09/05/21 22:56:14 O
『危ないことしないで』『ケガでもしたらどうするの 女の子なのよ』
『どうしてわかってくれないの』小さい頃、母親に言われたことを思い出す郁。
お母さんはあたしみたいな娘 欲しくなかったんだ―
季節は冬へ 移る頃 かくして運命の日はやってきた。
両親が郁の職場を見学にしやってきた。緊張する郁は両親相手にカッチコチ。
様子を見に来た野次馬4人は遠目に見守る。
『何だありゃ』と堂上、『親相手に噛みましたが』と手塚、『緊張してるねー』と小牧
『昨晩なんてうなされて 寝汗かいてましたよ。冬なのに!』と呆れる柴崎。
大学のために上京してからほとんど会っていなかったせいか両親が苦手な様子な郁。
寮内を見学したいと母親に言われ、堂上に助けを求めるが、堂上は『上官』で仕事の
評価を訊かれたら、図書館員として覚えが悪くガサツで粗忽だと答えるしかないと言う。
そんなに酷いかと聞き返すと、評価出来る分野は親御さんには言えない分野だと言われ
仕方なく、おごりと引き換えに柴崎にすがる。
防衛員でなく図書館員として図書隊に入ったと嘘をついている郁。
バレたら強制退職 郷里へ強制送還になる可能性があるからだ。
続きます。