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「同性愛はOKだが、口紅はご法度」 新人僧に作法の授業
* 2009年05月03日 23:15 発信地:バンコク/タイ
【5月3日 AFP】タイで入門したての同性愛者の仏僧らに、口紅をつけたり、
僧衣をきつく締め付け気味に着るなど派手な態度を慎むよう、高位の僧侶が
マナーを教えることになった。
僧侶らによると、眉毛を抜いて弓形に整えたり、ハンドバッグ片手に腰を
大げさに揺らしながら歩いたりと、伝統的な仏教の教えを傷つける新人の僧の例が多数、報告されている。
今月からこうした若い同性愛者の僧たちに、作法の授業を行おうとしている僧侶は
「彼らに作法を教えることの目的は、(僧として)どう振る舞い、話し、食べ、
衣を着ることが適切かを教育すること。ちゃんと歩けない僧がいたり、口紅をつけてる者、
ましてや性行為にふけるものまでいるのは、非常に大きな懸念材料」だと語る。
しかし、この僧侶によると、僧たちの寝所の一角で性行為を行っていた場合は追放されるが、
同性愛自体は禁じられていない。「そうでなければ、半数以上は破門される」というほど多いようだ。
作法の授業の第1回目は、タイ北部のチェンライ(Chiang Rai)県にできた同国初の仏僧養成学校で、
120人の新入学生を対象に行われる。「この1年目が終われば、派手な行動をしていた新入生の少なくとも 70%が、
敬われるような僧となるだろう。彼らに良い僧侶になることを望むならば、われわれが若いうちに教育しなければならない」と
新授業に期待する。
ほかの寺院や宗教学校でも近い将来、このコースの導入を計画しているという。(c)AFP