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子供の頃の記録ビデオを見ていた平と万里に「布団を干す」と宣言するマリエ。
休みだから洗濯掃除をするのだというマリエに「雨ふるぞ」とげんなりした
顔で言った万里は、平ともども叩き出される。
二人は他愛もないことを言い合いながら町をぶらつく。
万里は自分のことをよく知っている、という平。平のことなら殆ど全部、といわれて、
それならば自分も万里のことは全部知っているということだ!という平だが、
万里の考えを当てることができず、万里に「一生わからない」といわれてむくれる。
そのとき、本当に雨が降り出す。
ハンバーガーを食べながらしつこく「万里の考えてること」を当てようとするが
ことごとく外れ。「家のコト将来のコト友達のコト?」と並べ立てるとざっくり当たりだという。
ひっくるめて「人間関係に対する不信感」と言われた万里は「だてに12年一緒じゃないな」
とつぶやく。
地上の雨はどんどん酷くなっていた。
地下鉄で街に出ながら、平は万里の人間不信について考え込む。
中1の時家出騒ぎを起こした万里。いまでも深い部分で人間不信なんだ、と、
思わずついた溜息を万里に聞き咎められる。
万里は1人にならないから安心していい、という平。だが万里は「信じない」という。
その時突然電車が揺れて止まった。地震が起こったようだ。
最寄り駅まではもう200mまでの距離ということで、そこで電車をおろされて
歩いて駅に向かう乗客たち。
駅に最初にたどりついて階段を上ろうとした平と万里は、
滝のように流れこんでくる水を目撃する。