09/06/24 18:28:10 O
ヘイゼルは、その黒き羽根で烏哭に斬りつけるが、
しかし烏哭も経典の力で彼の羽根を消し去ってしまう。
崖下に落ちていくヘイゼル、最後の意識の中で思うのは、五分の魂を抱いて咲いたものの美しさだった。
烏哭は余裕で「もう忘れ物はないかな?」と言いつつ去ろうとするが、
その時三蔵の銃が彼の目を撃つ。(こめかみを狙ったが避けられた結果)
八戒はドサクサに紛れて治療を施していた、彼が言った「忘れ物」は本当はこのことだったのだ。
烏哭は4人に最後の一撃を放つと「愉しみにしてるよん。…次の夜を」
そう言葉を残して今度こそ去っていく。
一人になった烏哭は、いーモノ貰ったと目の見えない状態を喜び笑い声を上げていた。
月の光さえも届かない---これがホンモノの暗闇だ。
それから幾日が過ぎたのか。ヘイゼルは記憶を無くし、ある老人に助けられていた。
思い出せないのに、ガトの身に着けていた布を手に涙を流すヘイゼル。
そして旅を続ける4人を観世音菩薩らも見守っていた。
ただガムシャラに乱射することしか知らなかったアイツらが、
今改めて胸(ハラ)に弾を込め直したってことさ。
三蔵「…さあ、再装填(リロード)は済んだぜ」
あとはブチかますだけ、そうだろ?
準備はいいか、野郎ども。
終わり。