シンジ腐と庵婆による貞カヲルの改悪について10at EVA
シンジ腐と庵婆による貞カヲルの改悪について10 - 暇つぶし2ch130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/03/18 00:36:58
これかな、言いたいことはわからなくもないけど演出に関してこういう視点の分析は揚げ足取りにしか見えないな


ところで、貞カヲにおける「自我の目覚め」を追いかける上で一つだけ気になっていることがある。
第11巻において、貞カヲは「あの猫のように」僕を消してくれと言う。
ここで貞カヲ登場時の猫を殺すシーンがオーバーラップする。
だけど、貞カヲの境遇と猫のそれとには一つ決定的な違いがある。
それは、貞カヲは自らの死のあり方を選ぶことが出来たが、猫には最後までその自由がなかったということだ。
(死に方を選んだのは貞カヲだった。ちょうどゼーレによりカヲルが生かされ、殺されようとしたように。)
この辺、貞本さんはどう考えておられるのだろう。

貞カヲは当初より「僕は僕自身の意志を超えた存在の気まぐれにより生かされ、
そしてもうじき殺される」ということを心の奥底から思いしらされている存在だった
(最初の方にはそういう気配はないが、第11巻でわかる)。
猫のエピソードはそんな彼が「自分がそのような目に遭っているのだから、
他の存在をも同じように扱うことに何の問題があろうか」とごく自然にやってしまった行為に見えた。
そして猫は当然、反抗すら出来ずあっけなく死んだ。

だが最後のシーン、「猫のように殺してほしい」と彼はいっているが、
その意味するところは逆説的にも、彼は猫のようにされるがままにならない、自分で運命を選ぶ、ということを意味していた。

このとき彼は、自らがかつて一方的に死を与えた猫のことを少しは悼んでいたのだろうか、
それとも、猫と自分との違いには気づかずに死んだということなのだろうか。すこし気になる。
後者だとしたらそれはそれで、痛ましい物語だ。



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