08/10/17 23:22:06
セカンド・インパクトと呼ばれる事件により、世界は一度破壊された。
それから15年。
世界はゆっくりとだが復興した。その経過でゲッターロボと呼ばれるロボットが姿を消し、そしてゼーレと呼ばれた組織が姿を消した。
狂った時代が過ぎてゆく。何が狂っているのかはさておいて、狂った時代が過ぎてゆく。
真ゲッターロボ 対 新世紀エヴァンゲリオン
第一話:使徒と襲撃
■西暦2015年。第三新東京市/特務機関ネルフ/発令区
巨大なスクリーンに次々と映像が走る。ヒトガタとミニチュア。
だがヒトガタはビルが歩いているような巨大さであり、ミニチュアのように見えるのは紛れもなく本物の軍隊だ。
「15年ぶりだな」
「ああ、間違いない。使徒だ」
と碇は落ち着き払っているが周囲のゴタゴタは隠しようもない。何せ予算が無いのだ。碇、お前も貧乏ゆすりを止めろ。
そもそもこれだけの施設を維持するだけでもどれだけ……いかん失礼した。私の名前は冬月コウゾウ。
この特務機関「ネルフ」の副指令を務めている。
『ウヒャホ! 目標に全弾命中! 以上!』
『威力が足りん! こちら第六航空隊、牽制なんざ糞食らえだ。もっと良い砲弾寄越せ! 以上!』
「目標は依然健在。現在も第三新東京市に向かい侵攻中」
「航空隊の戦力では、足止めできません! 」
「パターン青、使徒です」
「厚木と入間を全部上げろ! 例の爆装まで時間を稼げ。総力戦じゃあ~!」
「出し惜しみは無しだ! 何としてでも目標をブチ殺せ!!」