【そろそろ】落ちぶれた高学歴21【復活の狼煙を】at JOB
【そろそろ】落ちぶれた高学歴21【復活の狼煙を】 - 暇つぶし2ch274:名無しさん@引く手あまた
08/10/01 17:27:21 OeNxAhFH0
毎朝6時頃起きて、ラッシュが始まりかけた電車に乗り、専門学校に通う。
なんてことはもう出来なくなっていた。ラッシュが終わった頃にようやく目が覚める。
講義や答練はあまり受けず、いつも自習室で耳栓をしながら勉強した。
かつては何人かいた勉強仲間は合格したか、受験をあきらめたかで、今はいない。
だから日中は誰とも口を利かず、金がないから昼は毎日のように立ち食いそば。
今日はかけで済ますか、それとも何か具を入れるか。数十円の差が大きかった。
立ち読みの後はさすがに何か買ってから店を出た。缶コーヒーとか。
自習室に戻り、耳栓いれて勉強再開。 耳栓で耳の穴が炎症を起こしているらしい。床屋のおやじが驚いていた。
勉強に煮詰まると外に出て当てもなく歩いた。本当に何も当てがなかった。
日が暮れて、漫画本とスポーツ新聞の置いてある定食屋へ。ゴルゴ13はもう全巻読んだ。野球選手の打率に詳しくなった。
帰りの電車で、勤め帰りのサラリーマンやOLと一緒になる。
こいつらよりいい学校出て、真面目に自分の将来のこと考えて勉強始めたのに。そんなこと考えてた。
たまに学生時代の友達から電話があると嬉しかった。でも、こちらには何も話すようなことはなかった。
銭湯に毎日行った。それが楽しみだった。 週末には彼女と一緒に行った。
風呂から上がって、脱衣所に置いてある新聞を読んで待っていると、番台のおばさんが
お連れ様がでますと声をかけてくれた。でも、いろいろあって、その彼女とも別れた。
それからしばらくは、週末に一人で銭湯に行って髪を拭いていると、おばさんの目は
女湯の彼女を探していた。それが何回か続いて、おばさんも悟ったようだ。
酒は毎日飲んだ。麦焼酎の二階堂。飲まないと寝られなかった。
布団に横になると孤独感に苛まれた。いつまでこんな日が続くんだろうかと思った。
砂を噛むような味気のない毎日だった。深海にいるようだった。
この状況から抜け出す方法は二つ。合格するか、受験をあきらめるか。
でも、一度受験をあきらめて、また戻ってきた人からこんなことを聞いた。
自動車教習所の看板にある”公認”の二文字にいつもどきっとしたと。
もし気力が続くのならばなんとか頑張ってほしい。朝の来ぬ夜はないと信じよう。






次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch