08/10/01 09:24:06 CoeHRYo8
毎日新聞10月1日(朝刊14版)に一時の読売新聞のコラムを思い出させる記事を発見
時間がなかったけど書き起こしてみた。
【私の提案】(という名のコラム)
「東京をライバル視するな」 / 作家 玄月さん(43)
もう、東京をライバル視するのはやめよう、と言いたいですね。
大阪に生まれ育って近頃、しきりに思うことです。
大阪の新聞、雑誌、テレビはどれも枕詞のように、「東京と比べて大阪は・・・」、
「東京に一極集中する現状を打開するには・・・」と東京との比較論が多過ぎます。
大阪府の人口が全国3位になって、人口流出を食い止める方策は、とあわてふためくのではなく、
むしろ、「人口密度が低くなって住みよくなる」と大きく構えていればいいじゃないですか。
関西の中でも京都の人は東京をそれほど意識していない。
歴史、文化、芸術とどの分野をとっても
「世界の中の京都」としての揺るぎない地位と街へのひそやかな誇りがあるからです。
東京への妙なあこがれが屈折して、反発や対抗心につながってる面がある。
一朝一夕にはいかないが、大阪、京都、神戸という都市の成り立ちを顧みることで
東京を仰ぐような姿勢は解消していくと思います。
毎日新聞 大阪発行120年