性ビオレが居座っている。
弱酸性ビオレは当然ボクが買ってきたもので、残っているのはボクがまだ使い切っていないからだ。
そう、ボクは一人暮らしをしている。
弱酸性ビオレは使い切るつもりで買ってきたものだが、いつまでに使い切るかは考えていなかった。
今日からシーブリーズを使いたくなるということもそのときは考えていなかったはずだ。
弱酸性ビオレをいったんどこかにしまっておけばいい。
羊男がそう言った。
弱酸性ビオレをいったんどこかにしまっておけばいい。
ボクは声を出さずに羊男の言ったことを繰り返し、そのアイデアを却下した。
どこかにしまっておくことは簡単だが、後でそのことを思い出せる自信はない。
ボクはシーブリーズを洗面台の上にある棚にしまった。
941:おさかなくわえた名無しさん
09/05/23 00:11:46 cD3bHLye
「キミって奴はケチな男だよ。まるでオードリー春日のようだ。」
僕はいささか乱暴にそう言い放った。
暑くなって汗もかく時期になったのだから、何も遠慮することなんて無いんだ。黙ってシーブリーズを使えば良い。
アソコもサッパリ爽快になるはずだ。キミは清々しくお風呂を上がる。そのとき、キミの息子も爽やかな気持ちになる。もとの活力を取り戻してまた元気になるってわけだ。
やれやれ、今年の夏もキミたち親子は大忙しだね。羨ましい限りだよ。
942:おさかなくわえた名無しさん
09/05/23 12:49:33 FeWks7Aa
シーブリーズよりバブシャワーでしょ。
彼女はつんけんとして言った。
943:おさかなくわえた名無しさん
09/05/23 12:50:40 5F1kJUYN
「僕の息子は生まれてからこの20年間ずっと働いたことがないんだ」
まさかそんなこと言える訳がないと思い、僕は自分の息子を愛でてあげた。
944:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 01:23:07 1hRL7m0l
土曜の夕方、僕の部屋ではBLANKEY JET CITYの『幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする』が流れている。
僕はうんざりするほど長いそのアルバムタイトルを口に出して3回言ってみた。
「うん、悪くない」
そして携帯が鳴った。インスピレーションウィンドウには『いわし』と着信元が表示されている。
着信イルミネーションがまるでドラッグのフラッシュバックのように代わる代わる虹色を放っていた。
やれやれ、今夜はまた厄介なことになりそうだ。
僕はオレンジ果汁たっぷりのスクリュードライバーにミルクを混ぜてレンドルミン25mg錠と一緒に一気に飲みほして呟いた。
「夕暮れ時って確かにどこか悲しげだな」
945:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 01:26:43 WsyoAqNk
私たちの息子は突然立ち上がった。そして、果敢にも薄い膜の世界に身を委ねた。
「ねぇジョニー・・・」
「なんだい?ジョセフィーヌ」
私たちはしばらく互いを見つめ合った。
30分もすると息子は戻ってきた。ずぶ濡れでしょげていた。
「あらまぁ・・ぼうや。頑張ったのね。もうムリしないでいいのよ。」
私たちは互いに微笑み、彼を撫でそっとキスをした。
946:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 01:38:38 1hRL7m0l
大きくため息をつき僕は努めて冷静に、>>945にこう言い放った
くたばりさらしまくりやがれ
947:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 12:50:10 7TdmAU2f
「くわばたりえさらしまきまくり?」
僕は笑って言った。
「違うよ。彼女はダイエットを頑張ったんだ。結婚という名のもとに。僕だって、きっとやせてみせるよ。」
僕はたったいま届いた段ボール箱をそっと開け、中から『コアリズム』を静かに取り出した。
948:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 13:33:05 KegAGQjG
「無駄よ。」
またか。あの女の声が僕の頭に響く。
僕はとうとうおかしくなってしまったらしい。
「私にはわかるの。あなたにはダイエットなんて無駄。あなたが一番わかっていることじゃない。」
そう、その通りだ。今まで成功したためしなんてない。
僕は食べかけのオリーブを口に放り込んで舌の上で転がしながら、
新しい白ワインを開けるついでに、コアリズムを冷蔵庫の奥にしまった。
949:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 17:11:00 WsyoAqNk
日曜日なのに昼間から白ワインとは羨ましいね。
しかもつまみにオリーブときたもんだ。
君はイタリア帰りかい?
