ネタバレ全般総合スレ・二十七冊目at GCOMIC
ネタバレ全般総合スレ・二十七冊目 - 暇つぶし2ch753:大奥
09/06/26 20:29:23 0
浅野内匠頭が朝廷勅使の饗応に700両しか出さないと言い出した。
吉良上野介はなんとかなだめようとするが、彼は頑として受け入れない。
1200両は浅野が負担してくれなければ、指南役の吉良の負担になってしまうのだ。頭を痛める上野介。
吉良からの連絡で、内匠頭は馳走役を請け負った伊達左京亮が増上寺の畳替えをしたことを知る。
そうなれば浅野家が勅使を迎える伝湊屋敷も畳替えをしないわけにはいかない。
残り3日で、職人をかき集めて慌てて畳替えをする内匠頭。
上野介もその日まで畳替えの話を知らなかったのだが、意地悪をされたと逆恨みする内匠頭。
浅野家は男女の逆転した世の中で、男系を保っている数少ない家だった。侮られまいと虚勢を張るうちに、
内匠頭は精神を病んでいた。穏やかな老女の上野介はそれを理解し事を丸く収めようとしていたのだが、
ついに松の廊下の事件が起きてしまう。浅野内匠頭は切腹を命ぜられ、綱吉はすぐにこの事件を忘れていった。

師走の小雪の舞う日、上品な老僧が桂昌院を尋ねる。永光院、出家した有功その人だった。
永光院は桂昌院に請われて大奥を訪ねたのだ。有功に会うなり、玉栄に戻ったかのように泣きじゃくる桂昌院。
人生が残り少なくなったと感じて来た時、玉栄は急に自分のしてきたことが恐ろしくなったのだった。
そんな玉栄を責めもせず、有功は優しく玉栄をなだめてやるのだった。

その一年後、赤穂浪士の討ち入り事件が起きる。浪士達のほとんどは男ばかりだった。
上野介は討ち取られ、浪士達の雄姿に江戸の庶民たちは喝采を送る。
綱吉は浪士達を当然処刑だと思っていたが、庶民の反応と、処分について幕閣の意見が紛糾していることを知る。
生類憐みの令を出しながら、子種を持つ男子を40名以上処刑することに反対意見が起こっていたのだ。
綱吉は、美男子達を贔屓する庶民感情も、綱吉の評判を落としたくない老中達の思惑も見抜いていた。
そこで、処刑ではなく切腹を申し渡し、男子の武家相続を認めないという命を出した。
後に6代家宣によって廃止される制度だが、以後武家から男子を排除することが慣習化されて行く。


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