10/02/10 01:44:58
長江後退のあと、小説には、女たちと、大黄のことだけが残る。
まず女たちは、女同士で励まし合い過ぎだろw ウナイコもリッチャンも、アサも真木も。
運動を盛り上げていく時にそれは良い側面も持つが、政治的に戦う段になれば、
自分たちの力を見定めることができず、結局戦いは展望を欠いた無謀なものになるしかない。
しかもそういう力を合わせて取り組むのが、「死んだ犬を投げる」演劇の偽装民主主義。オイオイ。
もし小説に小河が登場せず、四国での「死んだ犬を投げる」芝居が成功していれば、
いずれは靖国神社でそれを演じようと目論み、「スケ&カク」がただ面白がって加担する、
というところまでエスカレートしていったんじゃないか? 穴井マサオや桂の助言に耳を貸さずに。
51:名無しさん?
10/02/10 01:50:35
大黄は、ウルトラナショナリズムに心酔していた大江少年の分身=コギーなんだろう。
それを持って進駐軍に特攻すれば、右翼にとってのヒーローになれたかもしてないピストルで、
戦後民主主義の化身・小河を撃った。
しかしすでに事は済んでいて、いまさら大黄は女たちのヒーローにもなれない。
銃口の狙いがよく定まったことで、先生の物の怪を引き継ぐ覚悟をした、という過去との和解だけだった。
そして一番弟子として、先生の背中を追って終わり。
結びの文の「だけ」という言い方は、自分の木を持たない大黄に、生まれ直しはないということだろう。
そして小説が終わったあとの長江は、いや大江には、新聞のコラムで「自分は戦後民主主義者として生き、
戦後民主主義者として死ぬ。それだけの人間です。」と書くわけだが、そう言い切る大江は、いや長江は、
小説内に影も見えない・・・。ちなみに次回作は光の伝記を予定してるそーですよ。
52:名無しさん?
10/02/10 01:55:26
>>31
同時代ゲームはたしかにそういう感じでしたねえ。でもその次の「雨の木を聴く女たち」から、
男たちの関係を恢復させる、という働きも出てきましたよ。斎木やKとのホモソーシャルな関係を
夢見る高安カッチャンが、その触媒として連れてきた富豪の令嬢や、ペニーという人物として。
その主題は引き継がれていて、今作では長江と光の関係恢復に、千樫、アサ、ウナイコ、リッチャン、
真木が尽力したところに現れていますね。
ただ、これまでの小説は、結局男の語り手が中心だったので、女たちが優位に立つところまで
描かれたことがなかった。今回は、優位に立つ。しかしそれを引っ張るウナイコのカリスマ?は、
じつは男へのメクラ滅法な復讐だった。ゆえにウナイコは、小河と無条件で対等に渡り合おうとするわけだが、
それがああいう結果を生む。
>>35
立ったままというのは、大江にとってもう水死する人も姿勢としてそれしか残されてないからじゃないかな。
「洪水はわが魂に及び」で大木勇魚は、椅子に座ってすべてよし!を叫んで死亡。
「懐かしい年への手紙」でギー兄さんは、人造湖の水面に浮かんだ。
座っちゃダメ、浮かんでもダメ、となったらあとはもう立つしかないw
まさか逆立ちはできないだろう、それは中期初頭の想像力だ。
53:名無しさん?
10/02/10 01:59:30
>>45
リッチャンと小河ババアの対比は、いい線ついてると思う。
まずリッチャンがしっかりしてるといわれる設定は、実はウナイコやアサからの、
信頼の言葉を通じて浮かび上がった設定であることに注意。
長江の女たちに対する信頼も、主に光を庇護する側面への評価だったことも。
つまり、リッチャンしっかりしてるという設定は、誰かを庇護する側面での設定であって、
ウナイコのカリスマ?の下部構造を担う、という政治的な側面の堅実さはどこにも書かれてない。
その点、小河おばさんも実は小河を庇護している。ウナイコと向かい合っての前哨戦は、まさにそういう場面。
まず出向いて、小河の下部構造として政治的な要求をはっきりと伝える。ただ立場は、実務者レベルなので決定権は無く、
自分で駆け引きをすることはしない。役割を果たせばとっとと退いて、政治的決着は大将に任せる。
こういう戦略をリッチャンは持っていない。
リッチャンは「何があってもついていく」という究極のイエスマン。いやイエスマンという言葉の服従するニュアンスが、
リッチャンには見られないから、精神分析でいうところのウナイコへの転移か?