もしやベネチアの舞踏会にでも招待されてたのかい?
あの催しでは多くの人が仮面を被っているけれども、じつは映画俳優や有名人が紛れているって話だ。
いや、間違っても少年隊ではないから大丈夫だ。まぁ錦野はイタリアの血を引くニコラス掲示を彷彿とさせなくもない。
やれやれ。どうしようもないことばかり思い浮かぶ。きっと疲れているんだな。ボクぁ。
「オーケー・・・。」
僕は戸棚からとっておきのベネチアングラスを取り出し、氷を入れた。そこにはチューハイを注いだ。すると、カランと涼しい音色がした。
「ベネチアの夜に乾杯」
僕は流し目でそう言うとそっといぶりがっこを噛んだ。
950:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 17:21:09 Dpypykff
僕は今まで実に数多くのダイエットに励んできた。
そのうちのいくつかは僕を勇気づけたが、別のいくつかは僕を失望させた。
あるいは僕の中に何の変化ももたらさなかったダイエット方法もある。
しかし結局のところ、僕の体重は増えたり減ったりを繰り返しているだけだった。
朝バナナ・ダイエット
半身浴ダイエット
チョコレート・ダイエット
寄生虫ダイエット
…そして僕の手によって作り上げられた、合理的だが無意味な多くのダイエット方法たち。
彼らは僕自身によって僕に立ち向かい、そしてやぶれていった。もちろん、ある一瞬に限定して言えば効果が得られたものもある。
しかし長い目で見ればそれは無意味で無感動なただの労働でしかなかった。
僕という存在はすでに引き返せないところまで来てしまっているのだ。
そしてそれはどんなに努力したところで変えることは出来ないのだ。
そのような事実は僕を少なからずうんざりさせ、虚しい気持ちにさせた。
わずかな運動の対価として大量のスイーツを食べるデブを見たときのような、静かな無力感が僕を包み込んだ。
951:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 17:33:25 1hRL7m0l
>>950
くたばりさらしまくりたてまつりやがれ!!!!!!
952:おさかなくわえた名無しさん
09/05/24 18:24:08 7TdmAU2f
「たなばたまつりしまくりたもうジョン・レノン?」
やれやれ。
せっかくの休日なのに、僕はいつまでインターネットというこの世界に居続けたら気が済むのだろうか?
YouTubeでSMを探していたら、いつのまにか軍隊の動画に行き着き、あっという間にこんな時間になってしまった。
それでも引き下がれない僕は、もう一度、ほしのあきから再チャレンジしようと頑張ることに決めた。
「だって、せっかくの休日なんだもん。」
953:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 01:14:21 LCaj+CBs
「早く寝ないと」
僕は時計を見ながらつぶやいた。
もう3週間も休みがない。
毎日夜中の2時に帰宅し、5時間後の7時には起床し仕事に行く生活を3週間もしているのだ。
明日ももちろん仕事だ。
しかし、今日は珍しく21時に帰宅出来たから気分が高揚しているのだ。
やれやれ。
気分が高揚した所で、明日7時に起きないといけないことには変わりがないのに。
しかし僕はネットサーフィンという禁断の果実をじっくりと味わう。
「だって、せっかく早く帰って来れたんだもん。」
954:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 12:05:32 pAdEmc9j
「つながっている」
鳩時計のように、僕はつぶやいた。
世の中は休日だっていうのに、僕も昨日仕事をしていたんだ。
いったい何処の世界に日曜日に働く
公務員がいるっていうんだ?しかも深夜まで?
