09/10/01 22:31:00 S3U8j5LM
>>790
ブロス教えてくれてありがとうな。
喪服ちゃんインタビュー後半部分はまさにPerfume現象の簡潔な俯瞰図だったわ。
と同時に、アキバの草の根レベルでもPerfume現象の縮図が確認されたとなると
「少女の成長物語に主体的に参加してカタルシスを得る」嗜みが案外普遍的で
由緒あるものなのかなと気になった。80年代アイドル全盛期に「親衛隊」っていたけど
当時って受け手側の機運や主体性を発揮・醸成する場となるネットのようなツールもないし
アイドル産業って業界主導で消費者が押し載く明快なトップダウンだった印象があるのね。
そうなると親衛隊って、大気圏脱出までの成長曲線に寄り添って後押しするというより
軌道に乗った後の安定航行にしか参加する余地がなかったのかなと。Perfumeの場合
成長曲線が火星まで一直線に敷かれてると思って熱狂的に肩入れしてたファン層が
大気圏脱出後の周回軌道発覚(六月事変)に「あれっ?」って肩透かしを食らったんだと思う。
>「クオリティが高すぎると逆にダメ」なんて所はPerfumeそのものだもんな。
これは西脇自身が痛切に感じてるかもね。3人ってある種、叶わなかった離脱の先駆者だから。
ただ、ブロスの「永遠の学園祭前日」的文脈では安定軌道到達を指して「クオリティの高さ」なんだ
ろうが、(音楽に限らず)クリエイティビティ一般に対して敬意を抱く少なからぬ(多数派かも?)
Perfumeのファン層には、大気圏脱出後に明らかにエンジンを切った方針(それが背広組、ystkの
力量不足どちらによるのかは不明)はPerfumeのバイオグラフィ以前にクリエイションそのものへの
冒涜、つまり安定軌道停滞と解釈されてるわけで、この周回軌道が火星へ向けた一休みなのか
惰性を貪る利息生活の始まりなのかは分からん。俺はやや悲観的、というかもう待ちくたびれたw
>意外に この先もしぶとく活動して行くのかもしれないね。
同意。細々とでもやっていけるだけの固定ファンは獲得したし、事務所事情的にも、地下から
スターダムまでのカタルシスを経験してしまった本人的にもこの世界からは離れられないでしょ。