09/09/22 22:28:39 0
成重の回想。真珠との出会いの場面。
「ようやく来たのね。新しい生け贄が」
母に連れられて来たことにショックを受ける成重。
自分が死んでも悲しまない。でもただでは死にたくない。
生贄を食べるのは栄養が必要だからという真珠に、
自分はまだ小さいからもう少し生かしてもらえないかと頼む。
一方羅貫たちは出発の準備を整えていた。
白琵たちが真珠を使いまた蛇紋を作り出す。
前とは違うから新しい名前をつけることにし、前の蛇紋たちの墓も作ることにした。
そんな中力を使い終わった鈴蕾の体が薄くなっていく。
「消えるわ、私」
「わかったの。死んでも残るものはあるわ」
羅貫たちに別れの挨拶をする鈴蕾に、チグサは感謝の気持ちを述べる。
「幸せになってね」とチグサに告げて鈴蕾は消えていった。
再び成重の回想。冒頭の続き。
「私を生かして下さればもう一人いけにえをつれて来ます」
「お望みならそれ以上の人間もそしてあなたにさしあげる」
「この世から消したい人がいるのです」
それを聞いた真珠は面白い子だと、成重に刀蛇を与える。それで生贄を増やすように。