これじゃあまるで、マーライオンみたいだ。
955:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 12:21:36 DGivjRVG
Let’s
パーティー
OK
全員で
射精
しようゼ
くたばりさらしやがーれ
956:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 14:17:09 If+EiRGR
今日は母親の60歳の誕生日だ。
「おめでとう。いつまでも元気でいてね。」僕は言った。
「ありがとう。でも、あんたが自立してくれたらもっと元気でいられる気がする~♪」
すかさず母は続けた。「あると思います。」
僕はこころの中で「ツヨクナリタイ。」と叫んだ。
957:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 14:19:31 BV8NyZ1R
ポストに入っていたメモには、そんな未知の文言がたどたどしい筆跡で綴られていた。
「脅迫にしては、何だか筆跡に愛嬌を感じるわ」
テーブルに両肘をついた手を組んだ上にあごをのせ、彼女が言った。
愛嬌。その言葉を聞いて、これを書いたかもしれない人物の笑顔が僕の脳裏に浮かんだ。
ついこの間、「日本語では男性は会話の語尾に"ぜ"をつけるんだよ」と、下の部屋に越してきたインドネシア人に教えてあげたばかりだった。
これはひょっとしたら、パーティーのお誘いか何かで、会話調言葉でネットの自動翻訳に入力した結果、返された日本語訳なのかもしれない。
そういえば自分も昔、フレンドリーな会話のつもりで使ってみた4文字言葉が、アメリカ人を心底激怒させてしまったことがある。
僕は一瞬、自動翻訳による重大なコミュニケーションの行き違いが引き起こすかもしれない世界的紛争を想像し、身震いした。
958:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 15:20:27 n8lOqHUw
僕は常に卵の側に立ち、茹で、食べよう
やれやれ
最近の坂東英二はどこへ行こうとしているのだろう
959:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 17:56:42 vXHjjj9t
ほんま゛にうでたま゛ごちゅうのはうま゛いわぁ~
坂東英二が言った。
960:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 18:49:55 LS4IDaQn
そろそろ次スレについて考えなくてはならない。
961:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 19:58:47 DGivjRVG
>>960
余計なこと言うな
くたばりさらせ
962:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 22:36:22 vXHjjj9t
次スレは980踏んだ人が立てるでオーケー?
963:おさかなくわえた名無しさん
09/05/25 22:42:55 DGivjRVG
>>962
くたばりさらしまくりたてまつりやがれ
964:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 00:24:48 +pQh3OHd
オーケー。認めよう。
ツギスレハ980ヲフンダヒトガタテル。
「しかし、1度はスレを立ててみたい。が、面倒くさい。よくわからないし。」僕はこころの中で強く思った。
965:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 13:26:34 u5NFSsJb
もしかしたら980を踏むのは、坂東英二かもしれない。
わ゛しはそんなスレ゛な゛んてた゛て゛ら゛れ゛へんて゛~
966:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 16:10:14 +pQh3OHd
オーケー。認めよう。
バンドウエイジハソンナスレタテラレヘン。
「だか、もしも立てられるとしたら…。2ちゃん初、板東英二が立てたスレと、記録に残るものとなるだろう。」
967:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 16:23:21 efSclrq3
やれやれ。板東英二の口調で会話するスレになってるのは気のせいか?
アンパンマンの顔が思い浮かぶ
968:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 16:54:39 PzjZowZg
オッケー全員くたばりさらせ
969:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 19:38:45 FQoWGj10
yahooニュースにあなたの話題があるわ
970:おさかなくわえた名無しさん
09/05/26 23:43:02 PzjZowZg
>>969
くたばれ
くたばれ
くたばれ
971:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 00:18:05 2Cj9QgcL
「うむ・・・コレはお手上げだ。君の勝ちだよ、キャロライン」
僕はウィスキー 響の最後の一口を飲み干した。
「おや、もうこんな時間か」
僕は彼女のおでこにそっとキスをした。
「もう寝るよ、お休み」
僕は眠い目を擦りながら寝室に向かった。スカしっぺの濃厚な匂いを残しつつ・・・。
972:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 00:23:52 ubl+gvAJ
>>971
ベンジーやめろや
973:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 01:08:30 jcOACPII
帰宅時のマンションのドアの鍵を開ける時にいつも思うことがある。
向かいの住人(女の方)がちょうど出ようとしたところで鍵穴から覗いているのではないかと。
部屋に入るまで気を抜かずにはいられないと、かっこつけた顔をする。
一体何歳まで女の人の前でかっこつけ続けるのだろう。
いささか、うんざりした。
家にはビールの空き缶がたまってきた、早く捨てに行こう。
いつからこんなにビールを飲むようになったのだろう。
毎日一本は飲んでいる。
ばあちゃんたちが飲むヤクルトと一緒だと思い込むようにした。
ヤクルト??
