09/08/30 23:37:19
どうしようか…
先に帰ったアスカは弐号機が暴走した事実を知っていたとしても僕が見たものは分かりはしない。
アスカ…アスカの過去…
弐号機の件で知った事を素直に受け止めていいのだろうか?
いや、今の僕は全て受け止めていた。
僕にどこか似ていて。
それが辛くて。
後悔する前にさっさと忘れてしまおう―、それが僕の出した結論だった。
誰にだって掘り返されたくない過去がある。それを僕はよくわかってる。
一時的に楽しい事で紛らわせても、いつかは思い出すんだ。トラウマの連鎖は自分自身を消しかけようとする。
101:軒亜
09/08/30 23:38:31
アスカに言いたい。
でも言いたくない。
そんな事を考えていると、家についたらしく車のエンジンが切れるのがわかった。
家に入ろうとすると、ドアの前でミサトさんに
「ごめんね…今日は、シンジ君にとって大切な日だったのに…」
そう言われた。
大切な日?あぁ誕生日の事か…
忘れていた。
今日は6月6日だ。
いや、もうすぐ7日になろうとしていた。
「…誕生日の事なんか気にしないで下さい」
「明日、みんなを呼んでもう一度祝いましょう」
そうミサトさんは言って家に入っていった。
僕は、リビングでアスカと目があった。
102:軒亜
09/08/30 23:40:36
続く...
とりあえずここまでです(゜∀゜)=3
103:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/30 23:41:15
えぇ!
104:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 00:02:01
>>102
気になるところでwでもGJ!
105:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 00:06:39
GJ!
続き待ってます!
106:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 00:56:07
>>102シリアス展開に期待w
wktk
107:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 06:39:52
ちょっと、待て幾らなんでも切り過ぎだ
108:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 12:28:53
レイを取り込んだ初号機によって、サードインパクトが、まさしく起きようとしていたその時、月より飛来したエヴァ6号機から放たれた槍によって、未然に阻止された。
一旦は拘束されたネルフ本部関係者だったが、ゲンドウと冬月の巧な交渉術により、日本国政府を味方につけた。
ゼーレは人類補完計画を実行しようとしている、我々ネルフはそれを阻止しようとしていたのだと。
その結果、ゼーレは解体され、各国に居たキール議長以下ゼーレの主要メンバーは、ことごとく拘束された。
シンジとレイは初号機からサルベージされた。
ネルフ本部は日本国政府直轄の平和組織として、新たに組み込まれていた。
エヴァパイロットのチルドレン四人は、ネルフ本部の通路を歩いていた。
「一体エヴァのパイロットを司令室に集めて、何をする気なのかなアスカ?」
マリは少し後ろを歩いているアスカに問い掛けた。
「アタシが知ってる訳ないでしょ、このネコメガネ!アタシが居ない間に、勝手に2号機を起動させて大破させやがって!」
「それは……悪かったニャー♪」
「ア、アンタそれで謝ってるつもり!」
シンジはマリとアスカのやり取りを、少し後ろから半ば呆れて見ていた。
シンジは隣を歩くレイに話しかけた。
「綾波。父さんは僕達を呼んでどうするつもりなんだろ?」
「ごめんなさい碇君。私にもわからないわ…」
109:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 12:30:36
チルドレン達が司令室に入ると、碇司令と冬月副司令の二人が居た。
ゲンドウは机に肘を立て、口元で腕を組んでいる。
サングラスを掛けている為、表情は読めない。
冬月はゲンドウの右側に立っており、表情は険しい。
「よく来てくれた、エヴァパイロットの諸君。詳しい説明は冬月が行う」
冬月は一瞬、ゲンドウを睨んだ。
(面倒な事は全て私に押し付けよる)
「君達に集まってもらったのは他でもない。エヴァの安定的な利用について、君達の協力がどうしても必要なのでね」
アスカは冬月に問い掛けた。
「命令ではなく、協力ですか?」
その問いにゲンドウが答えた。
「冬月、やはり私から説明する。アスカ大尉、その通りだ。命令ではない。実は日本国政府より君達に、直々に要望があるのだ。
君達も知っての通り、エヴァを起動させる為には、年齢的要素と遺伝子レベルでの強い結び付きが、なにより重要になっている。
安定的にエヴァを運用する為には、新たなパイロットを育成する他に、方法はない。君達女性パイロット三名は、初号機パイロットである碇シンジの妻となり、子供を産んでもらいたい。
日本国では一夫多妻制は認められていないが今回、超法規的処置としてシンジだけ認められたのだ」
110:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 12:32:16
ゲンドウの説明が終わり、マリが口を開いた。
「つまり、私達がシンジ君の妻となり、子供を産めと?」
マリの問い掛けに、ゲンドウが応じた。
「ああ、その通りだ。ただし、日本国政府ならびにネルフも君達の人権を尊重する。断ったとしても、いままで通りエヴァパイロットとして、処遇する」
ゲンドウの言葉を聞いたマリは、姿勢を正し敬礼した。
「私は碇シンジ君の妻になり、任務を果たします」
(わんこ君はいい匂いがするし、カワイイから妻になりたいニャ♪)
「ちょっ、ちょっとマリ、アンタ何を言ってんのかわかってんの!?」
アスカがマリを問い質していると、レイが口を開いた。
「…碇司令、私も碇君の妻になり、任務を果たします」
(碇君の妻…。いつもポカポカできるのね)
「あ、綾波まで……」
「ちょっと、えこひ…レイまでなにを言ってんのよ!?」
111:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 12:33:31
冬月はアスカに問い掛けた。
「アスカ君はどうするのかね?」
(マリとえこひいきだけに、シンジは渡さない!)
「私もシンジの妻になり、任務を全うします」
「ア、アスカまで……。みんな何を言ってるのか分かってるの?こんなのおかしいよ、父さん!」
シンジはゲンドウを睨みつけた。
ゲンドウはシンジを呼んだ。
「シンジ、私とこちらについて来い。冬月しばらく、彼女達を頼むぞ」
「ああ、任せておけ」
(父親自ら息子の説得に乗り出したか)
シンジとゲンドウは、司令室奥の応接部屋に入った。
「シンジ、彼女達は任務だけでお前の妻になる事を、志願したと思っているのか?
「思ってないけど……。で、でも……」
「お前は彼女達が嫌いなのか?」
「嫌いじゃないよ……。す、好きだよ。でも……」
「ならば何の問題もなかろう?」
「でも……」
「シンジ、お前の事を好いてくれている女三人を、妻に出来るのだぞ。こんなチャンスは二度とあるまい?」
「でも…」
「毎晩違う相手とヤレるのだぞ。もちろん同意が得られれば四人でも同時に出来るぞ」
「でも」
「何を迷う必要がある?シンジ、(いろんな意味で)大人になれ」
「……ヤリます!父さん、僕はヤリます!」
112:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 13:22:43
エロパロのやつそのまんまじゃん
113:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 15:53:21
本人に無断でコピペ?それとも自演か
114:ふぅ。
09/08/31 17:17:47
わかんないわかんない。
なんであたしがあんなこと言ったのか、なんで泣いたのか、わかんない。
シンジにとってのあたしって何?
なんであいつはあたしにあんなこと聞いてきたの?
それも、わかんない。
写真立ての中で、まだ幼い二人が笑っているのが見えた。
こんなに楽しそうに笑ってるけど何があったのかな?
きっと何もなかったわよね。
何もなかったけどただ楽しかったのよ。
戻れるなら、戻りたい。何も考えてなかった頃に。
気が付いたら眠っていて、時計は午後七時を知らせていた。。
留守番電話の伝言が残ってることを示す赤いランプがちかちかしているのが
気になったあたしは、おもむろにそのボタンを押した。
「一件です。
あのーアスカ?七時半ごろには帰れるから、それまで待っててね。
いつもごめんなさい、それじゃ。
九月、六日、午前、十八時、三分、です。」
なんだママか…。
そう思ってしまった自分にイライラした。
「いつもあたしばっかじゃん。
これじゃあママと変わらないじゃないの…」
父親にに捨てられ泣いていた母親を無意識に自分に重ねていた。
115:ふぅ。
09/08/31 17:24:03
―ピンポーン
「ただいま。」
「おかえりママ!!」
「遅くなってごめんね~。」
「晩御飯、すぐ作るわね。なにがいい?アスカが好きなハンバーグにする?」
ハンバーグ…今日は食べたくない。
「ハンバーグはやだ…」
ご飯も食べて、お風呂に入って、ママにもらった化粧水をつけて、
ベッドにあがると、やっぱり考える。
「どうしたらいいなんて、何で迷うのよ。」
天井に向かってそう呟く。
どうしたらいいなんて言うのは迷ってるからでしょ?
あっさり振る気にはならなかったの?。
あたしが気持ちを伝えてたらあんたはマナに相談してたの?
あんたが誰かのもんになっちゃたら
あたしはこれから朝誰を迎えに行けばいいのよ。
誰を蹴り飛ばせばいいの。
誰のせいで傷つけばいいのよ。
…やだ、あたしまた泣いてる?
この天井見つめてると、そればっかじゃん。
「馬鹿みたい…」
あたしは、泣き疲れて眠った。
116:ふぅ。
09/08/31 17:29:23
a
117:ふぅ。
09/08/31 17:30:55
次の日の土曜日。
久しぶりに何もすることがない。ママはいつも通り仕事でいない。
「買い物でも行くか…。」
先月のお小遣いがまだ財布に残ってるのを確認し、あたしは一人で出かけた。
街に出るには少し地味な服装だったかもしれない。
でも今日はひとりでのんびり買い物したい気分だった。
街は当然ながら人であふれかえっていた。
おしゃれな服を着た高校生、ちょっとお金持ちなオーラの漂うおばさん、
いかにもうまくいってそうなカップルまで。
その時映画館からかわいらしい女の子が入っていくのが見えた。
「…マナ?」
一緒に入って行った男の子も、シンジに見えないこともない。
馬鹿なことはやめなきゃ。
そう言い聞かせながらも映画館の中にあの人影を探しに入った。
118:ふぅ。
09/08/31 17:45:38
五分後、あたしはしかめっ面で映画館から出た。
「なーによ、これじゃほんとに馬鹿みたいじゃないの」
結局違う人だった。よく見ると似ている人でもなかった。
とんだ恥をかいたけど、安心していた。
「もうやだぁ、碇くーん」
と同時に、あたしの嫌いな、甲高い声が響く。
振り向いた先には、かわいらしいワンピースを着た女と、
見慣れたTシャツ姿の男がまずそうな顔をしていた。。
「あっ!惣流さん!こんなところで一人で何してるの?」
「彼氏、待ってるの」
「惣流さん彼氏いたんだ!今日ね、」
胸がきつくなって、目からあふれ出しそうになった瞬間、
あたしはその場から走って逃げた。
途中男があたしを何度も呼んだ。
でもあたしは止まらず走り続けた。
119:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 17:57:44
支援
120:ふぅ。
09/08/31 18:22:11
前ににやつきながらこの道を思いっきり走ったっけ。
それがこんな顔で今その道を引き返してるなんて…
追い風が吹いて、髪が顔にかかる。
泣き顔が見えなくなって、ちょうどいい。
家について、ベッドにもぐって、ひたすら泣いた。
あたしも、結局ママと同じだった。
パパがそうだったからか、あたしは男らしさ全開の人はあんまり好きじゃない。
だからあいつにそんな特別な感情を抱いちゃったのかもしれない。
けれど、結局同じだった。
男なんてみんな、同じだった。
ただの幼馴染なんだから、一発殴ってやることすらできない。
そうよ、ただの幼馴染だったのよ。
あたしだけがただ、バカだったの。
「ごめんね、明日はもう泣かないから、今日だけ許して。」
浮かれていたころの自分にそう謝った。
121:ふぅ。
09/08/31 18:25:03
今日はここまでです。
つまらんものをいつも見ていただいてありがとうございます!
122:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 18:26:49
乙
がんばれー!
123:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 18:43:45
>>120
乙
wktkして続き待ってます
124:infinity ◆e1/swPUIeI
09/08/31 18:48:23
「シンジ、おはよう」
アスカが、目を擦りながら起きてきた。
昨日は、夜中まで軍人時代の話を、シンジに話していた。
シンジが頼むから聞かしてくれ、と、言ったからだ。
アスカは時計を見た。
11:00:00
「シンジ、何見ているの」
「とぅーす。アスカ」
手を前に上げて挨拶したシンジ。
<何気ない会話2>
「はぁ」
アスカはバカにしたように、シンジを見た。
「あ、ごめん。おはようアスカ」
「シンジ、今度はどんな映画」
アスカはDVDのタイトルを見た。[ハード・ボイルド・新男たちの挽歌]
「アスカは、銃を撃ったことあるんだよね」
シンジは目をキラキラとさせてアスカを見た。
「そりゃあ、軍人だからね」
アスカは、指を鉄砲のように見せて、シンジのこめかみにあてた。
「バン」
「うわぁ、うぅ、うう、撃たれた。…なんじゃ、こりゃ」
シンジは撃たれた振りをして、頭を触り、手を見て叫んだ。
「あんた…」
完
125:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 18:52:44
乙。オマイはいつもシュールだなw
126:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 18:53:06
ifwwww
127:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 19:01:27
つまんねぇ…w
128:infinity ◆e1/swPUIeI
09/08/31 19:25:03
すいません。
一人反省会をして、また戻ってきました。
小説を読みながら、書きますのでよろしくお願いします。
94さん、心配かけて申し訳ありません。
なぜなら、私は空気を壊す者だから。
そして、私は、もう一段階進化させます。無理やりに。
129:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 19:49:32
ifさんのファンになりました!
ff界に長年居座り続けた僕ですがここまで才能あふれる
死ね
ね
130:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 19:49:39
確実にレベルアップしてるなw
131:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 20:03:42
|д゜)ソローリ…
|д゜)駄目だ!
|彡サッ
132:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 20:04:55
投下してぇなら投下しろよ…
133:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 23:03:17
夏の残り火
134:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 23:21:01
>>131
うぜー
135:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/31 23:21:05
夏ももうすぐ終わりだな…
136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 17:59:08
if待ち
137:若気の至り
09/09/01 20:26:34
すべての始まりは、一本のDVDだった。
僕はあの日、ケンスケから借りたことを生涯悔やみ続けるだろう。
それはある夜中だった。
僕は初めて借りたDVDに期待に胸をときめかせ、アスカが寝静まるのを待っていた。
ミサトさんは、今日遅いと連絡があった。
アスカさえ寝てしまえば、リビングで観賞会だ。
僕の部屋にはテレビがない。
今まで本は何度も見たことがあったが、動く映像はまだ初体験だった。
僕はまだまだうぶな中学生だったのだ。
…そろそろいいかな。
様子を伺いながら、自分の部屋を抜け出し、
リビングでこっそりDVDを流し始めた。
音はもちろんイヤホンで。
うわあ…
目の前を流れるめくるめく光景。
何度も何度も生唾を飲み込む。
想像はしていたが、こんな風にからみあうのか…。
僕もいつかは、こんなイヤらしいことをするのだろうか。
気がつくと、自分の呼吸が荒いものに変化していた。
138:若気の至り
09/09/01 20:27:48
やはり、静止画と動画は違う。
声や動きがあると、こんなに興奮度が上がるものなのか。
僕の下半身は熱を帯び、今にも爆発寸前だ。
僕は、僕自身をたまらず解放しようとした、
その瞬間、
肩をつかまれる感触がした。
しまった、夢中で誰かが背後にいるのに気付かなかった!!
びくっと背筋が震える。
おそるおそる振り返ると、無表情なアスカがそこに立っていた。
「あんた、こんな夜中に何やってんの?」
「ア…アスカ…」
「何やってんのって聞いてるの」
「……ご、ごめん」
「何であたしに謝るのよ」
最近のアスカはシンクロ率が下がっているせいだろう、
すごくイライラして、あまり近寄りたくなかった。
なのに、こんなところを見られるなんて。
…最悪だ。
139:若気の至り
09/09/01 20:29:46
どうしよう…どう言い訳すればいいのか。
「ふーん。別にいいわよ、あたしに構わないで続けてよ。ほら、早く」
「なっ何言ってるんだよ、できるわけないだろ」
「うっとうしいわね、見ててあげるからしなさいよ」
「無理に決まってるだろ!」
叫んだ瞬間、アスカの目が怒りに染まったのを見た。
「イライラするわね!!」
そう叫ぶと、どんっと僕を突き倒し、僕を上から見下げ、僕の下半身を足の指でもてあそんだ。
僕は緊張でもう勃つわけがない。
むしろ縮こまってしまっている。
「は・や・く・見せなさいよ!」
そして僕のはいていたジャージを掴み脱がしにかかった。
「いやだよ!何するんだよ!」
「あんた、あたしに逆らう気?」
その言葉を投げ捨てるように言い、僕をおさえこみ、下着もとりさり、僕を無防備な格好にする。
それからは地獄のような時間だった。
140:若気の至り
09/09/01 20:31:04
その後、この行為はアスカをストレスの捌け口となったらしく、定期的に行われることとなった。
写真をいつのまにか撮ったらしく、ばらまいてやると脅されて、どうしようもなかったのだ。
まだまだ僕の方が背が低く、筋力も勝てず、ただいたずらをされることを耐えていた。
そんな死にたいような期間が2年近く続いた。
その間に、綾波は使徒との戦いで亡くなってしまった。
綾波のダミーはリツコさんが壊してしまったため、もう生き返ることはなかった。
そのおかげで、ミサトさんが補完計画が無理になったと教えてくれた。
僕は補完計画がどういうものなのか、よく理解できなかった。
起こった方がよかったのか、起こらなくてよかったのか。
ただ、父さんは綾波が死んだあと、失踪してしまった。
今でもどこにいるのかわからない。
ミサトさんは僕を追い出したりせず、今も同じ家においてくれている。
アスカも何故かドイツに帰らず、今でも一緒に暮らしている。
僕たちは高校生になっていた。
141:若気の至り
09/09/01 20:32:08
もうずっとアスカとまともに口をきいていない。
話すのは、夜中のアスカの一方的ないじめの時だけだ。
僕は何で今でもこの家にいるんだろう。
この家にいても、辛いことしかない。
この家をでて、一人暮らしをした方が精神的に楽かもしれない。
そんな事を考え始めた矢先だった。
ある夜、いつものように夜中ドアを蹴られた。
これはいつもの合図だ。
ミサトさんが寝たから(あるいは家にいないから)、早くリビングに来いと。
暗い気分でリビングに行くと、アスカが立って待っていた。
「遅い」
一言不機嫌そうにつぶやく。
「ごめん」と謝る僕。
謝った僕をまた罵倒し、いつものように、にやりと笑った。
142:若気の至り
09/09/01 20:33:03
「さっさといつもの見せてよ」
こんな一人よがりの行為を見て、アスカは何が楽しいのか。
最初のうちは抵抗していたが、殴られたり、蹴られたり、痛い思いしかしなかったので、だんだん抵抗もしなくなっていた。
「……」
なんだか、気乗りしない。
黙っている僕をみて、アスカが僕を蹴り始めた。
…あれ。
気がついたら僕の方が背が高い。
いつの間にか、アスカの身長を追い抜いていたのか。
並んで歩くこともないからわからなかった。
第二次性徴のせいだ。
蹴っている足と蹴られている足を比べても、僕の方が骨格も筋力もしっかりしていることに気づく。
「早くしなさいよ!」アスカがわめいた。
「…もうやめようよ、こんなこと」
投げやりな気分で、抵抗を久々に試みる。
思ったより、アスカの目線が低かったから。
143:若気の至り
09/09/01 20:33:53
「何いってんの?あんた何様なの?」
「もうストレス解消に付き合わされるのは、まっぴらなんだ」
「写真ばらまくわよ」
「好きにしたら?もう僕はこの家から出ていくよ」
「何言ってんのよ!!あんたあたしの道具なくせに!道具なら道具らしくおとなしく言う事を聞いてなさいよ!!」
その瞬間、僕の思考は停止した。
アスカは僕を道具だと思っていたわけか。
暗い闇が心を満たす。
わかっていたつもりだけど、実際言われると、わかっているつもりだけで理解はできていなかったんだ。
「僕は道具?」
「当たり前でしょ!何もできないくせに」
ぷつんと、何かが切れた気がした。
144:若気の至り
09/09/01 20:34:35
「僕が何もできないと思ってるの?」
テーブルをひっくり返す。
スタンドを投げ飛ばす。
テレビを蹴倒す。
破壊の音が鳴り響く。
僕とアスカの関係。
「いつまでも我慢してると思うなよ!!」
気がつくとアスカを押し倒していた。
「ねえ、知ってた?僕の方がもう背も高いし、筋肉もついたんだ。抵抗したって無理だよ」
おびえるアスカの目。
「男なめるのも、いい加減にしなよ」
僕にこんな気持ちが眠ってるなんてしらなかった。
怯える相手を征服させる。
こんな気持ちいいものだなんて。
145:若気の至り
09/09/01 20:35:24
いつもいつも僕一人でするのを眺めて、嫌がらせとしかとれない悪戯をするアスカ。
「たまにはアスカもシてみたら?一人はいや?じゃあ、シてあげるよ」
「…イヤあああっっ!!!!」
泣き叫んでももう遅い。
燃えあがる憎悪は消せない。
膨れ上がる性欲はもう限界だ。
アスカが泣き叫んでも、僕は構わず犯し続ける。
「いつもいつもいたぶってくれたよね?アスカは同じことをされたらどんな反応をするのかな?」
犯しても犯しても犯し足りない。
その夜、僕は初めて自分で抜くのではなく、他の誰かで抜くということを経験した。
それからは、虐げる者と、虐げられる物が逆になり、僕が合図をする番になった。
146:若気の至り
09/09/01 20:36:27
昔はアスカが好きだった時もあったんだ。
アスカだったから、征服されても文句言わなかったんだよ。
でも、もう遅い。
遠くまで来てしまったから。
僕らはどこかで何かを間違えたんだ。
今日も僕はアスカの部屋をノックする。
そしていつもの様に、リビングで彼女が来るのを待った。
147:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 20:46:50
ゴクり
148:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 20:52:06
嫌な予感…
イタモノかな?
149:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 21:10:48
あれ、ごめん!
以上で終わりのつもり。
至らない文章ですまん
150:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 22:32:48
若気の至りさんGJです!!!
キンモクセイが終わった後に、こんなイイ作品が読めるとは(^O^)
是非とも続きを投下して下さい!
お願いしますm(__)m
151:ふぅ。
09/09/01 22:33:30
誰もいない家。
電気もつけずにただベッドに横たわっていた。
ただいやな妄想が頭の中を駆け巡り、
胸がただ締め付けられるだけの時間が過ぎていく。
ふと、目に入ったものはよくママが使っていた剃刀だった。
「あんなやつ、好きじゃない。あんなやつ、好きなわけない!
大っきらい!!」
「…嘘ばっかり」
自分の中の誰かがそう叫んだ。
ぼさぼさになった髪が前を見えにくくしながらも、
あたしはそれを手に取り、手首に当てた。
―ピンポーン
不意に手を止め、ママの顔を思い出し、我に帰った。
きっとママだわ。
そう思って鍵を開けた。
152:ふぅ。
09/09/01 22:34:22
「レイ…?」
「心を開かないと、気持ちは伝わらないわ。」
「なによ!あんたに何がわかるのよ!」
「…。」
「なんか、言いなさいよ!
あんたも、好きだったんじゃないの!?」
「私は、わからない。」
「わからない?」
「そう、わからないの。それはきっと、碇くんも同じ。
まだ、わからないの。」
「何が言いたいの?なにが碇くんと同じなの?
あいつはもうあたしもあんたも興味ないのよ!
何とも思ってないのよ!」
「そうね。」
するとレイは帰って行った。
「なんなの?あの子…」
153:ふぅ。
09/09/01 22:36:49
だけどあたしはひとつ気づいたことがあった。
それは他人と関わっている時だけ、
辛くて泣いているかっこ悪い自分をどこかに隠すことができる。
あたしは受話器を握り、電話をかけた。
「もしもし、ヒカリ~?」
「うん!…でもアスカどうしたの?
すごい鼻声だよ?」
「ちょっとクーラーのかけすぎでね…」
「もう、だめじゃん。もうすぐ秋で涼しくなるんだから。」
「そうね。」
「で、電話の用事、なんだったの?」
「あ、特に用はなかったんだけど…うそ!明日暇?」
「うん、空いてるけど…」
「じゃあ一緒に遊ばない?二人で!」
「わかった!」
「じゃあ明日また電話するね!」
電話が切れるのを確認して、受話器を置く。
「…ママ、今日は早く帰ってきて。」
154:ふぅ。
09/09/01 22:38:23
今日はここまでです・・・。
長くてすみません。
155:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:17:34
若気の至り氏GJ!
