08/06/04 00:37:09
>>177だけど何で俺叩かれてるんだ?
腹が立ったからとりあえずこうしてやるよ
>>183を無理矢理継続
「それじゃシンジ君、目を閉じて」
「は、はい……」
妙齢の女性と一つ屋根の下に二人きり。
ミサトとの同居である程度耐性があるとはいえ、思春期真っ只中の少年ならつい期待してしまう状況なのには変わりない。それもプレゼントをあげるなんて言われた日には余計にだ。
ぷに。突然シンジの頬に柔らかい何かが触れる。いけない妄想がシンジの頭を駆け巡り、目を開けて真実を確かめたい衝動に駈られるが、どうにか耐えた。
「シンジ君、唇をつき出して小さく口を開けてくれるかしら」
「ひゃ、ひゃい」
いくらそういう事に疎いシンジでもリツコの言う体勢が何を示すかぐらいわかる。声を裏返しながらも頷くと、軽く開いた唇を恐る恐る―。
「……んっ」
甘い。キスは甘いものと雑誌で読んだ事があったが、まさかここまで甘いなんて。そう、まるでケーキか何か甘い物を口にした時のような。
コクリッ。甘い口付けの余韻が喉を通り抜けていったところで変な違和感を覚え、シンジは薄目を開けた。
「あ……」
「……シンジ君、目を開けちゃダメって言ったじゃないの。もうバレたら仕方ないわ。ほら、貴方も固まってないで何か言ったら?」