落ち着いてLRS小説を投下するスレ7at EVA
落ち着いてLRS小説を投下するスレ7 - 暇つぶし2ch440:名無しが氏んでも代わりはいるもの
09/08/27 18:50:52
「どうしたの?」
ヒカリが腰を屈めて二人の隙間から中を見た。「ああっ!?」
「誰が来たの、シンジ?」
ひらひらの珍妙な服を着たアスカが冷蔵庫から取り出した飲み物を手にやってくるところだった。三人に気づいて「まずいところを見られた」という顔をする。
「ちょっと、碇君!?」ヒカリがぷるぷると怒りに震えながらシンジに人差し指を突きつけた。「どういうことなの!?」
「ち、違うんだよこれは! 作戦の一環で……」
シンジの弁解をケンスケの素っ頓狂な声が覆い隠した。
「それに―綾波も!?」
いったい何の騒ぎかと、アスカと同じ服装をしたレイがちらりと顔を出したのだ。こちらはアスカと違って無表情。
ヒカリは額に手を当て、ふらふらとよろめいた。事態はヒカリの許容範囲を超えてしまったのだった。
「不潔……。いえ、不潔どころのレベルじゃないわ。これはもう……犯罪よ。碇君には刑務所に入って反省してもらうしかないわ……」
三人の冷たい目に囲まれてシンジはたじろいだ。
「いや、だからっ。これはそんなんじゃなくてエヴァの……」
なんで刑務所なんだ、と慌ててまた説明をはじめるシンジの肩に、ケンスケが手をぽん、と置いて、
「安心しろ、碇。お前はまだ十四歳だから刑務所じゃなくて初等少年院で済むぞ」
「イヤだよ、初等でも! っていうか何でそんなことに詳しいんだよ!」
「あら、いらっしゃい。どうしたの?」
四人の目がミサトに向けられた。買い物帰りらしく、両手にスーパーのビニール袋をぶら下げている。
「これはどういうことか、説明して下さい」と、トウジが言った。

(続く)


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