10/06/21 21:17:29
正直俺が書いてるのかと思った
827:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/22 03:35:03
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
828:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/24 02:54:52
イイ!設定は全然違うんだけど、厳しい現実と切ない雰囲気の中にある、子供たちの賑やかな雰囲気がエヴァっぽさ引き立たせてるなぁ。
幼なじみとも違うアスカとシンジがどう絡んでいくかも期待です。
829:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/27 19:07:09
1レスだけ、お邪魔します。
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土砂降りの雨の中、アスカが帰宅。
「あーもう、ずぶ濡れよ。ただい……ま!?」
何故か、シンジが全裸で寝ている。絨毯の上にうつぶせで。
アスカは思わず凍り付く―いや、呆けている場合ではない。これは事故かもしれないのだ。
「ねえ、シンジ? ……シンジ!?」
「すやすやすや」
本当に寝ているだけである。アスカは、思わずほっと息をつく。
そして状況も理解し始める。自分と同じように、シンジもずぶ濡れで帰ってきたのだ。
シャワーを浴びて、一人きりの開放感を味わいながら全裸でリビングをうろうろ。
疲れ切った全裸の体を絨毯の上に横たえてみると、これまた肌触りが心地よい。そして―。
それはともかくこの状況、ほうって置くわけにも行かない。まあ、いつものように蹴り飛ばせばいいのだが、
まじめにシンジを心配してしまったお陰で、ツッコミを入れるタイミングを完全に失ってしまったのだ。
「もう、世話の焼ける……」
仕方なく、アスカはシンジの部屋着や下着を取り出して、かいがいしく着せ始める。
もう無かったことにしてしまいたいのだ。これ以上、シンジなんぞのために、煩わしい思いはしたくない。
「今、目ぇ覚ましたら承知しないわよ? まったく―あ、あれ?」
おかしい。何故、この状況が理解できたのだろう。そういえば以前に、自分もずぶ濡れで帰ってきて、
シャワーを浴びて、裸でうろうろしたことがある。そして、気がつくと―。
「ふあああ……あ、あれ? アスカ、帰ってたの」
「……うん」
思えば自分の時、後で気付かれないように、よくもまあ上手く片付けてくれたものだ。
自分が目を覚ましたその時、シンジもまた、真横で何事もなく暖かいコーヒーを注いでくれていた。
その何事もなかったかのような素振りにも、まったくもって隙はなかった。
仕方ない、許してやろう―あんなことや、こんなことも。
ここで怒って、このコーヒーの味を損なうのは、もったいないにも程がある。
こうして、いずれは肌も許してしまうのかと、浮かべた苦笑いにも似たコーヒーの味を。(完
830:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/27 23:30:33
>>829
不覚にもふいたーーw
ぜひ、アスカを見つけたシンジの話を!
GJ!
831:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/28 19:56:17
>>830 ありがとです。しかし、うーむ……シンジ版、まったく心づもりがなかったんだけど。
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シンジ、大雨の中をやっとの思いで帰宅。
「うひゃあ、ずぶ濡れになっちゃった。ただい……ま゛!?」
アスカが、全裸で寝ている。しかも、丸出しのあお向け大の字という、男前な寝姿で。
「ぶ、ぶふっ」
シンジは弾丸のような鼻血を吹き出し、立ちくらんで卒倒する……いや、なんとか持ちこたえた。
そして、シンジは改めてパニック状態に陥り始める。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうし……」
いやいや、素直にじっくり鑑賞した上で、その肌触りと感触でも楽しめばよろしいだ。男らしく。
しかし、どうにもシンジは生真面目である。このまま放置してはいけないと思ったらしい。
「あ、アスカの服は……えーっと……」
実に無謀である。寝ている間に服を着せてしまおうというらしい。
もし目を覚ましてしまえばタダでは済まないというのに、シンジは夢中でアスカの部屋に潜入する。
「えーと、下着は―あ、あった……ぐはぁ!」
手にしたブラジャーのあまりの可愛らしさに、シンジはまたしても失神寸前。
いや、ブラジャーは止めておこう。装着は困難を極めるし、室内ならノーブラでも問題はない。
しかし、下半身はそう言うわけにはいかない。そして、シンジは新たな下着を手に、再び悶絶。
「ぱ、ぱんてぃー……う、うう……」
落ち着け、シンジ。鼻血だけで出血多量で倒れてしまうぞ。なにより、大事な着替えを汚しちゃ大変。
しかも、これから手を取り足を取り、着付けをしなくてはならないのだ。出来るのか、シンジ?