キャラの科白や雰囲気がすっごく好みだ。
エロエロや甘々も是非読んでみたい!
出来ればサイト作ってくれ。
156:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:32:25
>>146
これって、エロパロじゃないの?
ここでのエロって何処まで許されるんかな?
157:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:32:52
2人とも投下GJです!
158:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:33:22
>>156
だけど、話は好きだから続けて欲しいんだけどね。
159:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:42:07
>>158
どこかのコピペでも分からないくらい、散々やり尽くされてるネタだから、今更感は大きいけどなww
160:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/01 23:43:16
空気を壊します。
投下
161:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/01 23:44:34
21:15:00
「ただいま」
あたしは玄関のドアを開け、小さな声で言った。
あたしは、シンジに晩御飯までに帰ってくるように言われていたけど、
遅くなってしまった。
でもシンジの事だから、ご飯を作って待っていてくれると思い、
「シンジごめんね。遅くなって」
居間は真っ暗だった。あたしはシンジの部屋の襖を、ゆっくりと開けて、シンジを見た。
シンジは寝息を立てていた。あたしは、「ごめんね」と、呟くように言った。
居間に行き電気を付けた。洗濯物が山盛りに置いてある。あたしは触ってみた。
乾いている。
「如何したのだろう。いつもだったら、畳んで置いてあるのに」
私は首を傾げた。
「ん、何これ?」
あたしは洗濯物の一番上にS-DATが置いてあった。
「聞けって事なの」あたしはイヤホンを耳に付け、再生ボタンを押した。
{私の名前はシンゾウ。お帰り、アスカ。
私の約束を破り、帰って来て晩御飯が無くて困っているだろう。
残念ながら、ご飯は無いよ。…}
あたしは、停止ボタンを押した。
今度は、何の映画なの、
「凝っているはね。シンジ」
あたしは、また再生ボタンを押した。
{でも、君にチャンスをやろう。そこに洗濯物の山があるだろう。
それを全部畳んでほしい。畳み終えたら、希望が待っているだろう。
時間は関係ない。綺麗に畳まなくても良い。 では、始めて}
あたしは停止ボタンを押して洗濯物の山を見た。
「えぇ! 全部! …仕方ないか」
あたしは、ため息を吐いた。
162:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/01 23:46:00
あたしは洗濯物を畳むことにした。お腹が鳴った。
あたしは急いで畳むことにした。
時計を見ると、午後9時半を回っていた。
畳んでいると、シンジのパンツが出てきた。あたしはそれを見て、鼻で笑った。
ミサトの服や、あたしのお気に入りのワンピースが出てきた。
あたしや、ミサトの洗濯物は綺麗に畳み。シンジの洗濯物は雑に畳んだ。
そして、最後の一枚を畳み終えた。
「ん、何この封筒は」あたしは封筒を開けた。紙が一枚在った。
[ご苦労さん。ご飯は、炊飯器の中にあります。
冷蔵庫にはハンバーグと冷奴と煮物があります。暖めて召し上がれ]
あたしは遅めの晩御飯を食べる。
「いただきます」
ハンバーグから食べた。美味しかった。シンジの手料理は美味しい。
「あぁ…美味し…いよ。うぅ…」
あたしは、いつの間にか泣いていた。
「お帰りアスカ」
私は振り返る。
シンジが壁にもたれて立っていた。そして指鉄砲をあたしに向け、
<ゲームオーバー>
あたしはシンジに駆け寄り、涙を見せないように、胸に飛び込んだ。
「ごめんね。…シンジ」
シンジは優しく、背中を擦る
終
163:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:46:24
いちいち空気壊すとか言わなくていいから
さっさと死ね
もう来るな
164:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/01 23:46:43
以上
破壊した
165:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:48:33
ifは友達いないからネットで構ってもらいたいんだよ
でも毎回余計な自分語りで白けられてるのに気づいてない
166:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:50:02
『た。』
おおすぎwww
今時中学生でもこんなヒドい文は書かないぞwww
167:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:52:09
小説のレベルが低いのは仕方ないとして単純にifがウザいんだが
頼むからもう来ないでくれ
168:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:56:07
なんつーか『空気クラッシャー』とか呼ばれてるからって自分が人気あるって勘違いしてんのかな?
どちらにせよつまらないから回線切って死ね
169:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/01 23:56:39
> 冷蔵庫にはハンバーグと冷奴と煮物があります。暖めて召し上がれ
冷奴を暖めろとは、なんたる罰ゲーム。
ドイツ系クォーターに対する隠れたイジメかw
170:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:01:07
おまえらifなんかスルーしろよ
つまらないしレベルが全く成長しないのはもはやお約束
171:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:05:18
834 名前: if [sage] 投稿日: 2009/08/26(水) 20:17:23 ID:???
すいません。でも、言わせてください。
前にも書いたと思いますが、もう一回言います。
告白するには勇気がいります。
シンジは勇気を出して告白した。
アスカも本当はシンジが好きなんだと思う
二人とも恋愛するのが不器用なんですね。
本当に人を好きになるのは難しいですね
俺も興奮してしまいました。
そして+3冊です
次の投下は
8月29日か30日です。
<アイス再び…>
言うことだけはまるで何処ぞの恋愛コラムニストのような奴だ
172:若気の至り
09/09/02 00:12:35
終わってるんだか、わからない文章でごめん。
板違いかもしれないけど、責任もってここで続きを投下させてください。
ありきたりな話で、発想力なくて申し訳ない!
精進します
173:若気の至り
09/09/02 00:13:27
アスカがしばらく経ってから、リビングにやってきた。
暗闇のせいか、その瞳の色は青ではなく、濃紺に見える。
海の底の色。
昔の僕みたいだ。
今日は何をされるのか、怯え、慄いている。
「昔は遅いと、すぐ蹴ってくれたよね」
ぴくっと震える肩。
「安心してよ。僕は蹴ったりはしないから」
違うひどいことはするかもしれないけど。
「…もう助けて」
「アスカが始めたことだよ。今更逃げるの?」
「許して…」
「自分勝手にもほどがあるよね」
僕は、突っ立って動こうとしないアスカを相手に、勝手に始めることにした。
服の隙間から胸を弄り、首筋にキスをする。
唇をむさぼろうとして、アスカが泣いているのに気づいた。
174:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:14:27
>>172
エロ入れるとスレ削除来るからエロ入れるならエロパロスレへ誘導してくれ
175:若気の至り
09/09/02 00:15:31
「何で泣くんだよ」
アスカが群青の濡れた瞳で僕をみる。
「…ごめん。どんだけ謝っても足りないけど、今更かもしれないけど、立場が代わってやっとあの時シンジがどんな気持ちだったかわかったのよ。
私のやったことは消えない。だから、何をされても受け入れるつもり。だから、もう許してよ…」
今更謝るなよ!!
僕を傷つけたのは、確かにアスカだ、
でもアスカは僕を犯しはしなかった、
ただいつも見ていただけだ、
なのに僕はアスカを犯してしまったんだ!
アスカは加害者だった、
でも今は被害者だ、
僕の罪の方が重いのに、
何で謝るんだよ!!
「じゃあ、何でシンジはいつもイク時最後に泣いてるの?」
泣いてないよ!
「あたしはいいのよ!自分がした罪だから。償えるわけじゃないけど、受け入れることしかしてあげれないから。
でも、あたしといると、いつまでもシンジの傷に塩を塗ってる気がする。
シンジを救ってあげられないじゃない!
シンジはあたしを見ると憎しみしか思い出さないじゃない!
ごめん、ごめんね。逃げるわけじゃないけど、この家を出ていくわ。
もう部屋も決めたの。
逃げるつもりじゃない証拠に、鍵を渡しておくわ。
まだ憎みたりないなら、いつでも来てあたしを好きにすればいいわ」
176:若気の至り
09/09/02 00:17:07
…アスカがここを出ていく?
もう同じ家にはいられない?
部屋にいても、遠くから聞こえる物音に耳を澄ませていた。
もうアスカの存在は感じられなくなる。
「ごめんね、シンジ。今更こんな事ををいって自分を正当化するつもりでもないし、どうかなるわけでもないけど、
あたし、シンジが好きだったのよ。
独り占めしたかったの。
だから、誰も知らないシンジを見たかっただけなのよ。
最初はそのつもりだったんだけど……。
途中で歪んだ愛に変わっちゃったけどね。
だから、襲われた事がショックだったわけじゃない、
シンジはあたしを好きじゃないこともわかってたし、無理矢理だったのがショックだった。
それでも一緒にいられるならと思って今までいたけど、
やっぱりあたしじゃ、シンジを救ってあげれないことに気づいたから。
でも、シンジを傷つけた2年と同じ期間は我慢しようと思ってたの。
…今日で2年たったから」
罪を負わせてごめんなさい、とアスカは濡れた睫毛を伏せて僕に言った。
177:若気の至り
09/09/02 00:18:25
どうして、どうして、僕たちは傷つけあってしまったのか。
想い合っていたのに!
子供じみた意地の張り合いが、お互いに罪をなすりつけあってしまった。
僕は自分の背が低かったし、頭も大学出なんかじゃかなわないし、アスカに不釣り合いだと決めつけて気持ちを封印していた。
「どうして、あの日アスカを襲ったのか。
本当いうと、アスカがあの日違う男に笑いかけていたからなんだ。
僕には決して見せてくれない笑顔がうらやましかった。
壊してやりたかったんだ!
僕だって、アスカを自分のものにしたかったんだよ!
ただ並んで歩きたかっただけなのに…!
どうして、こんな風になっちゃったんだよ…!」
僕に優しくしてよ。
僕に笑いかけてよ。
他の奴に笑いかけないでよ!
それができないなら、奪ってやるしかないじゃないか!
178:若気の至り
09/09/02 00:19:44
悔しくて、悔しくて、涙がとまらない。
アスカの顔を見ることができない。
僕が傷つけてしまったから。
パチッと音がして、明るくなった。
アスカが電気をつけたのだ。
「遠回りしたわね、あたしたち。ほんと大バカね…。
どうやって自分のものにするかしか考えれなかった。
好きになってもらうにはどうしたらいいかわからなかった。
でも、今からなら変われるかもしれない。
今でも、あたしはシンジが好きよ。
もう遅い?」
シンジの答えを聞かせて、とアスカは言った。
許されないことをしたとわかっていて、そんな資格があるのかわからないけど。
海の底もよかったけれど、できたら明るい昼間に並んで歩きたいんだ。
「好きだよ。ずっとずっと好きだったよ!
神様は許してくれないかもしれないけど、
一生をかけて償うから、
だから、そばにいさせてください」
アスカが空の色の瞳でほほ笑んだのが見えた。
終わり
179:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:20:59
前振りもなく台詞で気持ちを唐突に述べるのは、稚拙なFFではありがちだなww
180:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:23:03
EOEのゲンドウもそうだったなw
181:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:24:34
お前ら態度でかいなー
182:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:27:29
>>181
GJしてやれよw
183:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:43:39
いやこれはさすがにどうかと。
184:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 00:52:24
ふう。さん続き楽しみですね~。応援したくなるアスカです。
若気の至りさん乙!
ちょっとエッチぃくてドキドキしましたが、これくらいなら多分大丈夫だと思います。
素直になれないまま一線超えてしまった2人ですが、これからは愛ある行為に溺れてほしいですw
黒シンジ×黒アスカというのも、なかなか珍しいですね。
ifさん乙です。ただ元ネタがわからないんで、自分にはわかりにくかったですw
かき氷の話みたいなのが、個人的には好きでした。
185:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 01:06:09
ifの投下を自分なりに添削してみたら、殆んど書き直していることに気付いた
>若気の至り作者殿
GJでした
ただ、エロはエロパロのエヴァスレでお願いしやす
以前大量スレスト喰らったので(削除人の発言から察するに、軽度のエロや物語進行上のエロについてはOKかと)よろしく
186:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 01:06:46
2人ともGJです!
若気は正直DVDのくだり見て、コメディだと思ったのでシリアス展開になってビックリしてしまったw
187:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 01:16:06
てか、2015年にエロDVDをリビングで見るとは...
188:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 07:56:21
若気の至りさん続きの投下、ありがとうございました。
出来ればこれをベースに、エロパロに投下して欲しいです。
189:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 08:35:50
若気さん、乙です。次作待ってます。
190:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/02 19:00:51
>>163
もう言いません。すいませんでした
>>166
すいません。北大路大五郎みたいな文章を書けばいいですか?
