09/09/18 07:38:34 0
照れた顔で、梅は階段の踊り場から慌てて降りようとするが、足を崩してしまい階段から落ちる。
だがちょうど下にいた高柳がお姫様だっこでキャッチ。
「あ…あの…ありがとう…」
超オクテの高柳は真っ赤になり固まってしまい、階段上の姫にどうすればいい?と口パクで聞く。
このセリフ言ってと姫も口パクで伝え、高柳は真っ赤になっている顔だけを姫がいる後ろの
階段上に向けたまま、姫からの口パクセリフを声に出す。
「…き・み・が・ブ・ジ・で・よ・かった…(?)」
口パクが通じたことに喜ぶ表情の二人だが、その時まだ姫だっこされている梅の頭の中で何かがおきていた。
(え…?何?あんなセリフ、顔をあんなに赤らめて目も合わせず震えた声で…
あんなに怖そうな顔して、え…?何このギャップ。な に こ れ た ま ら ん)
梅は目をキラキラさせながら高柳を見つめ、キュッと首に手をまわす。
「私…あなたの為に…新しいの描いちゃう(はぁと)」
高柳のシャイボーイリミッターはMAX超えし、叫び声をあげる。
そしてまた実技の授業に姫と高柳は臨むが、口の動きがアニメだと何を言っているか
わからず練習は無駄に終わった。
次号につづく
※2/2の予定でしたが、改行が多いとエラーが出たので3つに分けました