09/10/15 20:37:33 0
プロメテウスはアレスが太陽神殿に戻れば、口封じのために
どちらにしても殺されるだろうと教える。そして自分につくようもちかける。
ナルミがショウを連れ出した間に、アリサとサヨコはデメテルの館に向かった。
その車中、サヨコはショウとの出会いを思い返す。
サヨコとショウの母同士は友人で、現世では10歳で出会うことができた。
すでに覚醒していたサヨコはずっとショウの後を付いて回り、15歳の時にサヨコから婚約を申し入れた。
ようやく想いが叶ったサヨコだったが、わずか3年後にアリサが現われることになる。
急速に近づいた二人を改めて不安に思い、大丈夫だと自分に言い聞かせるサヨコだった。
アルテミスは何もできないまま日を過ごしていた。ある日、アポロンが大量のプレゼントと食糧、世話係の
メイドを連れてやってきた。1週間留守にするのだという。その間、部屋をロックし、監禁すると言い出した。
無理に開けば建物が爆発するようにしてあるとアポロンは脅しをかける。
アポロンはアテナに、アレスが戻ったら殺すように命じた。アポロンの行先は欧州で開かれる
世界環境会議だ。「いよいよ僕たちの宣戦布告だ」とアポロンはいう。
館についたアリサとサヨコ。アリサは手紙を出しておいたが、返事はなかったという。
門が閉まっている、とサヨコが言うと、アリサはさっさと門をよじ登り内側から開けてしまった。
彼女のお転婆ぶりに困惑するサヨコ。玄関も窓も鍵がかかっているが、アリサは
「母様ごめんなさい、弁償しますから!」と石で窓をたたき割った。
「楽界の妖精のくせに」と呆れるサヨコ。それは勝手につけられたコピーだと、アリサは気にもしない。
父の発掘についていっては洞窟や廃墟の探検ばかりしていたのだという。
サヨコはベルセフォネーが冥府に嫁いできた時も怖いもの知らずと言われていたことを思い出す。
2階のドアの奥の神殿には、留守番の女がいるだけだった。女は立ち去れと警告すると、
犬をけしかけてきた。サヨコは氷で攻撃するが、背後から別の犬が飛びかかって来た。
サヨコをかばってアリサが飛び出した。