>>168
ちょっと、勝手に使わせてもらいました。
>>169
確かに罰ゲームみたいでした。また、近いうちに、アスカに罰ゲームをさせます。
191:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/02 19:10:14
朝の学校
「おーい! シンジ」
後ろから聞きなれた声がした。シンジは振り返る。
ケンスケが声をかけてきた。その後ろには、ジャージを着たトウジが遅れて歩いてきた。
「せんせ! 元気か、とぅーす」
「あ、トウジ。とぅーす。ケンスケも、とぅーす」
「「「とぅーす!」」」
シンジとトウジとケンスケが、お互いに挨拶をしている。
その後ろからアスカが冷たい視線を3人に送っていた。
校門前にヒカリが見えて、アスカは、3人を押しのけて、ヒカリに挨拶をする。
「ヒカリ! おはよう」
アスカに気が付いたヒカリは、
「アスカ! とぅーす」
「ヒカリ…」
〔日常の会話〕
夕方
「シンジ、今日の晩御飯、何」
「久しぶりに、外食しない?」
「何処に行くの?」
「近くに美味しいラーメン屋が在るけど、行く?」
「うん、いいわよ。でも、ミサトは?」
「ミサトさんは、仕事で遅くなるから要らないって」
「じゃあ、シンジ。案内して」
アスカはシンジの手を引っ張って玄関を出る
「ああ、アスカ! 僕は、まだ靴を…」
完
192:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 19:55:00
クズだな
もはや荒らし
193:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 20:11:17
起承転結のきの字もない、脈絡の無い言動、ギャグのつもりか解らないがまったく笑えない意味不明な「とぅーす」、句読点が不適切、FFと言うのさえ憚られる短さ
どうせ構ってちゃんだろうし、もうスルーしよう
194:ふぅ。
09/09/02 21:38:49
思いのほかママは早く帰ってきてくれた。
やっぱり誰かといると辛いのを少しは誤魔化せる。
月曜日からはどうしようか。
もう、迎えには行けない。
静かすぎる夜が鮮明にお昼のことを思い出させる。
まだ、胸がズキズキする。
でももう泣かないの。
「ヒッカリ~!おはよ。」
「アスカ!?電話してくるって言ってたからまだ何も準備できてないよ…」
「いいのよいいのよ!待っててあげるから~」
「じゃあ、中入って!」
「おっじゃましまーす!」
小奇麗に片付いた部屋。
ぬいぐるみがたくさん置かれた部屋はまさに女の子の部屋だった。
「ねぇー、今日はどこも行かずにだらだらしない?」
「じゃあ、このままでいっか!」
その格好で眠っていたんだろうか、体操服の袖をつかんで言った。
「これ新作じゃん!一緒にやろやろ!!」
その日はそのままずっとそんな感じだった。
195:ふぅ。
09/09/02 21:44:24
そして月曜日。
あたしはいつもより一時間は早く起きて、さっさと用意を済ませ、
学校へと向かう。
人気のない教室でくだらない宿題を済ませていると、だんだんと人も増えてくる。
いつも登校する時間になると、もうほとんどの人が着いていた。
あいつはいつも通りの時間に来た。
何も言ってはこない。
姿を見てやっぱり何かを期待していた自分に嫌気がした。
でもね、もうこれで本当に終わり。
あたしは驚くほどあっさりしていた。
もう何も思ってない、そういうとウソになる。
でもきっと、すぐに消えていくの。
きっとすぐに大丈夫になるの。
さよなら、バカシンジ。
さよなら、泣いていた昨日までのあたし。
さよなら。
196:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 22:05:56
支援
197:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 22:15:45
ふぅ。キター
198:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/02 23:25:11
ふう。さん乙!
199:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 00:52:24
ハイハイ、乙
200:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 01:42:26
なんか切ない感じになってますね…
なんとか盛り返してほしいです!GJ
201:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 07:58:08
鬼女の中の人の新作まち
202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 17:23:15
先日の誤爆すみません。不快に思った方、ホント申し訳ないです…
責任を持って最後まで投下させてもらいます。
NGワード「軒亜」
203:軒亜
09/09/03 17:25:48
「ア…アスカ…ごめん」
とっさにそう言ってしまう。
「弐号機の事は別にいいわ。それよりもさ、誕生日おめでと」
てっきり罵倒されると思ったけど、アスカの言動は予想外だった。
僕の目の前にいるアスカは、何も知らない。
けど、僕はアスカの全部を知ってる。
そんな今の自分が嫌いだ。
何もしてあげられない、下手に言ってしまうとアスカが傷つくだけで。
僕はありがとう、と一言言って笑顔を作るとアスカもどこか嬉しそうだった。
204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 17:26:42
『だからわたしを見て!』
目が覚めると朝
夢、また夢。
僕は逃げることしかできなくて。
突然、電話が鳴り出し辺りの沈黙を沈黙を破った。
「…もしもし」
電話の相手は日本語ではなかった。
ミサトさんはもう居ないみたいだし…アスカかな。
「アスカ、起きて」
電話だよ、と寝起きのアスカに子機を渡す。
アスカは電話に出るとすぐ状況を理解したようで、異国の言葉を使って話し始めている。
僕はそんなアスカを少し遠く感じながら、事の成り行きを見守る。
少し話した後、会話が終わったようでアスカが電話を切った。でもその横顔は真剣で少し曇っていた。
「今の…お母さん?」
僕は気になって聞いてみた。
「義母よ、まぁいい人なんだけどね」
「お母さんは…亡くなっちゃたの?」
205:軒亜
09/09/03 17:27:58
「…そんなことあんたには関係ないじゃない」
「確かめたい事があるんだ、教えてよ」
「アンタに何が分かるっていうのよ!」
「分かるよ!見たんだよ、この目で…」
とうとう僕は弐号機の中で見たことを全て白状した。
「やめて…そんなこと、思い出させないで!」
「僕はアスカを傷つけたくはないんだ…」
「イヤ、来ないで!」
僕は泣きそうなアスカの目の前で立ち止まる。
「…アスカの辛さ、僕は分かるよ,どこか僕に似ているんだ…それに…、2人なら乗り越えられる気がするんだよ!だから僕はアスカが、すっ―」
どさっ、とアスカが僕にもたれ掛かかって、思いきり抱きしめてくる。僕はそれを全身で受け止め、ずっと一緒にいよう、と囁いた。
僕の腕の中で、アスカはただ頷きながら大泣きしていた…。
「あんた…本当にバカよ…好きなら白状しなさいよ、あんたの事も全部…」
206:軒亜
09/09/03 17:31:12
これで一応完結です
もしかしたら新作として続編書くかもです…m(__)m
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 17:47:18
>>206
GJでした!!
続編読みたいです
208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 18:17:06
GJ!!
続き期待してます!
209:ふぅ。
09/09/03 19:59:27
あれから1年半が過ぎ、あたしは余裕の受験生を終えた。
高校は市内で4番手、といったところだろうか。
もっといい高校もあった。
でもそれは制服がダサいか、校則が厳しいか、その両方かのどれかだった。
それだけの理由。
願書を出しに行くだけだったし、受かっているのは確実。
今日はその合格発表だった。
同じところを筆記試験で受けたヒカリの結果を見に高校へ。
「本当に受かってますように。あー結果見るのやだ」
「そんなこといってたってきりないじゃん!
あたしが見てきてあげようかぁ?」
ヒカリは合格者の受験番号が書かれたボードを背に、
98番と書かれた受験番号の札を握りしめていた。
「いいわよ、自分で見るから。」
実はもうこのときあたしは少し先にきて結果を見ていた。
あめでとー!と言ってやりたいところだけど、やっぱり自分で結果見ないとね。
「…あったぁー!!」
「どこ?本当に?」
「ほら、左下!」
「あーっ!あったあった!!おめでとう~!」
嬉しそうな顔を見て、こっちまで幸せになる。
ヒカリに不幸は似合わない。
あたしはなんか似合っててキャーキャー喜ぶヒカリに少し嫉妬した。
210:ふぅ。
09/09/03 20:02:33
「とりあえず、本当良かったね!
ちょっと早いけど、お昼にする?」
あたし達は適当なファミリーレストランへ足を運んだ。
「ねぇ、アスカ。あんまり言わないほうがいいのかもしれないけど。」
「なにー?実は受かってなかったとか?笑」
「そんなんじゃなくて…。
アスカは無試験だったから一緒に願書出しに行ってないけど、
私は普通の試験だから学校でみんなで行ったの。」
「うん…で?」
「その時までね、気付かなかったんだけど…
シンジくんも来てたの。」
シンジ。
あれから異常なまでにあいつを避けて、
そうこうしているうちに二年が終わって、
クラスは別々になって、朝迎えに行くこともなかったし、
最後にいつ顔を見たのかもわからない。
風のうわさで、二週間で別れたと聞いたけど、あたしは変わらなかった。
怖かった。またあんな風になるのが怖かった。
だからただ早く忘れることだけを考えた。
そして今、高校が同じ。
あいつ、いつの間にあんなに賢くなったんだろう。
あたしの知らない間に、あいつも変わってる。
でも、あたしには関係ない。
211:ふぅ。
09/09/03 20:04:33
「ふーん。どうでもいいじゃん。
あのバカじゃ受かったかどうかもわかんないじゃん!
それよりあたし入学したら絶対学年一かっこいい男と
付き合ってやるって決めてるのよ!」
「あぁ…そうなの…?」
呆れた。とでも言いたげなヒカリを横目にあたしは続ける。
「そんで思いっきり振りまわして振ってやるのよ!」
「そっか…。でも、あたし思うんだけど、
きっとシンジくん、アスカと同じ高校に行きたいから頑張ったんじゃないかな。」
「そんなわけないじゃん、バカねー。」
もしそうだったとしても、今更なによ。
212:ふぅ。
09/09/03 20:23:27
入学式。
さくらはきれいに咲いてくれた。
なんとも春らしい、春。風が気持ちいい。
でもこれから重い教科書を家に持って帰るのを考えると、
ちょっと憂鬱な気もする。
「おはよ、アスカ。」
「おはよー、あたし席向こうなの。」
「そっか…!じゃまたあとでー」
校長の話はどこに行っても長い。
いろんな生徒の頭を眺めていると、見慣れた後頭部があった。
「あいつ、受かったんだ。」
あたしは、まだ覚えてたんだ。
お昼前になると、ようやく式も終った。
「なっがいわねーほんと。」
「ちょっと、喋りすぎだったわね…。」
あたしたちは校門から出で行こうとしていた。
「よっ!携帯のアドレス教えてくんない?」
いかにもちゃらちゃらした男が話しかけてきた。
顔は普通より少し上で、喧嘩が強そうな感じ、と言ったところだろうか。
「あたしはあんたみたいなブサイク…」
その時、あの顔が目に入った。
「アスカ、受かったんだね。」
「あったりまえじゃなーい!見て!彼氏!もう半年付き合ってんんの!」
話しかけてきた男の腕の腕をつかみ、見せつけた。
「そうなんだ…、よかったね。じゃ、また。」
久しぶりに見た顔は、どこか大人っぽくなったような、少し悲しそうな、そんな気がした。
213:ふぅ。
09/09/03 20:25:30
誤字ありまくりで本当にすみません…。
と、今日はここまでです。
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 20:26:30
何か凄まじい展開になってるぞw
まぁ乙!続き楽しみにしてるよ~
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 20:44:44
GJ!
アスカの気持ちはよくわかるぞ、うん。
216:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 20:51:22
そしてキンモクセイへ…
217:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 21:07:07
>>216
このアスカとシンジは処女童貞を貫くさ
貫いてくれ・・・
218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 21:51:13
>>216
ちょwwwwww
でもこのままだと有り得るwww
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 21:54:08
アスカちょっとやり過ぎ
シンジ都合よく動き過ぎ
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:11:02
>>218
まあそんな展開だったらただの二番煎じな訳だが
221:ふぅ。
09/09/03 22:23:03
感想ありがとうございます!
あんまり先のことを言うのはいけないかとおもうんですが…。
一応言っておきます。
絶対に童貞と処女のままです。
きれいなままの純粋なLASが好きな人間ですので、
性的要素は入れないでおこうと思っています。
にしても中学生→高校生への転換があまりにも下手で…
なのにこんな作品を読んでいただいてありがとうございます。
では。
222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:30:39
軒亜さんも、ふうさんもGJ!
