09/12/04 20:33:10 0
あみに学校がきれいになった気がすると言われたと、奈々生は嬉しそうに巴衛に報告する。
「この後、帰りにデートしよっか。観覧車乗りに行こうよ」
「嫌だ。人間(おまえ)にまた好きだなんだと騒ぎまくられたら面倒だからな」
奈々生はショックで固まり、少しふてくされ気味にマモル君と乗るからと
歩き出そうとすると、マモルが小学生男子ぐらいの姿に変化し、お供すると言い出す。
巴衛は、俺と乗りたいと言ってると、マモルをこづいて元の姿に戻す。
怒った奈々生は子猿姿のマモルを抱いて、今日遅いからと巴衛と別れる。
乙比古が来て、奈々生を出雲に行かせたいようだなと巴衛は言うが、
ただの試験管だと乙比古は答える。
先ほどの事でうなだれていた奈々生に、香夜子が無断欠席してるので
様子を見に行ってほしいと先生に頼まれる。
奈々生は香夜子の部屋を訪れ、嫌味を言われながらも迎えられる。
成長中の卵に気をあたえるため、学校へ行く暇はないと香夜子は話す。
神使は体のいい盾だが、巴衛は手なずけるのに苦労しそうな狐だと言う香夜子に奈々生は、
物みたいに言わないでと、ゴミ袋を投げつける。
巴衛を好きなことを見抜かれるが、香夜子はバカにしない。
「ええやん。別に。好きな男が妖で何がいかんの?
本当に好きならどうでもいいことや。安心して。うちの好きな男は別にいてる…」
「わ…私もそう思うよ!」
奈々生は感動して香夜子の服をつかむがすぐ離される。