なんでヤクルトがこんなとこにあるんだ??
玄関のニューバランス576のなかにヤクルト二本が突っこんであった。
去年は・・・・西武が日本一だ。リーグ優勝は巨人だ。だったよな。わからない。
よく見ろよ。なんだ革靴用のつや出しクリームが挟まっていただけか。
疲れている?そうかもしれない。
やれやれ。
974:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 01:49:02 ubl+gvAJ
>>973
おめーん家はマンションじゃねえべや?w
975:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 17:56:52 QuP1euZ4
ルーシーダットン
976:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 18:02:47 coRwMWqR
答えはもちろんイエスだ。
僕は築20年のアパートメントに住んでいる。
僕の安い(能力にはいささか相対的だが。)給料のなかで、都心部にマンションを借りるなど、そんなことはありえない。
だが僕にとって、このアパートメントはマンションでもあり、ときには友達の家にも実家にもなるのだ。
977:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 19:29:08 2Cj9QgcL
僕はマンションに住んでいる。
同僚たちと飲みに行った後、タクシーに同乗することがあるんだ。
そして、マンションに着いて車から降りようとすると、彼らは必ずこういう。
「こ、ここなのか?」
さらに翌日必ずこんな感想を頂く。
「意外に良い所に住んでるんだな」
そんな時、僕は辞書を開きたくなる。『意外』や『デリカシー』という言葉をね。
978:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 20:37:51 lLP/8kPV
>>977
「君の文章は悪くないと思う」。
私は村上春樹の新刊を29ページ読んでから
改めてそう思った。悪くない。
「でも何かが足りない。何だろう。リズムが欲しい」。
979:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 20:51:18 2Cj9QgcL
「オブリガード」
僕は芋焼酎を片手にサンバを踊った。いささか乱暴に。
980:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 21:22:46 w+gg9Wqa
僕にだって乱暴にダンスを踊るくらいの権利はある。
981:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 21:36:46 mn8rz6bg
>>980
次スレをお願いしたい。
そう、出来ればスレタイに、「生活を」と加えてくれるとありがたい。
982:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 22:21:06 4DIrHBJC
「ネタばれはいやよ。まだ読んでないのよ。」
彼女は氷のような目でそう言った
983:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 22:38:02 w+gg9Wqa
やれやれ、僕は次スレをたてた。
村上春樹口調で生活に深淵を見いだすスレ
スレリンク(kankon板)
984:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 22:40:01 2Cj9QgcL
ジョセフィーヌはこう言った。
「ごめんなさいね。私は何も存じ上げないのよ」
彼女は脚を組み直した。
その緩やかな動きをただじっと見入っていたにジェイコブズ刑事は、次の瞬間、目を疑った。
(下着を着けていないじゃないか・・)
「そうですか。わかりました。そ、それでは私はこの辺で失礼を・・・」
すると、ジョセフィーヌは無言でクロスしていた脚を解き・・・開いた。
ジェイコブズは非常に熱いものを自分の股間に感じた。
985:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 22:42:21 coRwMWqR
だが、あと2日だ。25時間と半後のその頃には、もうこの世界の至るところで1Q84の感想を目にすることになるのだ。
だが僕は新刊を買えるだけのお金とこころの余裕は持ち合わせてはいなかった。
「そして図書館や本屋さんへ行く体力もね。」と、シングルベッドの上でリズミカルに16ビートのステップを踏みながら彼女が言った。
986:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 23:17:01 2GnFmqoI
君はCR村上春樹について何か誤解をしているようだね。
羊男リーチにノルウェイリーチ、カフカリーチのように今君が想像しているものは決して存在しないんだ。