223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:39:37
>>217
処女じゃなきゃ女はダメなの?
224:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:48:05
なんで223は処女にだけ反応するの?
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:49:23
>>223
>>217のレスを見て何でそんなレスをするのかが疑問なんだが
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 22:58:20
初めて投稿しようかと考えているんだけど、エヴァは出てないし、学園モノでもなく、シンジが変な性格な小説はやはりアウト?
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:01:11
>>226
ifみたいにボロカスに叩かれたければどうぞどうぞ
あいつの場合はLASですらなかったけどな
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:05:19
>>225
いや、処女じゃなくなったらダメなのかなと思ってさ
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:06:46
>>227
成る程、わかりました
ちなみにその方の小説はどんな内容だったんですか?
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:10:29
>>228
LASならおk。
出来によっては叩かれたり、非LAS扱いされるけどな。
231:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:11:41
>>229
252 名前: if [sage] 投稿日: 2009/07/26(日) 13:50:09 ID:???
ダミープラグ始動
「何だ!!何故、勝手に動いてるんだ?何したんだ」
初号機は3号機の背中の手を折ってねじり、引き千切った
3号機の顔を掴み地面に叩きつけた。
「凄いシンジ、まだそんな力が」
「俺がやったんじゃない」
「だって・・・あんた」
「俺じゃねぇぇぇぇ!!!!!!!!」
初号機は3号機の首を絞め始めた
「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ」
シンジはレバーをガチャガチャと動かした
だが、どうやっても止まらない
バァキィぃぃィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ
3号機の首が折れた
「オォォォォォォヤァァァァァァァァァジィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
シンジが力の限り叫んだ
その叫び声がネルフ本部に響いた
マヤは震えていた
>>229の書く話がコレよりマシという自信があるなら、投下したまえ
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:14:53
>>231
改めて読むと独特の味がある文章だな。
これで、オチのセンスがあれば....
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:23:08
>>228
だからなぜ、童貞はスルーで処女にだけ反応するんだw
よっぽどこだわりがあるんだなw
234:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:27:43
ヒロインが非処女って判明しただけで
コミックス全巻破いて、CD割って、原作者をノイローゼにして
漫画を休載に追い込む奴が居る世の中だしな…w
それくらい処女か非処女かは>>228にとって重要なことなんだろう
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:31:49
>>234
ちょっw初めて聞いた。世の中すごい奴もいるもんだなw
軒亜さん、ふぅ。さんGJ!
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:36:15
>>233
別にスルーしてるわけじゃないよ
ここにいるの基本的に男だろうから
処女についてだけ聞いた(男は童貞か否かなんて興味ないだろうから)
別に俺は童貞とか処女なんてどうでもいいと思ってるし
ただそこまで言うなら聞くよ
童貞処女どうしのカップルじゃなきゃダメなの?
非童貞、非処女のカップルはきれいじゃないの?
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:41:48
>>236
そんなことは無いよ。ただ本編のアスカとシンジは出会いの時点で童貞処女だから、
非童貞処女の状態で付き合うという作品は、誰かと関係を持った過去があるという設定を追加したことになる。
つまり多少イタい話になるわけだ。
イタいのは嫌~っていう人もいるからね。
238:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:44:29
>>236
つか、ここでそんな話題に必死になってる時点でこだわりすぎだっつの
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:46:27
EOEで量産機にズタボロにされた時、シンクロし過ぎてて処女膜破れたなら
多少は抵抗が少ない
かな??????
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:47:32
>>236
日記開いて、俺の処女論を好きなだけ書くといいと思うよ
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/03 23:50:21
>>239
軍事訓練中に破れちゃった…っていう作品はあったな
ただ最初から気持ち良くシンジとシテたし、良かったんじゃないかなwと思ってる
242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 00:06:50
>>236
二人とも原作ではなんだかんだで性的なものに対して潔癖な面を持っていたから、
誰かとそういう関係になるには結構な気持ちや理由がないと無理な気がするんだよね。
だから、非処女、非童貞設定にするならちゃんとした理由がないと納得出来ないというかなんというか…
自分で書いててよくわからなくなったスマソ
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 00:07:04
217が遠回しに童貞処女貫いてって作者に要望出してるように
感じられたから聞いただけ
別にこだわるつもりも論ずるつもりも無いから消えるよ
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 00:09:28
>>243
>処女貫いて
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ
245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 00:23:53
本当に拘らないやつはわざわざ聞きもしないけどな
246:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 00:24:56
聞きたくないってのが正解w
247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 06:45:41
>>221
と言うか、エロが書きかければエロパロで書かないとね。
ただ、SEXをした位ならここでも良い様な気がするけどね。
それもダメなら、子供が出来る話もNGだからな
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 07:49:36
>>247
エロゲ的展開はNG
それ未満はOKだったはず
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 09:09:02
童貞、処女貫いて
流星、夜切り裂いて
似てるな。成る程。
250:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 10:41:07
>>249
> 流星、夜切り裂いて
↑上のこれって、なんだっけ?
聞いた事あるんだが・・・
251:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 12:01:32
>>250
スパロボ辺りかな?
アイビス・ダグラス(第2次αのリアル系女主人公)のテーマ曲。
ちなみにここでいう流星とは頻繁に墜落することを例えた不名誉な異名。
252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 14:02:32
>>251
ちなみにアイビスのライバルであるスレイはマヤと同じ声優
253:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 15:11:25
まじでふぅさんの作品キンモクセイのプロローグって感じだね。
こっからどうなるか楽しみですw
254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 15:42:48
円谷さんのサイトに新作きてたな
相変わらずGJすぎる
255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 17:45:49
もう投下はしないことにしたのかな
まあ作品が読めればいいか
256:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/04 18:40:14
〔もう一度〕
日曜日
「アスカ、お昼何食べたい」
僕は、居間でテレビを見ているアスカに聞いた。
「ん、何でもいいよ」
と、僕の顔を見ないで、テレビを見ながら答えた。
「うん、分かった」
僕は台所に向かいフライパンを棚から出して、
「じゃあ、チャーハン作るけどいいよね」
「シンジに任せる」
そう言って、アスカは台所に来て椅子に腰掛けた。
僕が野菜を切っていると、
「ねぇ、シンジ」
「ん、何」
僕は野菜を切るのを止めて、アスカを見た。
「キス、しようか?」
「え、…どうして?」
「暇だから」
僕はその言葉を聞いて、唇を歪めた。
嫌な記憶が蘇る。あの時アスカは口を洗っていた。
暇だから、と言う理由でキスはしたくない。
でもアスカは言い出したら聞かないから、
「僕とキスしたいの?」
アスカは黙って頷き、僕の側に来た。
「キス…しよ」
アスカは僕の服を掴んで言った。
僕の鼓動が、少しずつ速くなっていく。
僕は、アスカの肩を両手で優しく掴んで顔を見る。
微笑んでいた。それを見て僕の鼓動が更に速くなった。
257:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/04 18:40:57
アスカの唇が近づいてくる。
いや、僕が近づけている。
「ん、…ん、ふぅ…んん」
アスカにキスをした。
アスカの唇って、柔らかい。
あの時は必死だったから何も感じなかった。
でも、今はもっとアスカに触れたい。アスカを感じたい。
そんなことを思っていた時。
「ん、あ、…んん…え!」
アスカが舌を入れてきた。
僕の体が徐々に熱くなる。僕も舌を絡ませる。
僕はいつの間にかアスカを抱きしめていた。
そして、ゆっくりと床に座る。
僕は唇を離す。
「はぁ、はぁ、これで…満足した」
アスカは首を横にゆっくりと振る。
僕に抱きついて、耳元に口を近づける。アスカの荒い息遣いが聞こえる。
「…だめ。あたしが満足するまで放さない」
アスカの顔を見ると、目が潤んでいた。
「もう一度…キスをして」
アスカは僕のことを如何思っているのだろう?
誰かの代わりなのか?
それとも只の気まぐれなのか?
僕はそんなことを考えながら、3度目のキスをした。
終
258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 18:53:41
GJ!シュールなのより、甘いのの方が上手いですよねifさんは
259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 19:01:56
>「ん、…ん、ふぅ…んん」
>「ん、あ、…んん…え!」
これは要らない。でも大分上手くなったなif
>>231の頃と比べると大した成長だw
260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 19:09:18
誰かの盗作だろ
乙の価値なし
261:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 19:42:05
やっぱりか・・・幻滅だな
盗作最低
262:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 20:26:27
イフさんGJ~
263:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 20:35:04
醜い自○自○ですね
264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 20:37:52
>>184
184さん 映画SAWのパロディーです。
すいませんでした。分かりにくかったですね。
その映画を見る場合は注意してください
かなり痛いです。
皆さんは知っていると思いますが。
それと、アイスの話はリメイクします。
皆さんにお願いがあります。
私をその名前で呼ばないでください。
その名前は捨てました。それと同時に作品も捨てました。
最初からやり直しています。
私の名前を騙る人たちの何気ない一言で、
私の出来の悪い作品が更に糞以下になりました。
私の書いたものを批判するのは仕方ないことです。
私は何も言いません。認めます。
でも、私の名前を騙るのはやり過ぎです。
あんまり糞舐めたことをしないでくださいね。
汚い言葉を言ってすいませんでした。
一人反省会をしてきます
265:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 20:40:55
俺は嫌いじゃないぞ
ガンガレ!
266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 22:17:42
ifwwww
267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 22:39:31
>映画SAWのパロディーです。
>その映画を見る場合は注意してください
>かなり痛いです。
>皆さんは知っていると思いますが。
『ソウ』(原題:SAW)は、2004年に公開されたアメリカ映画。
猟奇殺人鬼によって密室に閉じ込められた2人の男性を主軸に展開するスリラー映画。
ソウシリーズの1作目。日本ではR-15指定。
知るわけがない。みんながみんな、お前と同じ映画見てると思ったら大間違い
>あんまり糞舐めたことをしないでくださいね。
今まで自分が糞舐めたことをしてこなかったとでも言いたいのか?
ノンジャンルスレに投下しても反応もらえなかった奴が
LASスレに来てからはスレ住人が優しいのも手伝って
コメントもらえるようになったからって、都合好過ぎ&調子良すぎ
お前はLASが好きなんじゃなくて、自分の落書きを投下してスレ住人に「GJ」とか「乙」とか言ってほしいだけだろ?
「空気を壊します」とか「一人反省会をしてきます」と言えば
免罪符になって許してもらえると思ってるなら、とんだ勘違い野郎だな
それこそ糞舐めてる
268:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 23:14:35
入れ替わりマダー?
269:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 23:41:54
>>268
エロパロで駆け引きを投下してるから当面無理じゃない?
270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 23:51:12
>>268
出オチに近いネタだから、序盤書いたら飽きるんだなよw
271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/04 23:53:11
職人カモーンщ(゚Д゚щ)
272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:07:43
ネタがないので参考程度にリクエストをどうぞ(笑)
273:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:11:59
シンジが猫になる話をよろしくw
274:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/05 00:14:28
>>267
私はあなたの言うとおりそんな人間です。
誰も許してほしいなんて思っていません。
ノンジャルスレに軽い気持ちで3作品投下しました。
なにも反応が無く、このスレを見つけて3号機事件を投下しました
軽い気持ちで投下しました。その結果、ぼろ糞でした、。
でもアドバイスを頂いてうれしかったです
これは本気で書かないといけないと思い、その次の作品を投下しました。
褒めてもらい、調子に乗っては書きそしてぼろ糞になったりしました
GJとか乙を貰うと気持が良いから書いてます。
私はこんな人間です
275:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:18:09
>>274
正直なところは好感持てるな
さっきの作品も以前に比べればはるかに良くなってたし、この調子で頑張ってほしい
276:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:19:07
ならもう来るなカス
277:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:20:14
投下スレで馴れ合うなよ気持ち悪い
278:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:23:12
面白くないからなー
反応あるのを勘違いしてる。
279:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:26:12
>>272
じゃ~俺はシンジとアスカの下校デートを希望w
280:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:27:19
>>274
何なのこのマジレス厨?
もう来るなよ
281:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 00:39:29
>この調子で頑張ってほしい
191 名前: infinity ◆e1/swPUIeI [sage] 投稿日: 2009/09/02(水) 19:10:14 ID:???
