10/01/30 15:30:03 OXDci+RD0
「"興奮"に気をつけろ」
注意してもらいたいことがある。
勉強習慣のないヤツ(偏差値30~50)が他人に触発されたりなんかして「うおーやる気出たぜぇええ!!」とか言って目を輝かせる時がある。
ある塾の講師をしていたとき、そういうヤツを見ると俺は決まって、頭をたたいて言った。
「お前は自分を見失っている、確実に堕落するぞ。深呼吸してみろ。リラックスして自分を客観的に見るクセをつけろ。」
前にも言ったがロケット花火の様な勢い任せの"似非やる気"は一見良いことのように思われがちだが、害でしかない。
なぜなら堕ちるからだ。
人間にはホメオスタシス(恒常性)という機能が備わっているからな。
例えば体温。寒ければ体は全力で体温を上げようと努めるし、熱ければその逆。
こういう経験はないか?
例えば、「ちょっと自分とは合わない人たちだよなあ。」とかいう軍団ってあるだろ?学生ならなお分かりやすいだろう。
(2chでは「リア充」とか「非リア」だとかいうが、これで考えてみても分かりやすい)
そういう、何か自分とは違う軍団と一緒に食事をしなければならない、と。
さあ、どうなるか?
おそらく、強烈な場違い感に襲われるだろう。
ハンパじゃない居心地の悪さに、口では話を合わせ、つくり笑いをしてなんとか仲良くしていようとしても、
心の奥底では「ここは自分の居場所じゃない。早くここを抜け出さなければ!!」という潜在意識が働いているのだ。
まあ何が言いたいかというと、感情が高ぶると必ず堕ちる、ということだ。
だから人間は一気に変わることはできない。
目標に向かう上で大切なのは「興奮」じゃない。同時に「鬱」も害でしかないから注意しろ。
じゃあ何が大切か?
それはな、「リラックス」、「集中」という状態だ。
書道や茶道や坊さんみたいな心理状態が一番好ましい。まあ、受験程度でそこまでやることもないが。
今まで勉強習慣のないヤツが、急に友達に触発されて、「先生、これから10時間勉強します!!できます!!!」
なんて言うアホがいるが、こういうヤツは必ず何日かしてやる気が一気に落ち、無気力状態になる。
こういうヤツは、なぜかやる気になった状態の自分が一生続くと思っている。
続かない。続くはずがない。それは自分が一番知っているハズだろう?
勉強する習慣がないんだったらコツコツ30分からでも勉強するクセをつけることが大切だ。
結局、毎日の積み重ねを大切にしているヤツが勝つ。
当たり前のことだがな。それを徹底してやることがどれだけ難しいか。
お前はどうだ?できるか?