09/05/26 21:35:34 O
悟空らの攻撃は効かず、やがて烏哭は「飽きた」と言って経文を広げだす。
ガトは気絶したままのヘイゼルを庇い、身体が真っ二つに。
衝撃で意識を取り戻したヘイゼルは、彼を蘇生させようとするが、それには魂が必要だ。
そこで烏哭に向かって術を放つが、それさえも彼の力に阻まれてうまく発動しない。
その時、ヘイゼルの腕をガトが掴み「もういいんだ」と言う。
「償いはとっくに果たしている。…お前はもう、俺から解放されていいんだ」
そう告げるガトに、ヘイゼルは「死んだらあかん、命令や…!!」と叫ぶ。
しかしガトは「命令なら…こうだろう」
「---『生きなはれ』(俺には…ずっと、そう聞こえていた)」その言葉を最後に息絶える。
怒った悟空と悟浄が烏哭に向かっていくが、やはり攻撃はかわされてしまう。
気が付くと烏哭は木の上にいて、「ちょっと長いしちゃった、続きは今度ね」と
涼しい顔で手を振っていた。
だが、そんな彼に八戒は冷静に声を掛けた。
「…烏哭さん、お忘れ物です」
烏哭の背には、黒い羽根を生やし空に浮かび上がったヘイゼルがいた。
続く