>>29
大黄w いやむしろコギーw
54:名無しさん?
10/02/10 17:11:57
ものすごく後味が悪い こうだという単一の感想を言えない作品
読者に投げつけられた死んだ犬がこの本ですか
デビュー作が犬殺しの話だったけどなんか関係あるのだろうか
自分、次回作はアグイーの炸裂版を想像してた
2度目のレイプ?って描写ないから不気味
「あんなことをされた」って具体的に何?
55:名無しさん?
10/02/10 17:44:06 gSWauvc+
実際の性被害者なんてもっともっともーーーっと悲惨なんだよ
56:名無しさん?
10/02/10 17:54:47
でも、二度目はウナイコの方も悪いよね
というか最終章の文体がもうアレなもんだから、
二度目レイプの細部なんてまったく気にならなかったんですが
57:名無しさん?
10/02/10 20:37:53
女が悪い、女に隙があった、女に落ち度が、っていう書き方ですよね、あからさまに
現実にはあそこまで隙だらけの女はいないわけですが
なんであそこまで「悪意」たっぷりなんでしょうね しかもリッチャンは何してんだか
単に老人が「政治性のあるエロ本書きたかった」としか思えない
58:名無しさん?
10/02/10 20:39:32
834 :吾輩は名無しである:2010/02/08(月) 18:22:21
大江健三郎の小説からは
ど変態の女性蔑視とお花畑の女性崇拝の両方を感じる
59:名無しさん?
10/02/11 11:38:25
なんんだかんだで次回作が楽しみです
「やられ女(暗に日本)の反乱じゃなくて、やる男(暗にアメリカ)のレントゲンが問題」には同意
60:名無しさん?
10/02/11 11:48:50
わたしがリッチャンならウナイコに告訴させ(なんせ物証がある)
示談は拒否 小河が黒だという事実を公的にとったあと、芝居のネタにする
当然でしょ
一見ウナイコがつっこみどころ多そうに見えるけど、
今はリッチャンのほうがみてるとイライラする
とにかく女の描写に関して色々とありえないことが多すぎる
最悪二度目の小河の襲撃、名誉毀損の脅しは「公務員のやったことなら事実であれば公表しても名誉毀損にはならない」
という法的事実を突きつける 馬鹿すぎて洒落にならない それとも女はそこまでモノを知らないと
作者は思ってらっしゃるのだろうか
61:名無しさん?
10/02/11 12:37:45
自分なら直接対決なんかしない あいだに弁護士いれる
つーか、ふつうの女ならはじめに触ってきたあたりで暴れる
62:名無しさん?
10/02/11 12:44:29
島崎藤村のアンクルファッカー事件の現代版を書きたかったのでは
63:名無しさん?
10/02/11 13:04:40
通読したのは一回だけど、思い出せば思い出すほどおもしろいね
あるシーンのことを思い出してると、ここはあそこと脈絡があって、となるとそこにも繋がって・・・と、
あれよあれよという間に小説の巨大さが立ち上がってくるようで、もうたまらんはコレ。傑作。
>現実にはあそこまで隙だらけの女はいないわけですが
>なんであそこまで「悪意」たっぷりなんでしょうね
疑問を抱くほど不可解なのは、あそこで問題なのはウナイコの貞操や護身ではなく、
別の何かである、ということを暗示させるためでしょう
だからこそあんなにも不可解にしておいたんだとおもう
それにしても長江の寝てましたという逃げは笑えるw
64:名無しさん?
10/02/11 13:16:22
その「別の何か」に切り込んだ書評はまだないですね
ひさびさに作家に手の上で転がされる楽しみは味わえた
東や平野にはいなくなってほしいので、頑張って欲しいとは常に思ってる
65:名無しさん?
10/02/11 13:28:24
平野ってダメなの?
今度ドーンを読んでみようかと思ってるんだけど
66:名無しさん?
10/02/11 14:08:50
自分ならラシュディ読むわ
791 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:05:04
信号機にたとえるとw
青 オーケン
-------(ここから下はラノベかファンタジーノベル)------
黄 ムラカミ
赤 H野
792 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:37:10
こんなもんか
戦後 オーケン 作家
団塊 橋本治 職人・古文教師
ポスト団塊 ハルキ ハーレクイン
団塊ジュニア H野 ファンタジー
793 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 11:39:46
ハーレクインとファンタジーの下が気になる
794 :吾輩は名無しである:2010/02/02(火) 20:50:26
舞城 ラノベじゃね?
