09/10/19 22:20:54 0
乙比古は2人に式神の卵を預け、7日後に無事に孵るまで、
自分好みの式神を育てた方が勝ちとする試験を言い渡す。
出雲に行くのを反対している巴衛と、卵についての言い争いのさいに
やってきた瑞樹が足で卵を踏んで割ってしまう。
初日で割れてしまった卵から、見かけ子ザルのような式神が誕生する。
未完成品なので香夜子には勝てないと言う巴衛に奈々生はムッと睨む。
早く生まれたが自分の気を養分にして育つから、まだ負けたわけじゃないと
学校へも式神を連れて出る奈々生。
香夜子は、もう孵化させた奈々生をからかい、やがて2人はカバンで叩き合いを始める。
巴衛がヒョイと奈々生を連れていくのを見て、巴衛を自分のものにできなかったことを
香夜子は悔しがり、卵の勝負に意気込みをかける。
香夜子について詳しい巴衛に、キスされたから気になってるんだと言う奈々生。
「別にいいではないか。あの女のものにはならなかった。俺はお前のものなのだから…」
そう言いながら、巴衛は奈々生にそっと触れようする。
言った後、自分の言葉に驚き固まる巴衛をよそに、奈々生は少し照れ気味に場を離れる。
図書室でまた香夜子と再会し、何もできなくても助けてもらえていい身分だと嫌味を言われる。
そこへデカイ土蜘蛛が現れ、図書室がパニックになる。
奈々生は本を投げることしかできず、香夜子が一旦退治したかに見えたが反撃され倒れる。
巴衛が来て土蜘蛛を仕留め、何もできなかった自分に奈々生はどうにかしないとと思う。
頼まれた本を騒ぎで汚してしまい、香夜子は霧仁に謝るが、
自分を気遣う優しい言葉をかけられ、自分にも助けてくれる人がいることを感じる。
そして、勝ったと思うなと奈々生への強い敵対心を胸に、霧仁に持たれかかる。
次号につづく