朝の学校
「おーい! シンジ」
後ろから聞きなれた声がした。シンジは振り返る。
ケンスケが声をかけてきた。その後ろには、ジャージを着たトウジが遅れて歩いてきた。
「せんせ! 元気か、とぅーす」
「あ、トウジ。とぅーす。ケンスケも、とぅーす」
「「「とぅーす!」」」
シンジとトウジとケンスケが、お互いに挨拶をしている。
その後ろからアスカが冷たい視線を3人に送っていた。
校門前にヒカリが見えて、アスカは、3人を押しのけて、ヒカリに挨拶をする。
「ヒカリ! おはよう」
アスカに気が付いたヒカリは、
「アスカ! とぅーす」
「ヒカリ…」
頑張った結果が台本みたいなつまらんコントの件
282:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 01:07:12
こういうふざけたのがしょっちゅうあるから荒らしと言われるんだ
調子に乗らずまじめにやれ
283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 01:35:32
>>282
真面目にやっても駄目なものは駄目だろう
これまでifがまともなFF書いたことあったか?
284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 01:45:37
841 名前: if [sage] 投稿日: 2009/08/26(水) 21:17:48 ID:???
すいません。
今、暴走しています。
あと、29日か30日に投下したら止めます。たぶん
そして次の投下は、10月以降です。
それまで我慢してください。
空気クラッシャーですので
次の投下は10月以降とか大嘘つくなよ…ほぼ毎日投下してんじゃねーかw
285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 02:16:16
もうifでどうこう言うの止めないか?
NGすりゃいい話だし、なにより他の職人が投下しにくいと思う
286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 05:01:06
>>285
皆無視しているけど、自作自演でやってるだけだろ
287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 05:12:48
ifはスルーしろってばっちゃんが言ってた
288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 06:35:06
>>269
エロパロの方がLASで賑わっているよね
289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 11:28:42
>>272
アスシンが青春してるやつ読みたい!
幼馴染みで告白したりされたり
アスカが不安になったり
290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 12:11:09
>>272
幼馴染青春ネタでこんなん読んでみたいな
シンジを出来の悪い弟扱いしながらも仲が良いアスカ
アスカを異性と認識し始めてギクシャクし始めるシンジ
親友状態の綾波から恋愛相談(レイ→シンジ)されて悶々と悩み始めるアスカ。
291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 13:17:18
レイが泣く展開は嫌だなぁ…。
292:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 15:38:22
LAI
らぶらぶ あすか いふ
293:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/05 15:53:35
〔優しいキスをして〕
日曜日
今日はシンジと二人きり、誰にも邪魔されたくない。
「アスカ、お昼何食べたい」
あたしは居間でテレビを見ていると、後ろからシンジの声がする。
「ん、何でもいいよ」
あたしは、振り返らずに答えた。
「うん、分かった」
後ろでシンジが返事をした。
あたしはテレビのCMに釘付けだった。只なんてことない結婚式のキスシーンだった。
あたしの鼓動が少し速くなる。
あたしはキスがしたい。シンジとキスがしたい。
「じゃあ、チャーハン作るけどいいよね」
「シンジに任せる」
あたしは台所に行き椅子に座る。
シンジは野菜を切っていた。あたしは、その音を聞きながらシンジの背中を見ていた。
シンジの背中ってこんなに広かったかな? 初めて見た時は頼りない感じだったのに。
あたしは知らない間にシンジに惹かれていた。
いつ頃からか?
初めて会ったときか? ユニゾンの時か?
溶岩の中からあたしを助け上げた時なのか?
それとも、暇だからと言ってシンジにキスをした時か?
あたしはもう一度確かめるため、
「ねぇ、シンジ」
「ん、何」
野菜を切るのを止めてあたしの顔を見る。
294:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/05 15:54:56
「キス、しようか?」
「え、…どうして?」
「暇だから」
あたしはシンジの口が歪むのを見てしまった。
シンジ、もしかしてあの時の事をまだ怒っているの?
シンジごめんね。
「僕とキスしたいの?」
あたしは黙って頷き、シンジの側に行く。
「キス…しよ」
あたしはシンジに肩を両手で優しく掴まれた
シンジがあたしの顔をじっと見る。
あたしはシンジに微笑んだ。
そしてシンジの顔が近づいてくる。
そしてキスをした。
あたしはシンジの唇を感じていた。
柔らかくて、温かい。あの時は何も感じなかったのに如何して?
今はシンジを感じたい。触れたい、放したくない。
あたしはそう思いながら舌を入れた。
シンジはあたしの舌を受け入れた。
シンジはあたしの体を優しく抱きしめてくれた。
あたしの体から力が抜けていくような感じがする。
シンジに支えられながら、床に座る。
シンジの唇が離れた。
「はぁ、はぁ、これで…満足した」
シンジは荒い息遣いで聞いた。
あたしは首をゆっくりと振った。
シンジに抱きつき耳元で、
「…だめ。あたしが満足するまで放さない」
あたしは息が荒いままシンジに答えた。
295:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/05 15:56:56
シンジはあたしの顔を見た。
シンジ、あんたの目には何が映っているの?
あたしはどんな顔をしているの?
シンジ、あんたはあたしのこと如何思っているの?
友達なの?相棒なの?それとも只のうるさい同居人?
そんなことを思っていたら、あたしの視界がぼやけていく。
「もう一度…キスをして」
シンジはあたしの顔を見ながらキスをする。
シンジは覚えているだろうか?これは三度目のキス。
あたしは座ったままゆっくりとシンジを床に倒す。
唇を離し、
「シンジ、…あたしのこと好き?」
あたしはシンジ顔を見て聞いた。しばらくの間、シンジは黙っていた。
「…ごめん…アスカ分からない。好きかどうかなんて…」
シンジはあたしから目を離す。
「…でも、アスカが側にいると気持ちが落ち着くのだ。でも、いないとざわざわする。
アスカの笑っている顔が好き。怒った顔もちょっと好き。
でもアスカの悲しんでいる顔は見たくないし好きじゃない!
もちろん泣いている顔も…」
「シンジ」
「…でも、三度目のキスをしたとき…」
シンジは覚えていた。あたしは嬉しかった。
「アスカともっとキスがしたい。アスカを感じたい。抱きしめたいと思った。
ずっと側にいてほしいと思った」
「…シンジ…それって…」
あたしはそれ以上言うのを止めた。
296:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/05 15:57:51
「アスカは僕のことを如何思っているの」
シンジはあたしの目を見ていった。
「あんたバカ! ただの相棒で口うるさい同居人よ!」
あたしは震える声で言った。
「うん、分かっているよ。分かっているから…アスカ」
「…シ…ンジ」
シンジはあたしの頬を撫ぜる。
あたしは泣き崩れた。
シンジはあたしの頭を優しく撫ぜる
シンジはあたしが泣き止むのを待っていた。
「大丈夫? アスカ」
あたしはシンジの顔を見て、
「シンジ、もう一度優しいキスをして」
終劇
297:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 16:02:52
わ ー i f さ んが 来 た
乙でした
今 度 はア スカ視 点で 書いたの で すね
G J で し た
298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 16:03:48
まぁでも普通に上手くはなっている
299:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 16:19:34
これでうざい自分語りがなくなったら上出来なんだけどなww
300:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 16:23:27
イイヨー!
301:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 16:40:54
>>273
それ面白そうだな
偶然にもアスカに飼われてドキドキ生活
シンジが帰ってこなくなったアスカが猫シンジに心情吐露して
シンジがアスカの気持ちを知り~みたいなベタベタ展開w
302:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 17:45:45
甘ネタが似たようなのばっかりだし
ヒドい作品と少々マトモな作品の差が激しいしどーせなんかパクッてるんだろ>if
303:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 18:48:47
>>273
確かに妄想を書き立てるネタだな。
304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 20:05:32
良くあるリツコのヘンチクリンな研究が絡んでくるとみたw
>>301みたいなの俺もみてみたいな
305:猫シンジ
09/09/05 21:07:07
「そういうわけでこの子をしばらく預かって欲しいのよ、ね、お願い」
「別にいいけどさ。私もあんまり世話できないわよ」
「そ、その辺は色々用意するから。今度おごるから」
リツコさんがミサトさんに必死に頭を下げている声が聞こえた。
正直に『誤って僕を子猫にしてしまった』って言ってしまえばいいのに。
リツコさんは猫になってしまった僕に直ぐに戻すからって言って謝っていたけどいたけど
一体いつ戻れるのか少し心配だ。
「安い店じゃやーよ。で、この黒猫の名前はなんてーの?」
「名前? え、えーと、そう、シジ。この子はシジっていうの!」
そんなわけで今日から僕の名前はシンジではなくシジになった。
「シジって変な名前ー。あたしならもっとカッコイイ名前付けるのに」
「昔の有名な映画にジジっていう黒猫がいてよ。そりゃもう凄い人気だったわ」
「それをもじってシジか。単純ねー」
僕が無抵抗なのを良いことにアスカが僕をヒョイヒョイと持ち上げて遊んでいる。
引掻いてやろうかとも思ったけど、仕返しが恐くてやめた。
万一顔でも引掻いてしまったら僕の方が立ち直れないしね。
だから仕方なく無抵抗で遊ばれてあげている。うん、僕って大人。
「あ、こいつ雄だ。ほらミサト見て見てー」
いやん。
306:猫シンジ
09/09/05 21:07:52
「シジ、ごはんよ」
ソファーの上で休んでいるとアスカが食事を持ってきてくれた。
人間の時はせっつかれる立場だったし少し新鮮だ。
猫の食事と言えばキャットフードなんだけど、これを食べるのにはやはり抵抗がある。
でも食べなきゃ身体が持たないし、何よりアスカが近くで僕が食べるのをジッと待っている。
仕方ないよね、うん。モグモグ、薄味だけど結構美味しい。
「あ、食べた食べた。ちゃんと食べて大きくなるのよ。はい食後のミルク」
目の前に湯気の立ち上る熱々のミルクをどうだと言わんばかりに置かれた。
アスカは猫舌って言葉を知らないのかな?
相変わらず飲むのを期待してジッと待っているけど無理だって無理。
「……(ジー)」
仕方ない。ちょこッとだけ挑戦してみよう。猫が食わず嫌いしているかもしれないし。
ぺロッ――
「みゃぁ――!!!」
熱い、マグマより熱い! 無理、絶対に無理!
転げまわる僕の周りでアスカがオロオロしていたけど、僕もそれどころではなかった。
不便すぎるよ猫の身体。
その後、アスカは僕が眠るまで涙目でずっと傍についていた。
なんとなく僕の方が罪悪感を覚えるのは何故だろう。
予想はしていたけど猫はトイレに入れない。
カリカリと扉を引掻いても怒られて猫砂の上に連れて行かれた。
引掻いたのは謝ります。ごめんなさい。
もう猫のくせにトイレに行きたいとか思いません。
だからそこで見ているのだけはやめて。お願いだから。あぁーっ!
307:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 21:11:08
「バカシンジのくせに連絡もよこさないなんて良い度胸ね。あたしの朝食どうすんつもりよ!」
朝のキャットフードを用意しながらアスカが愚痴ってる。
僕の心配より朝食の方が大事なのかな? 目玉焼きくらい自分で作ればいいのに。
ん、今朝のミルクは温い人肌だ。これなら飲めるや。うん。
「……あんたは元気ねぇ。今日のミルクは美味しかった?」
アスカにヒョイと持ち上げられた。夢中で食事してるあいだずっと観察されていたみたい。
猫の身体は慣れないな。結局アスカはずっと僕を膝の上に乗せていた。
ミルクを飲んだのがそんなに嬉しかったのだろうか?
「ちょっとシンジが行方不明って何よ! ただの外泊じゃなかったの?」
丸一日たって僕が行方不明になったということがアスカの耳に入った。
リツコさんは適当に誤魔化すって独り言を言っててたけど全然誤魔化せてないじゃないか。
でも人に心配されるのって少し嬉しいかもしれない。
「それがジオフロントから出た形跡がないの。だからまだ何処かにいるか、連れ去られたか」
「連れ去られたかって、何であいつが!」
「エヴァのパイロットな上に碇司令の息子さんよ。理由なんてお釣りが来るわ」
父さんは僕のこと、心配してくれるかな。
ううん。きっとエヴァとネルフを優先するさ。
でももしかしたら…心配してくれるかな。
「バカシンジのことだから迷子になってるに決まってるわよ! 探し出して取っちめてやる!」
一緒にジオフロントを探すわよ、と僕のハンカチを持ってきて匂いを嗅がせてくる。
アスカ。僕、犬じゃなくて猫だよ。
308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 21:12:14
適当に浮かんだので簡単に書いてみた。
しかし限界。後は任せた。
309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 21:34:10
猫神様GJGJ!!可愛すぎるううう!!
