09/06/11 14:38:59 0
想いを塗りつぶしてしまえ、と黒いマニキュアを塗る夏芽。
黒は最近忘れがちなコウちゃんの海の色であり、自分の中の色でもある。
夏休み、塾に行くためバスに乗っている夏芽。
i podでストーンズのPAINT IT BLACKを聴いている。
そこに大友も乗ってきて、「俺もこの曲好きじゃ、他に何聴くん?」などと話しかけてくる。
返事をしない夏芽。
大友は夏芽が写真のことで怒っているのだと思って謝る。
夏芽は「全然怒ってない。わたし大友と話したり一緒にいたり楽しい。仲良くしたい。
・・・でも、大友のこと好きにならないよ」と言ってしまう。
(言っちゃった ズルい ズルい ズルい ヒドい
・・・ゴメン こんなんでゴメンね さよなら大友)
「じゃけぇ『友達』でええよ俺。
お互い仲良くやっていきたいと思ってるのにギクシャクするほうが意味わからん」と大友。
「それでOKなら握手」と言われ、戸惑いながらも手を握る夏芽。
ふと大友が夏芽のマニキュアに気づく。他は全部黒で小指一本だけがキラキラ。
「夕陽に当たっとる波みたいでキレイじゃ」と言われ、夏芽は泣き出してしまう。
(なんで当てちゃうの?
これ大友の海だよ キラキラきれいなの 塗りつぶせなかったの
私の全部で ここだけが 小さく 輝いているの)
次号予告
大友の存在がますます大きくなる夏芽。
一方で暴力に明け暮れるコウも放っておけず・・・。