「くっ……もうダメだ! 我慢できない!」
「あれ、シンジ。帰ってたの?」
「うん、コーヒー飲む?」
「ありがと。ふわああああ」
男は瞬時に賢者となれる魔法を持っている。いったいそれはそれが何なのか、知らない人は知る必要は無い。
何もかもスッキリしたようなシンジの腑抜けた顔つき、それこそが、アスカの見慣れたシンジなのである(完
832:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/28 19:58:26
う、ミスった。
>>831 下から2行目、2文目。
× それはそれが
○ それは
833:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/28 20:06:50
>>831
830じゃないけどありがとう!ニヤニヤしたw
834:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/06/29 02:20:47
>>831
GJ!
アスカ、シンジのうろたえぶりが和むね
835:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/07/01 07:38:22
こういう単発物大好きだwww
二人とも苦労してるんだな……
836:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/07/01 14:09:17
では、調子に乗らせて頂いて……。
--
「ふむ、今日はシンジの誕生日なのね」
「い、いや、気をつかわなくてもいいよアスカ」
アスカ、ひと思案の末、形の良い自慢の胸をグイッとシンジに突き出した。
「よし、アタシのおっぱいあげる」
「ちょっ……あ、あの」
思わず顔が引きつるシンジ。真に受けられる筈がない。
「あ、え、えーと、ボクCDが欲しいな。パッヘンベルの三千円くらいで……」
「アタシの胸が三千円にも劣ると言いたいのかしら」
シンジ、仕方ない。アスカのジョークにつきあってやれ。
どうなるか判っているとしても。
「ほら、シンジ? あんたのおっぱいなんだから、もむなり、はさまるなり、お好きにドーゾ」
「……じゃ、じゃあ触るよ」
「ご遠慮なく」
と、シンジはおそるおそる手を伸ばす。
シンジの心境、熱せられたアイロンを試しに触れようとするかのごとく、あるいは、
もしかしたらこのリーチアクションは当たるかもしれない、という淡い期待感というところだろうか。
思わず、ゴクリと生唾を飲み込み、あと少しでその右手が触れる、その刹那。
ばきっ!
はい、アスカのハイキックがシンジの顔面にクリーンヒット。
シンジ、お疲れ様でした。
「あっはっは、ゴメンねシンジ。この右足はアタシのだから」
「ですよねぇ……あはは」 (続く?)
837:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/07/01 14:25:15
で、続き。
--
で、1年後。
「よし、今年はアタシの好きな部位を選ばせてあげよう。どこが欲しい」
「……」
思わず、うんざり顔になるシンジ。結果はわかっているのだ。
さて、なんと答えよう。
「じ、じゃあ、右下肢」
「成る程、まるまる1本ね。足といったら膝蹴り喰わせようと思ったのに」
「あ、あはは……」
「さあどうぞ。去年のおっぱいでも、この太ももでも、お好きなだけスリスリしてみれば?」
と、ドンとテーブルの上に右足を投げ出すアスカ。
さて、どうなるだろう。
いや、そうなるだろう。
ばきっ!