君だって気付いているはずさ。いいかい、よく聞いてくれ。この台に存在するのはね、
「やれやれ、リーチ」
ただそれだけの事なんだよ。
987:おさかなくわえた名無しさん
09/05/27 23:19:47 kDxmc7Ij
内藤は苦戦したらしいな
今なら亀田に負けるかもな
988:おさかなくわえた名無しさん
09/05/28 20:25:48 VsWJmNx2
やれやれ。
氷結を2缶空けてしまった。
僕は3本目の煙草に火を付けた。
「ふぅ~・・・」
僕はふと考えた。
どうして飲酒中の1本目はすべてから解放される錯覚を覚えるほどに美味しいのに、3本目以降は惰性的になるのだろう。
まるで赤ん坊が母親の乳首をくわえる様に、ただただ本能的に吸う。
そうして5本7本・・・と進んでいくともう義務的になる。
「ふぅ~・・・・」
僕は深いため息を吐いていた。
989:おさかなくわえた名無しさん
09/05/28 22:02:44 u28bFS6Q
次スレが建ったからといって、言いたいことばかり言って良いと思っちゃだめよ。
彼女はいきり起って言った。
990:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 00:12:43 Z3t5uH74
村上春樹新刊「入荷」とあった。
「にゅうか」。
僕はつぶやいた。同時に右隣の女性が僕に目線を向けた。
「にゅうか」。
僕はもう一度つぶやいた。「にゅうか」。
剛田商店は八百屋、あるいは乾物屋だっただろうか。わからない。
僕は「にゅうか」を手にカウンターへ向かった。
991:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 00:40:06 fOEi6GGk
春樹の新刊はどのような内容なのだろうか。
僕はつぶやいた。
まだ買っていないのだ。
あと、「そうだ、村上さんに聞いてみよう」のページが特設されると嬉しいのだけれど。
992:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 17:49:56 +EjufNic
そして今日でもなお、日本人の給付金に対する意識はおそろしく低い。
要するに、歴史的に見て給付金が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
給付金は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが給付金だ。
993:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 20:16:36 4cND2inx
「ガッツ石松♪ガッツ石松♪」
僕は思わず立ち止まり、耳を澄ました。
「バックします バックします」
佐川急便のトラックが静かに停車した。
994:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 22:32:53 +EjufNic
そして今日でもなお、日本人の次スレに対する意識はおそろしく低い。
要するに、歴史的に見て次スレが生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
次スレは国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが次スレだ。
995:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 23:30:24 BsHDc4D6
ピース
996:おさかなくわえた名無しさん
09/05/29 23:31:00 nyDPxtpb
ぐりんピース♪
997:おさかなくわえた名無しさん
09/05/30 00:10:51 hlQZKeHO
火事現場でピース
998:おさかなくわえた名無しさん
09/05/30 08:37:34 JCkuvzk3
&
999:おさかなくわえた名無しさん
09/05/30 09:10:13 4pxkRXMd
「おめでとう村上」。
俺(村上春樹)はノーベル文学賞を受賞した村上につぶやいた。
「ありがとう村上」。
目の前の村上は俺につぶやいた。
そう、受賞したのは村上龍だった。
「ノーベル村上賞があったら俺たちダブル受賞だったな」。
その晩、俺たち二人はベッドの上で一つの村上になった。
下でも上でも村上だった。
1000:おさかなくわえた名無しさん
09/05/30 09:13:25 fD2s6Rd8
「1000get?」と僕は聞いた。
「知らなかったの?」
「いや、知らなかった」
「馬鹿みたい。見ればわかるじゃない」とユキは言った。
「彼にその趣味があるかは知らないけど、あれはとにかく1000getよ。完璧に。二〇〇パーセント」
1001:1001
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次スレへ行こうね うん
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