09/09/04 11:18:42 0
祭で見かけたと聞いて真冬がいるか確かめにきたと、前の仲間たちが訪ねてきた。
「お帰りなさい!!」との言葉に、感激のあまり音が鳴り響くほど抱きしめる真冬。
他のみんなの姿も見つけ、またも抱きしめようと近づく真冬に舞苑が立ちはだかるが無視される。
そして他の犠牲者が出始める中、抱きしめられなかった絶望感と放置プレイの
どちらに興奮すればいいのか舞苑は身悶える。
寒川がいないことを気にしていた真冬は、少し離れていたところに姿を見つける。
こちらを睨んでいたように感じるが見間違いだと思う。
だがゲーセンや虫取りの誘い、他にもいろいろと声をかけるものの全て無視される。
「真冬さん、めげないよなぁ…」
「ほんと打たれ強い人だよな」
「それにしても番長は何があったんだ?」
「なぁ変だよな。あの人が一番真冬さんの帰りを楽しみに待ってたのに」
真冬は舞苑に寒川の態度について聞いてみるが、あるならこっちが聞きたいと
言われる。ただ気になったことで、祭の日に真冬を見かけた中に寒川もいたそうで
寒川だけ真冬じゃなかったと否定していたようだとのことだが、二人とも意味がわからない。
寒川を追いかける真冬はつまずいて転んでしまう。
逃げていた寒川は心配そうな顔を向けるも、また逃げてしまったり、
別の手段で近づこうとした真冬に顔を赤くしたりとおかしい態度をとる。
舞苑は、俺も真冬さんも心配していると話す。
「へぇ…心配…ですか。真冬さんが?どうでもいい奴のことを?」
笑みを浮かべながら言う寒川に、真冬は「…は?」と何事かと思う。
「おかしいなぁ。こんなはずじゃなかったのに。もう疲れました。
真冬さん、俺と勝負してください。俺が勝ったらひとつだけお願いを聞いてくれませんか」
自分が勝って全部吐かせると、真冬は勝負を受けることにする。