そんなこと言わずに是非続きも書いて下さい!!
310:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 22:08:07
ぬこシンジきゅん…///
311:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 22:52:01
GJ!
仕事早いなぁw
312:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/05 23:02:07
リクした者ですGJです!!
自分の予想以上にかわいいです…また続きをよろしくw
313:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 00:15:32
if叩きいいかげんうぜえ。
314:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 02:21:25
>>313
if乙
>>308
続き読みたいです。お願いします。
315:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 05:21:19
「苺」
ある日曜日の夜
僕は漫画を見ていた。ふと窓から外を見る。そして僕はベランダに出て手を出した。
滴が手に落ちる。
「ん、…雨か?」
段々と滴が強くなって僕は部屋に戻った。窓から見えるくらいの大雨になる。
「ふう、お風呂は気持ちいいわね」
アスカがお風呂から出てきた。寝巻き姿で頭にバスタオルを巻いていた。
「シンジ如何したの? 窓を見ているけど何か見えるの?」
僕はその姿に見とれていた。僕は上の空、
「シンジ!」
アスカが呼ぶ声がした。「ああ、ごめん。雨を見ていたのだ」
「ふ~ん、雨が降っているの」
そう言いながら台所に向かった。冷凍庫を開けて中を探っている。
「ねぇ、シンジ」「ん、なに?」
「アイスがないの。…あんたもしかして食べた?
あんたが食べたでしょう! いや絶対に食べた!」
アスカは僕を犯人扱いした。
「ちょっとアスカ! 僕を犯人扱いしないでくれる!」
まあ、僕がアイスを食べた犯人だけど。
アスカが僕の顔をじっと見る。僕は目を逸らした。
「やっぱり食べたのね!」
「ごめんアスカ」「あんたバカ!」
バスタオルを僕に投げつけた。
「うわ!…ふっ」顔に掛かる。僕は匂いを嗅いでしまった。
316:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 05:22:53
「風呂上りの楽しみを奪って、このバカシンジ」
「ごめんよ、明日買ってくるから」
アスカは僕の顔に掛かっているバスタオルを取り、
「だめよ。だめだめ。今すぐ買ってきてシンジ!」
「ええ、アスカ。外は大雨だよ! 濡れちゃうよ!」
「濡れればいいじゃない! アイスを食べた罰よ!」
「うう、許してくださいアスカ様」
僕は手を合わせてお願いした。アスカは少し黙りニヤリと笑った。
「じゃあ、あたしとキスをしてあたしを満足させてくれたら…」
僕の唇に人差し指をつけて、
「許してあげる」と言った。
「それで許してもらえるの? アスカ」
アスカは黙ってうなずいた。
「いくよ、アスカ」「きて、…シンジ」
僕はアスカの唇に近づいた。なんか、アスカって可愛いし良い匂いがする。
僕はキスをした。アスカの唇は柔らかい。僕は唇を離す。
「アスカ、…これで許してくれる?」
アスカは腕を組み考えている。
「…そうね。もう一回」
アスカは人差し指を出してそう言った。
「え! もう一回」「そうよ、さあ! 来なさいシンジ」
アスカは手を広げて僕を呼んだ。
317:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 05:23:47
僕は二度目のキスをした。
キスをしていたら舌が入ってきた。
あすかの舌が僕の口の中で踊る。僕はすぐに唇を離す。
僕はアスカの顔を見た。
「不合格よ」口調は優しかった。
満面の笑みで僕を見る。おまけに白い歯が見える。
僕はため息をつきながら玄関に向かう。
「イチゴ味のアイス2個ね。シンジ」
僕は後ろを振り返る。
アスカは人差し指を自分の唇につける。
「わかったよ。アスカ」
僕は傘を持って外に出た。雨は小降りになっていた。
終劇
318:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 05:28:12
184さん
どうでしょうか。正直な感想お願いします。
319:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 08:29:52
止めの一撃
320:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 08:30:51
〔I want to think you about the moon again.〕
僕はベランダから月を眺めていた。僕は眠れなかった。
明日は綾波との食事会だから僕は眠れない、
「シンジ何しているの」
後ろから式波アスカの声がした。
「式波さん如何したのですか?」
「バカシンジ! アスカと呼びなさいと言ったはずよ」
あの夜僕は、式波さんから特別にアスカと呼んで良いと、許可された。
「ごめんアスカ」
僕は何も悪くはないけど謝ってしまった。
「すぐそうやって謝る。日本人の悪い癖ね」
「うう、すいませ…ぐぅ」
僕は慌てて口を押さえた。
僕はアスカに、何故こんな時間に起きているのか聞いた。
「私も少し眠れないのよ。明日は3号機の起動実験だから…」
そう言って少し黙った。
「バカシンジ、あんたは如何してなの?」
アスカが沈黙を破る。
「明日は食事会だから…」
「あ、そうか。それで眠れないのだ」
また少し黙った。なんか気まずい感じがした。
「なんか飲む? アスカ」
「冷たいジュースか、お茶か、どっちがいい?」
「ん、ジュースがいい。…ありがとう」
321:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 08:31:56
「はい、ジュース」
僕はアスカに渡した。アスカの小指が僕の指に触れた。
「ありがとう。バカシンジ」
僕はジュースを飲みながら、アスカを横目で見た。
アスカも僕を横目で僕を見ていた。
「何よ、バカシンジ! あたしのこと横目で見てなんか付いているの?」
「い、や、なんか、…月に照らされたアスカが可愛いと思ったのだ」
「バ、バカシンジ。何よ…行き成り、何も出ないわよ」
「いやいやいや。そうじゃなくてたまたまだよ」
僕は何を言っているのか分からなかった。
「はあ?」
アスカは首を傾げて僕を不思議そうに見ていた。
僕は話題を変えるために、
「見て! アスカ。月が綺麗だよ。君のように綺麗だよ」
「はあ?」
完全に失敗した。
まだ僕のことを不思議そうに見ている。しかも冷たい目で僕を見ている。
たぶんバカにしている。 誰か! 誰か助けてください。
また沈黙が流れた。僕のせいだ。考えろ! 何かあるはずだ。そうだ!
「明日の、起動実験成功するといいね」
「絶対に成功させる。成功させなければいけないのよ。
…あたしの居場所をそこしかないから。ヱヴァにしかないの」
アスカが言った言葉が聞き取れなかった。呟いていたから。
「ねえ、アスカ。起動実験が成功したらまた月を見ようよ」
「へぇ、あんたも言うわね。いいわよ」
「「〔もう一度あんた(アスカと)〔貴方と〕と月を見るわ(よ)〔みたい〕」」
終
322:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 08:35:17
以上
お粗末でした。
323:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 08:53:35
何で時たまキャラがバカボンのパパになるん?
つまんねぇよホントこれ
読んでてビックリした。本当に詰まらなかった。
もう駄目だと思った。もう本当に詰まらなかったわ…
324:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 09:00:27
つか文章がキモすぐる
325:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 09:03:47
今回のこれで>>293が盗作という説が濃厚になってしまったな
if、酷いよコレは。いくらなんでもレベル落ちすぎ
326:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 09:33:05
俺だったらここまでスレの住人にけなされたら1週間は立ち直れない
でも1日経たずに「空気を壊します」と投下をするのがifクオリティ
これで自称社会人ってんだから可笑しな話だと思う
中学生の間違いでは?
327:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 09:52:35
いまどきの中学生はもう少し書ける。
マンガをたくさん読んでるからね。
328:infinity ◆e1/swPUIeI
09/09/06 10:06:41
盗作?
そんな幼稚な真似は私はしないです!
何処と何処を見て盗作と言うのか教えて下さい?
>>327
漫画は面白いね
小説も面白いね。買いすぎだけど
329:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 11:26:47
もうifにかまうのはやめろよ
他の人の投下待ってます
330:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 15:44:46
エロパロのほうがLASだな・・・
331:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 17:48:33
>>330
アスカってエロが似合うんだよね。でも、冷静に考えると中学生なんだよな
一寸ヤバい。アグネスに監視される
332:ふぅ。
09/09/06 18:10:15
去っていく背中を見届けて、腕を放した。
「ヒカリ、行きましょ。」
「う、うん…」
「おいちょっと待てよ!」
「なんなのよ!」
ふと頭にひらめいた。
「駅まで教科書持ってってくれたら連絡先教えてあげてもいいけど。」
「なんでそんなことしてま…」
「いやならいいわ!じゃあね!」
「ありがとー。三人分もお疲れさま。じゃ」
「ああ。」
「あっ…連絡先ぃぃぃ!」
電車に乗り込み、重い教科書を足元に置く。
「なにあのバカ!ほんと笑えるわ!」
「あんなことしてよかったのかしら…。」
「ヒカリ!あんたちょっとまじめ過ぎんのよ!
世の中賢く生きたもん勝ちなのよ。」
「そうかしら…。」
「にしてもあたしって結構もてんのね!」
スカートをひるがえして、ヒカリにぶりっこポーズを取って見せる。
「はいはい、でもアスカほんとにかわいいと思うよ。
目も大きいし、こう見えて結構かわいらしいとこあるしね。」
「こう見えてってどう見えんのよ!」
333:ふぅ。
09/09/06 18:11:46
そっか、あたしも自信もっていいのかもしれない。
ヒカリはいい友達だと思う。
そんなこと絶対に言ってあげないけどね。
「あしたから学校だねー!」
「かっこいい彼氏、かっこいい彼氏…」
「まだ言ってるの…?」
次の日はさっそく学校。長い春休みからだと気が重い。
「一年生は掲示されているクラス分けの紙を見てその教室へ行きなさい。」
「一組…やったー!アスカと一緒だよ!」
「一組かぁ。」
四階にある教室に行くと、中学時代の顔触れが結構揃っていた。
入学式のときに話しかけてきたやつは、同じクラスのそいつの友達によると、
二組で隣のクラスらしい。
どうしよう、あの様子じゃきっとまた絡まれる。
334:ふぅ。
09/09/06 18:13:28
そんなことを考えているとヤツは来た。
ニヤニヤとしながらあたしに話しかける。
「よっ。」
嫌い嫌い。このチャラチャラした感じ!
「この前教科書持ってやったんだから、連絡先…」
「もう!うっるさいわねー!それにしつこい!
男たるものもっとあっさりしなさいよ!
それに何でまだ名前も知らないあんたなんかに教えなきゃなんないのよ。
あたし携帯は持ってないの。わかった?もう話しかけないで!」
「俺のクラスにさぁ、碇って奴いるんだけど。そいつとなんかあったの?」
「えっ?」
シンジ…?
「入学式んときにお前がきょどってたやつだよ。」
「知らないわ!そんなやつ。」
「本当か?同じ中学だったらしいじゃん。何かあったんじゃないの?」
「何にも、ないわよ。じゃ、あたし次の授業移動だから。」
そうよ、何にもないわよ。ただあたしの頭がちょっとおかしくなっただけよ。
335:ふぅ。
09/09/06 18:15:48
「おまえー、階段そっちじゃねーぞー!」
「うるさい!わかってるわよ!」
「なんだあれ…わかりやすいやつ。」
「あと昼休みまで三時間もあるわ。」
「なーがーいー!!なんか高校生って思ってたより楽しくないわね。」
とその時、ロッカーの教科書を取り出しているシンジが見えた。
隣なんだ、クラス…。
「うそ、あれって…」
シンジと親しげに話している男は名前もまだ知らない入学式のときの男だった。
「あんなやつと仲良くなるなんて…」
「あれアスカ、まずいんじゃない?ウソついたこと、ばれちゃうよ。」
「だから今朝あいつの名前が出てきたのかしら…。」
憂鬱な授業も終わり、ヒカリを誘って帰ろうと思っていた。
「ヒカリ、今日ちょっとノート買い足しに行くから付き合ってくれない?」
「ごめんなさい、あたし、委員長立候補することにしたの。
でね、ちょっと先生に呼ばれていて…帰るの遅くなりそうなの。」
「あんたまたそんなの立候補したのー!?ほんとモノ好きもいるものよねぇ。」
「うん…ごめんなさい。明日は一緒に帰れると思う。」
「わかったわよ、じゃあね。」
「うんバイバイ、また明日ね。」
336:ふぅ。
09/09/06 18:18:52
ノートノートっ。
ついでにデパート寄っちゃおーっと。
靴箱の前で、新調したローファーがコンクリートの地面を蹴る音が響く。
「っとぉ。」
玄関の方を見て、ふと立ち止まった。
今日はやたらと会う。
「やぁ、アスカ。」
ちょっと声、低くなった?