今度は華麗な右フックがシンジの頬を直撃。
「アハハ、この右手ちゃんってば焼き餅焼きだから」
「ぐ、ぐう……やっぱりこうなるのですか、アスカさん」
「コンプリート目指して頑張ってね」
「……え?」
そう、全身全て完成すれば良い訳である。
「それまで、良いコにしてれば……ね?」
「は、は、あはは」
ガンバレ、シンジ。そして、油断するなよ、シンジ。
上下肢全て揃っても、最後にはヘッドバットが待ってるぞ。(完)
838:保守&七夕記念予告
10/07/04 06:21:46
(こちらアスカこちらアスカ聞こえる?私はあなたを取り戻しにきた。月は遥か遠く、地球も見えない。こちらアスカ。私に出来ることは‥)
『spece oditiy』
~十七年前~
おそらく今後こんなに目覚めの悪い朝は来ないとアスカは確信した。
汚泥に浸かりながら眠ってしまったような倦怠感。虚ろに開けた目は重いし、手足の先に微電流が流れているような痺れ。寝違えてもいないのにバキバキと音を立てる関節群。
凝り固まった筋肉をほぐしながら目覚まし時計を凝視する。
「えっ?」
短針は左向きへ水平になり、アスカをベッドから飛び立たせた。
乱れた寝巻も整えぬまま居間へと入ると、こおばしい香りと音をフライパンから漂わせながらシンジが言った。
「あ、おはよう」
「あ、おはよう、じゃないわよ!何で起こしてくれないの!?」
露出した下半身を気にする暇もなくまくし立てるアスカ。
「え、なんで?」
「なんでって、学校は‥」
「学校は休みじゃないか。いつも休みの日に用事があるから起こしたら寝かせろって怒るくせになんなんだよもう」
フライパンの上の卵を器用にターンオーバーさせながらぶつくさと呟く。
不可思議に思うも自分の勘違いだったのかと納得し、卓上に並べられた専用の皿の前に座るアスカ。そのうち太陽のように鮮やかな卵が食卓を彩った。
「ねえ、今日って何曜日だっけ」
向いに座ったシンジに話しかける。
「忘れっぽいなぁ、アスカは。月曜だよ」
「月曜?振替休日だったっけ?」
「‥具合でも悪いのアスカ」
「は?何でよ」
「だって‥」
急にシンジの歯切れが悪くなる。途端に伏し目がちになり、疑うような目線をアスカに向けた。
「戦争中なんだよ。この"国"‥」
七夕までに終わるかな‥
839:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/07/04 13:40:43
イイヨイイヨー
840:kou
10/07/06 15:54:10
>>838
『ーーー‥依然、日本政府は遺憾の意を示し、第三新東京行政府に対して対話の提案を試みています。しかし行政府はこれを拒否。認めないなら武力行使も厭わないと発言。この発言に対して防衛庁はーーー‥』
映像の途切れたテレビをアスカは呆然と見つめる。
「嘘‥」
「嘘じゃないよ。この街は独立しようとしてる」
言葉を失った背中を見つめるシンジは事実を述べた。
「僕もよくは知らないけど、ネルフが中心になって独立の表明を出したんだって」
どうやら初号機に関係あるらしい、と続けた。しかしアスカの耳には無秩序なノイズが発する音のように聞こえた。混乱のレベルがあるなら間違いなく最大に位置するだろう。
「大丈夫アスカ?」
「そんな訳無いじゃない‥訳わかんない」
「仕方ないよ。昨日の今日起こったことだし、みんな混乱してる。アスカも落ち着いて‥」
慰めの手を背にかけようとするが振り払われる。
「違う!そうじゃない!そうじゃなくて‥」
言葉にしようとすると絡まった糸のようにうまく解けず言葉が出ない。
「ごめん、ちょっと一人にさせて」
竦み上がった体を何とか立ち上がらせ、よろけそうになりながら再度自室へと戻る。襖の滑りが悪くてがたりと音を立てた。
十分ほど熟考した頃だろうか。アスカは根本的な疑問にたどり着く。
「私の知ってる世界じゃない」
