09/08/30 11:55:03
<エピローグ>
あの後、あたし達は、突然帰ってきたミサトに怒られた。
「なんじゃこりゃ」
と、ミサトは言っていた。まあ、部屋とシンジが牛乳まみれじゃ、仕方ないけどね。
「アスカが、牛乳を飲んでいたら、僕の後ろにゴキブリがいたので…」
と、シンジは、苦笑いしながら言っていた。
次の日から、あたしはシンジが入れてくれたコーヒーを飲みながら、
面白い話を聞いていた。
「それで、トウジは絶妙なタイミングで、委員長に突っ込みいれていたのだ。
僕は、そこで笑ってしまったよ。しかも委員長、怒っていた」
「…ヒカリ…あはは。お腹が痛い。うふふ」
ヒカリには悪いけど、その話を聞いて、笑ってしまった。笑いすぎて涙が出た。
***
て、その話を加持さんに話したら。
「アスカ。…凄いな、その話。昔の俺と、葛城の関係みたいだ」
「この話はミサトには内緒ね。加持さん」
「ああ、分かっているよ。でも、ばれたら、葛城が黙っちゃいないよ!
墓場まで持っていくんだ。アスカ」
そういって、あたしの頭を撫ぜた。
「じゃあ、用事があるから」
あたしはドアに向かう。
「シンジ君の話を聞きに行くのかい?」
「うん、コーヒーを飲みながら」
終