09/07/07 14:12:29
何故だろう。私は猫が好きじゃない。
動物は好きだし、我が同居鳥であるペンペンとの仲も良好だ。…シンジに構ってもらっている時以外は、だが。
道を歩いていると、前を横切る猫。
誰かの家で寝ている猫。
野良でも、変われているのも、好きじゃない。
かといって意地悪したい衝動に駆られるほど嫌いじゃない。
餌が欲しければ人様に擦り寄り、済めば気の向くままどこかへ行ってしまう。そんな習性が、好きじゃないのかも。
そんな事を何の気なしにミサトに話してみた。するとふふん、といつもの含み笑いのあとに「そうね、いつまでも小さいお子様じゃいられないものね」と、独り言のように呟かれた。
意味不明、だけど何となく馬鹿にされた気がしたので「なぁに勝手に達観してんの。どういう意味よ」と反論してみた。
「そうやって、何かに自分を重ねて、自分を見つめ直していくって、とても大切な事よ。大人になるってそういうことなの」
だそうだ。
説教なの?と言いたかったが、彼女の横に開封された缶ビールが6本も転がっていたのでただの酔っ払いの妄言であると判断して、その日は床についた。
…明日、あのバカにも話してみよう。