ここはどこだろう。今はいつだろう。私は誰だろう。何が起こっているのだろう。張り巡らせた思考の輪を収束すべく、PCを起動させて情報を集めはじめた。
某大型掲示板:
1 第三新オワタwww(618) 2 第三新「いついかなる挑戦も受ける キリッ」(213) 3 【速報】衝撃!突然の独立宣言!?part8(18) 4 どうやらこの国に終わりが来たようだ(500) 5 さて、そろそろ仕事をはじめ‥え?(980) 6 リアルゲバラが日本にいた件について(774)
7 第三新「こいつを見てくれ。どう思う?」日本「すごく‥面倒です」(4) 8 特務機関関係者だけど質問ある?(63) 9 ニュー速民で特務機関のサーバー攻撃しようずwww(1) 10 【速報】衝撃!突然の独立宣言!?part7(1001)‥‥‥
841:kou
10/07/06 15:56:02
様々なニュースサイトで情報を集めていくに連れて、アスカの中で少しずつだが確実に現実感が募ってきた。
改めて疑問と情報を整理してみる。
・知っている世界と違う 主にネルフを中心に日本政府に対して宣戦布告とも取れる独立宣言をしている
・アスカ以外異変に気づいている様子がない ネット中心の主観だが、少なくともメディアに異変が発露するほど大人数が違和感を感じていない
・ネルフと初号機が違和感のキーかもしれない 推測だが、シンジの話によるとそうらしい
「ファーストやミサトはどうなのかしら」
携帯を取り出しミサトへコールをする。が、留守電サービスに繋がってしまう。レイにも連絡しようとしたがアドレスを知らない。
仕方ないのでシンジの携帯を借りるために自室を出て、カタカタと勤勉そうに洗い物を進める後ろ姿に声をかける。
「シンジ、携帯貸して」
「いいけど何に使うの?」
「ファーストに電話するのよ。私番号知らないし」
そしてまた、先に見せた訝しむ目をアスカに向けた。
「‥ファースト?何それ」
「何ってファーストはファー、スト‥」
これはいよいよおかしい。シンジがファーストを知らない。せっかく活性化し始めたアスカの脳がまたもや固まりはじめた。
不思議な物で焦りはなく、ただただ違和感だけが体の芯に浸透していく。
「シンジ何かおかしいとは思わない?」
「おかしいよ。アスカは変な事言うし、ネルフも何だかおかしいし」
「それよそれ!ネルフ!エヴァは?使徒は?」
まくし立てるも、ここで一つまた疑問が増える。
「‥なんで私は何も覚えていないの?」
この"世界"のことはもちろん、今までの事も良く覚えていない。
842:kou
10/07/06 15:56:54
頭の中に霧がかかったように釈然としていない。断片的にではあるが、深い後悔の念と憎悪の渦のような物がアスカの胸中を掻き乱しはじめた。
それらを押し殺していると、シンジがふと言った。
「使徒?なにそれ?」
思ったよりも自体は深刻だと悟った。
「じゃあ何でエヴァに乗ってるのよ」
「父さんに来いって急に呼び出されたからだよ。それに‥」
「‥それに?」
「僕、初号機の写真を見たことがあるだけで実際には乗ったことない」
「え」
「それでいつもアスカは馬鹿にしてたじゃないか。乗ったことないのにパイロットだなんて~って」
「‥変に思わないでね。ていうかもう変だろうけど‥」
「なに?」
「今日までの私って、どんな風だった?」
シンジの表情は訝しみなどという表現を越え、むしろ哀れみの色さえ浮かびはじめた。
「どんなって言われても‥。いつも通りだったよ」
「だからそれがどんな風?」
「例えば、シンクロテストの結果を自慢したり、合同演習でエヴァで予定にない動きをして戦自の人を困らせたり、僕の料理にケチつけたりだよ」
そこまで言うと、しまったという顔を浮かべて反射的に頭部を守る体勢を取る。しかしいつまで経っても予定の衝撃が来ないので恐る恐る顔を上げてみる。
そこには呆けた目を潤ませながら、おぞましいものを見たような表情でわななくアスカがいた。
