09/07/07 23:57:53
「…」
凄く近くて、果てしなく遠い距離。これがアタシとシンジの今の関係。
「アスカ、コーヒー冷めるから早く飲まないと美味しくないよ?」
「…」
「アスカ?」
「別にいいわよ、醒めても。アンタの淹れてくれたコーヒーなら冷めても美味しいわ」
そう言ってアタシはシンジの淹れたコーヒーを少し口に含んだ。
「…どう?」
「ん、まぁまぁね」
「…そっか、良かった」
微笑んでるシンジを見て、一つ確信した事がある。
アタシのシンジに対する思いは絶対に…
「冷めないわ」
そう言って二人で笑いあう。今は、そんな関係が心地いい。