09/07/05 03:20:43 wYjji5qa
EOEのブレ(と文脈上タームを使いまわしたけど は、「王道路線からの」ブレであって、これはいわば
庵野監督の「ロボットプロレス作品美学上」表現者として自らに許容できない「ひとやま幾らであることの拒絶」で
あるからしてまさにこれこそ「意図・意識の産物」。
今回のブレは卑近なことばを用いれば「俺にも優しい気持ちってものが ひょっとしたらあったのかな」という
当惑をなんとか 正当に表現したい欲求であるようにも思える。
破を観て「優しい世界へのとまどい」を感じた「エヴァ世代」人は少なくないのではないだろうか。「優しい世界なら
優しい世界と前作からはっきり言ってくれ・傷つけあう残酷なLCLの海のアトの世界で生きてゆく覚悟をくれたのは
貴方だ」と。
しかし筆者は1997年に破が公開されても、冷笑で迎えられたのではないかとすら感じる
ぽかぽかするこころ がどこから来るのかは宿題だが、つまりは12年前 その源泉は未だ種子であるか
おしべとめしべの分化の儘 孤独に震えていたのではないかということでもある。