08/11/11 17:06:04 0QM0/SZ40
当時の生活の基本は、日の出とともに起き出して働き、日の入りとともに仕事を終えること。だから、大工や左官、鳶といった職人たちは、夏の間なら午前7時には現場へ行き、午後5時には引き揚げた。
その間には、昼休みに加えて午前10時と午後3時の休みもあったので、実質的な労働時間は8時間ぐらい。昼の短い冬になると、実労働時間は5空時間程度のものだったという。
しかも、当時は、ほとんどの場合が職住接近。通勤時間はほとんどかからなかった。さらに、天気が悪ければ、仕事は休みとなった 。今のサラリーマンよりも、ずっと急がず焦らず、のんびりと働いていたのである。
もっとも、いつものんびり働いていたわけではない。急ぎの場合は、労働時間が10時間以上ということもあった。そんなときは、手間賃が増額になったり、今でいう残業手当がついた。