10/06/19 10:19:36 0
奈々生の白札に案内してもらい出口へと向かう霧仁と奈々生
霧仁はずっと奈々生の髪を一束腕に巻きつけ、人体の腐敗を防いでいたが
やはりそれだけでは黄泉の毒は防げないらしく終始苦しそうな様子
そして二人の逃走に気づいたイザナミの神使(ネコ)、緋王が追っ手としてやってくる
奈々生達のいる森一帯に火を放つ緋王
白札の向かい風で時間をかせぎ、お互い助け合いながら出口へとたどり着くが出口は蓋をされ閉じられていた
一方地上では、黄泉の出口をふさいで動かない様子の戦神
そこに俺の主人がまだ中にいる、そこをどけと、巴衛と打出の小槌をしょったこてつ
戦神は、神ならば自力で出てこられる、只の娘ならばとっくに死んでいる、助けに行っても無駄なことだ、と
力づくでどかそうとする巴衛だが、神の制約を受けた神使の身では神に勝てない
巴衛の頼みで小槌を使うこてつ 「妖<あやかし>に戻られませ!」
髪が伸び、妖に戻った様子の巴衛は戦神に笑みを浮かべる
黄泉では、白札を使って必死に蓋を開こうとする奈々生だが、蓋は開かない
そばには黄泉の毒にやられて苦しそうに座り込んでいる霧仁
奈々生は私が囮になるからできるだけ遠くに逃げてと緋王に向かっていく
緋王と対峙して、なんか奈々生ピンチのとこに巴衛
会いたかったと抱き合う二人、そのすきに逃げようとする緋王をすかさず攻撃して
「さぁ奈々生、神はかりに欠席までしてお前が猫とじゃれてた理由を説明してもらおうか」とコワイ顔の巴衛
そんな二人の様子を岩の上からこわい顔で見つめる霧仁
次々号につづく