「エヴァに乗ってる‥戦自‥シンクロ率‥」
アスカの体に戦慄が走った。
「アスカ!?アスカ!」
気丈に振る舞う精神とは裏腹な華奢な体が、唐突に床へと崩れ落ちた。
843:kou
10/07/06 15:58:33
数時間後、正常を示す規則正しい点灯と音が鳴る部屋でアスカは目覚めた。白い壁紙と天井の染みがやけに目立っていて、綿の空気が抜けた固いベッドには自分の汗がじっとりと染み込んでいるのがわかった。
肌寒さを感じて掛け布団を手繰り寄せたあたりで、何故こんな場所にいるのかを考えた。
記憶を反芻すると悪寒が脊髄を駆け登ってきた。
二号機、戦自、ロンギヌスの槍、白いエヴァ、痛み、碇シンジ、赤い海。忘却していたというよりもとてつもなく大きな石蓋を記憶に被せられ続けていたような気分だった。ひび割れた部分から漏れ出ていたのが違和感の正体なのだろうか。
ここが病室だと気付いたのと同時に、パイプ椅子でくたびれて眠るシンジの姿を確認した。
「シンジ」
「あ。良かった目が覚めたんだね」
起きぬけに安堵の表情を浮かべると備品の小型冷蔵庫の中から小振りなナイフと果物を取り出した。
「びっくりしたよ。急に倒れるんだもん。気分は悪くない?」
カットしたフルーツを差し出されるがあまり食欲が進まないアスカはそれには手をつけず、シンジの目を直視した。
「どうしたの?」
「綾波レイ。聞き覚えない?ううん、ファーストだけじゃなくて使徒や赤い海の事も」
「レイ?なんでアスカがレイを知ってるの?」
綾波レイは親戚の子で最近父親が第三新東京に呼び寄せた。父の所で生活しているためあまり会わない、とシンジは述べる。
「シト、だっけ?聞いたことないなぁ。赤い海もわからない」
「ミサトは今どこにるの」
844:kou
10/07/06 15:59:29
「ずっと連絡が取れないんだ。何度か連絡してるんだけど繋がらなくて」
いくつかの質疑を交わして幾時間か経った頃ふとした事にアスカは気付いた。
「ここ病院よね?他の患者や医者とか看護師は?」
「ここはネルフ関係の病院だから個室を取れたんだ。お医者さんも検査だけして引き上げていったよ」
だとしても、いささか人の気配がしなさすぎる。窓は無く、今がいつかを知らせるのは備え付けのデジタル時計だけだ。また違和感。
思い返してみれば、外の風景を目覚めてから見ていない。確信はないが"何か"が自分を阻害しているような、大事な事だけ見えなくなる目隠しをされているような妙な気分に陥った。
閉塞感漂うこの状況になにか打開策は無いかとアスカは思案を巡らせる。
「ねぇ、レイに連絡してみてよ。番号知ってるんでしょ」
「知ってるけど、どうして」
ファースト、という通称では通じなかったのは"この世界"ではアスカが彼女を呼んでいなかったか、呼ぶ必要がなかっただけで綾波レイという人物は存在する。
「いいから。出来れば会いたいって伝えて」
突然の提案に戸惑いながらも電話を取り出し綾波レイの番号をコールするシンジ。
着信を待つ呼出し音が静かな部屋に小さく聞こえている間、シンジがレイを"レイ"と呼んだ事に少しばかりの嫉妬を覚えた事に気付いたアスカは布団の舌で自分の太ももを小さく抓った。
そして呼出し音が途切れた。
「あ、レイ?こんにちは。突然なんだけどいいかな」
たどたどしいやり取りをいくつか交わした直後、またもシンジが困惑した顔をした。
「え、そうなの?うん。うん‥わかった」
相手側から切られたようで、何度か液晶画面を確認するシンジに問うた。
「どうしたの?」
「下のロビーにいるから降りてきてって‥」
理由ははっきりとしないが、綾波レイが一連の違和感の鍵を握っているキーパーソンだとアスカは確信した。
845:kou
10/07/06 16:03:13
申し訳ないですが続きは夜に投下します。
長々と失礼します。
846:名無しが氏んでも代わりはいるもの
10/07/06 22:12:46
鼻穴に靴下つっこんでまってるぜ支援。