「なによ。」
返事を返しつつも歩き始めると、ついてきた。
「池島君と帰らないんだね。」
「はぁ?誰よそいつ。」
「彼氏の名字も知らないんだ。」
「あー、そ、そうね。家の方向も違うし。」
池島っていうんだ、あいつ…。
「そうだっけ?駅ひと駅分しか変わらないって聞いたけどね。」
「…今日は、居残りだって。」
「そうなんだ。変わらないね、アスカは。」
ふと振り返ってみると、変わらない優しい顔が微笑んでいた。
「で、なんなの?なんか用事?」
「ん、用事?別にないよ。久しぶりに一緒に帰りたいって思っただけだよ。」
「どうしてよ。」
「別に理由はないよ。ただそう思っただけ。」
337:ふぅ。
09/09/06 18:21:58
駅まで来ると、あいつはきっぷを買うと言って売り場に行った。
「なんで?あんた定期は?」
「まだ、買ってないんだ。ちょっと忘れてて…えっと230円分と。」
千円札を入れるのを見たあたしは、270円と表示されたボタンを押した。
「それ違うよ、金額が…」
「ノート、買いに行くんだけど、ついてきてもいいわよ。」
「そういうことか、わかったよ。」
おつりを受け取って、ホームへ向かう。
反対車線の電車の窓に映る二人は、カップルのようにも見えて、少し恥ずかしかった。
なにやってるんだろう、あたし…。
赤くなった頬を見られまいと、差し込む夕陽でごまかすために陰から出て少し前へ乗り出した。
「危ないじゃないかぁ!そんな前出ちゃあ!」
そう言って手をひかれると、宙に浮いているような感覚がした。
「う、うん。」
触れた手は、温かかった。
ホームに電車がやってくる。
乗客はほとんどいないスカスカの車両に二人で乗り込んだ。
338:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 18:22:22
支援
339:ふぅ。
09/09/06 18:25:51
と、ここまでです!
猫アスカ、おもしろかったです。
340:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 18:27:26
>>339
GJ!続きも楽しみです
341:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 18:34:48
GJです。また近づきつつありますねアスカとシンジの関係。池島君はどう動くのかも楽しみです。
ちなみに猫シンジですw
でも猫アスカっていうのも昔ありましねぇ
342:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 19:02:38
>>339
GJ
続き気になるなぁw池島良いヤツだ~
343:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 19:14:14
普通につまんね
344:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 20:50:00
どうしてもキンモクセイと被るな
345:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 21:38:13
猫シンジ待つ
346:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/06 22:49:03
>>339
GJ
待ってました!
347:猫シンジ
09/09/07 00:00:12
バスに揺られて目指すはジオフロント。
最初は自分の足で歩いていたけどバス停までが想像以上に遠いこと遠いこと。
バスのタラップに飛び乗ろうとしたところでアスカに抱き上げられ膝の上に置かれた。
少し恥ずかしいけど他の乗客の迷惑になるから大人しくしておこうね。
アスカはぼんやりしながらずっと窓の外を見ていた。眠いのかな? 僕も眠い。
「申し訳ありませんが、許可無く動物をジオフロント内部に入れることは出来ません」
まるで申し訳なくない顔の職員が僕を腕に抱いたアスカの入場を拒んだ。
当然の足止めなんだけど、僕って昨日はこの中から出てきたんだけどな。
烈火の如くアスカが怒っている。
機嫌が悪い時は誰にでも当たるのはやめた方がいいと思う。
なんだか寂しく見えるから。
僕に当たるのはいつもの事だし別にかまわないけどね。
「だったらミサトを呼んでよ。リツコでも良いから!」
「あ、赤木博士の猫殿でありましたか!? ど、どうぞお通りください」
リツコさんの名前が出た途端、職員の態度があからさまに変わった。
やたらビクついていたけど一体なにがあったのかな。
ともかく僕とアスカは中に入ることが出来た。
ところで、広いジオフロントでここにいる僕をどうやって探す気なのだろう?
348:猫シンジ
09/09/07 00:01:01
ジオフロント入口から歩いて三分、エレベーターで一分、更に歩いて五分。
研究棟は実験ルーム意外はあまり入ったことが無いけど、ここは別。
何せ昨日も来たから。そう、昨日こんなとこにさえ来なければ…
「入るわよー!」
「あ、アスカ!? きょきょ、今日は何の用かしら?」
返事も待たずにドアを開けたアスカに明らかに動揺してるリツコさん。
必死でモニターを隠しているけど、僕を元に戻す研究をしてくれていたのかな?
ある意味一発で当たりを引いたのはアスカらしい。
「昨日のシンジの行動を見せて欲しいのよ。あるんでしょ、監視モニターとIDの使用記録」
僕らはぼぼ一日中、数人のSPに監視されている。
でもさすがにネルフ本部内ではフリーになるみたいで監視モニター頼みだ。
どこへ行くにもIDカードに記録が残るしね。
「ホッ…そんなものなら連絡をくれればデータを送ったのに。でも既に調査済みよ」
改竄済み、の間違いではないだろうか?
データ画面によると僕はジオフロント内部の緑化地帯で消息を絶ったことになっている。
加持さんの農園がある場所だな。
「サンキュー、リツコ。さ、お前の出番よシジ! シンジの匂いをたどるのよ」
だから犬じゃなくて猫なんだって。
349:猫シンジ
09/09/07 00:01:55
自分探しをする僕。
言葉だけなら格好良いけど適当に時間を潰して帰るしかないよね。ホント。
固い床ばかり歩いていたから、ぬかるんだ土の感触が気持ちいい。
「シンジー! 隠れてないで出てきなさいよー!」
「にゃーん!」
「お前じゃないのよシジ。シンジ! いい加減にしないと怒るわよー!」
「にゃーん!」
名前を呼ばれる度につい条件反射で返事をしてしまう。まあいいか。
「もう、いじけてないで出てきなさいよバカシンジ!」
そんなに僕っていじけてるイメージがあるのかな。ちょっと悲しいけど否定できない。
でもこの辺りってもう捜索されてるんじゃないかな?
一時間ほど探し回って当然だけど収穫なし。さすがに可哀相だ。
もう帰ろうとスカートを引っ張ってみる。
「なぁに、疲れたの? だらし、ないわね」
そう言うアスカも息を切らせている。声が掠れていた。
加持さんのスイカ畑へ案内した。たしか水道があったはずだ。うん、あった。
「ぷはぁー、生き返るー」
冷水で顔を洗い、喉を潤したアスカが両手に水を貯めて飲ましてくれた。
ところで人がいないからって水を浴びすぎだよ。その、なんだ、色々透けてる。
350:猫シンジ
09/09/07 00:03:34
「一休みしたらこの辺をもう少し探しましょうか」
アスカは僕がこの辺にいると決め付けているらしい。単純というかなんと言うか。
情報を鵜呑みにしたら駄目だよ。大人は嘘吐きだから。
「間抜けに怪我して動けないか、隠れて泣いているかのどっちかよ。絶対」
やっぱり僕の評価はそんなもんか。普通は猫にされてるとは思わないもんね。
ペンペンペケペケ♪ ペペペンペケケ♪
「ヘロー! 何だミサトか。そう…何にも進展ないの。あっそう。 あ、あたし?
あたしは公園でシジの散歩中よ。シンジなんて放っといても帰ってくるわよ。じゃね」
そういってミサトさんからの電話を切った。
「まったく。誘拐なんてあるわけないじゃん。大体ミサトは心配しすぎなのよ。ねーシジ」
アスカはもう少し心配してくれてもバチは当たらないと思うけどね。
薄々感じていたけど少し悲しい。
でもバカにしつつも探してくれるってことはやっぱり心配してくれてるのかな?
薄々感じてたけどアスカって言ってる事とやってる事が全然違うんだよな。
するなって言われたからしなかったのに、怒ったりさ。
「ほんっと。誘拐なんて…あるわけないのに」
うん。ないない。ここにいるし。
もう一時間ほど無意味な捜索をして僕たちは泥だらけで帰路に着いた。
疲れたのか帰りのバスの中、アスカは無言だった。
怒ってるのかな?
ごめんね。こんなことになっちゃって。
351:猫シンジ
09/09/07 00:04:30
この辺で力尽きてみる。
他の続きを仕上げないと…
352:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 00:12:45
GJ!猫シンジもアスカも可愛い…そして続きがすごく気になるw
353:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 00:32:47
猫ジジ~
アスカにどう説明すんだぁ~
354:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 00:50:25
可愛いなぁ…
355:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 01:14:23
GJ!いいね~猫シンジ
続き待ってるよ~
356:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 07:27:27
GJ!
リツコ頑張れw
357:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/09/07 17:12:16
GJ!ここまで素晴らしい作品になるとは思わなかったw
リクした人にもGJだ
358:猫シンジ
09/09/07 18:50:30
>>350の続き
もう夕方。
世間は夏休みで遊びへ行く人も多いのに僕らは泥だらけ。
バス停からはアスカの腕に抱かれて帰った。
情けないけど子猫の身体は体力がない。
でも決して僕の体力がアスカに劣るわけじゃないと思う。
この身体が悪いんだ。うん、そういうことにしておこう。
ピンポーン! ピンポーン! ピンポンピンポン!!!
アスカが我が家の呼び鈴を乱暴に押してる。もしかして鍵、忘れたの?
今日の予定ではミサトさんはまだ帰っていないはずだ。
「…………」
しばらくしたら鍵を取り出してドアを開けた。持ってるなら最初から開けなよ。
変なところで面倒くさがりなんだな。
「たっだまー!」
「にゃにゃーん!」
お帰りーっと返事をしといたけど、また玄関で立ち尽くしてる。
「………………………ふんっ!」
出迎えがないからって乱暴にドアを閉めたみたい。怒りっぽいなぁ。
僕もミサトさんもいなかったら誰もいないに決まっているじゃないか。
理不尽だよアスカ。
359:猫シンジ
09/09/07 18:51:26
「無駄に休みを浪費しちゃったわね、シジ。まあ良い暇潰しになったけど」
アスカは座って靴を脱ぎながら少し自嘲気味に言うと
「…一人でどこでも好きに遊びに行ってればいいのよ!」
いきなりドアに靴を投げつけた。危ないなぁ。物に当たるのはよそうよ。
でも少しアスカの愚痴も分かる。
僕らは使徒襲来の備えていたせいで修学旅行にもいけなかった。
きっとこの夏休みも作戦以外ではどこにも出かけられずに終えるのだろう。
僕は毎年のことだから気にしないけど、アスカは可哀相だ。
勝手に行方不明になったのは悪いと思うけどそれを隠すリツコさんの方が悪い。
猫になったなんて無茶苦茶だけどみんなに心配かけることないじゃないか。
そうだ。後でどうにか僕はここにいるとアピールしてみよう。
その辺のカゴの中に放り込まれてそう決心した。肉球でキーボード打てるかなぁ?
「あー、もう。汗と泥でベッタベター! 気持ち悪ーい!」
僕も汗だらけで少し気持ち悪い。しばらくすれば乾くだろうけど。
スルスル、ストン、ポイ、ファサ…
ん、何か布がたくさんカゴに放り込まれてきた。タオルで身体を拭けって言うのかな。
猫に対して無茶苦茶するな。ってなんだこれ? にゃにゃにゃにゃんだこれ!!
顔を上げるとタオル一枚になったアスカが棚から洗剤などを漁っている。
どうやら僕が放り込まれたのは脱衣カゴだったらしい。
てことはこの布は……これはさすがにヤバい!
僕はカゴから飛び出して脱衣所の折り畳みカーテン式の扉を開けようとカリカリ引っかいた。
罪悪感もあるけどもしも正体がバレたら半殺しじゃ済まない。
「ほーらほら。シジ、おいでー」
逃げ回る僕に対してアスカが最終兵器を持ち出した。帰り道で取ってきた猫じゃらし。
悪いけど僕、本当は猫じゃないから。そんなものに興味はないんだよ。
「猫が風呂嫌いなのって本当なのねー。こらっ、泥だらけで暴れないの!」
うう、あっさり捕まってしまった。猫の本能が悪いのであって、僕は悪くない。
でも捕まって一緒にお風呂に入ることを少し期待してたかもしれない。