09/08/25 21:22:55 0
獅堂が何をしようとしているのかわからない実虎は、皆が心配するから帰ろうというが、
獅堂はもう1ヶ所まわったら帰ると答える。
その彼が行こうとしている先は墓参り。
実虎は彼を嘘偽りなく心の底から、この人は善い人なんだと思う。
なのに…
どうして俺はこの人のことが嫌いなんだろう。
事務所には寧、戌彦、司馬が揃っていた。
そこに獏が現れ、実虎達の行方を尋ねられる。
それとほぼ同時に、他の享受者狩りのメンバーも姿を現し、
事務所内にはいないことを報告するのだった。
とまどう寧に、二人を殺しに来たと告げる獏。
そこへ皆藤が二人が爆心地の方向へ移動していると報告に来る。
爆心地は、半端な能力しか持たない獏達では踏み込めない領域。
だから中心に入ってしまう前に始末しようと、彼らは二人の後を追い事務所を出て行く。
だが狩りを行うはずの一人が、まだ残っていた。
彼女(?)はクラウディア、司馬の古い友人らしい。
司馬の正体は、さっき現れた鑑定士(獏)以外の連中や彼女と同様、
能力者の肉体をベースに人間の手で作られた人工の生命体。
能力者を監視する目的で造られたのだという。
クラウディアは司馬に、どうするつもりなのか問いかける。
彼女らは常に管理される側だが、意思は一枚岩ではない。
ク「カナがリサの息子だと言うのなら、俺は連中を裏切りカナ守るぞ」
ク「お前(司馬)が11年前、リサにそうしたようにな」
2007年7月17日午後。
司馬は獅堂の住むアパートを訪ねていた。
二人の過去に一体何があったのか? 続く