08/05/12 01:01:19 dQMxKA/x
彼女は携帯・音楽プレーヤーが必需品ないわゆる最近の子。
ある日、彼女は地下鉄のホームで電車を待っていた。
もちろん、いつものようにヘッドフォンから電車の雑音も聞こえないような大音量で音楽を流し、携帯をいじりながら。
しかしその背後では悲鳴をあげて逃げていく人々。
彼女にも逃げろと言いながらみんな逃げていく。
しかし彼女には何も聞こえず、まわりが見えず、ずっとそこにいた。
携帯を閉じ顔を上げた彼女が見たものは誰もいないホーム。
ヘッドフォンを取った彼女の耳には何も聞こえない、無音の世界。
やっと異変に気づいたそのとき、人の気配がし横を見る。
血まみれのナイフをもった血まみれの男。
彼女はどうすることもできず、そこには血のついたヘッドフォンが落ちていた。
もう怖くて大音量で流せません