67:名無しさん?
10/02/11 19:07:34
大黄さんは朝鮮人だから、もし本気でナショナリズムをやっていたら、
ことの成り行きとしていずれ運動から排除される未来があるわけだよね
取り替え子では、そこらへんのネジレが余計に不気味だったわけだけど、
水死ではそういった不気味さは消えてたなあ
「スッポンの王」には触れたのに、「痛風」のことは完全カットだったし
68:名無しさん?
10/02/11 19:50:11
アサ「間違えた」
長江「寝過ごした」
この兄妹は・・・w
69:謀略団体による2ch工作
10/02/12 02:24:28 7J4jRVIh
うーん、読んでないけれども、レスを読ませてもらったけれども
そこから受ける感想として、あくまでも大江健三郎は「ふてくされる」ということ
だろうか?
町田康が「困りのなかを進む」という批評を書いているみたいだけれど、読んでないけど
これはいかにも、文壇の政治家の気持ちを大江に評価されたことがある大江傘下の一人として
書いたものなんじゃないのか?
70:名無しさん?
10/02/12 06:57:06
どこかヘーゲルっぽくなかった?
71:名無しさん?
10/02/12 15:15:01
>69
だって衰退ジャンルにおける最後の大作家だもん
そんな立場やだ 自分なら鬱になる
>70
そもそもダンテもジョイスもお好きみたいだし
でも「寝てました」 悪魔の関節外しw脱ハーモ二ーw
430ページ以降は全部夢とか
自分は円盤ネタが面白かった
次回作は荒地withあかりさんを予想
72:名無しさん?
10/02/12 15:21:36
黒幕はアサさんじゃなくて円盤w
73:名無しさん?
10/02/12 15:32:42
>61
小河は弁護士つけてましたよね 普通そうでしょう
当事者同士の話し合いは無意味なので普通は弁護士同士の闘いになるはず
でも弁護士いたのに監禁とか、公務員の癖に名誉毀損主張とかって
・・・女の描写もそうだけど、無理がありまくりMax
なんかシュールな作品に思えてきた
小河と小河のババアだけリアルw
既得権益に守られて面の皮と財布が分厚く、そのくせ若い女と好色というパイプで
繋がっていようとする気の小さい男
超都合の良い存在になることでしか男を引き止めておくことができない女
ファザーファッカーの場末母と違って、無駄で半端な学がありそうなので余計タチが悪い
74:名無しさん?
10/02/12 15:33:22
円盤って、ピンチランナー調書に出てきたあの円盤のこと?
水死に円盤出てきたっけ?
75:名無しさん?
10/02/12 15:52:26
円盤って既出だったの 水死には60度に割った円盤がでてきた
水死読んで不快感おぼえる男性は多いのかな
女の自己主張は男の欲望を白けさせるものでしかない
って言うんならラブドールと暮らしたらいいのに
76:名無しさん?
10/02/12 17:23:46
60度の円盤だったらピンチランナーのヤツとは違うな
そういえばあったような
どこらへんだろう、と考えて気付いたのは、
大江の文体って単語一つを出されてもどこに出てきたか思い出しにくいんだよな
何章に出てきたかわかる?
欲望を白けさせるか、反対に欲望に火をつける場合もあるんじゃない? つまり征服欲だけど
ウナイコに対して欲望を抱く男としては、小河と桂が登場するわけだけど、実は桂もヤバそうなこと言ってるからなあw
393p、394pで、通りすがりに「大泣き子」を抱きとめた男について触れて、それがなにかの運動の創始者ではないか、
しかもなにかプラスの前兆ではないか、と見ようとしてる
これってつまり、大泣き子と絶望した若い母親は、母子用ブートキャンプみたいなものを作って救え、という希望でしょ?
そりゃ無視するよか良いかもしれんが完全にパターナリズムだよね
リッチャンは気付かなかったようだけど、ウナイコが声を変えたのはそこを警戒してのことでしょう
しかも、そもそも希望としてはハードルが高すぎるんじゃないか?w それこそお花畑のような有害な空想?
小河のレイプには、女の意思を潰して良い、という悪意があったけど、
桂の理論には、女の意思を認めようとしない、空想的な善意しかないんじゃないか?
77:名無しさん?
10/02/12 17:31:36
フェミっぽい話しても意味ないとまでは言わないけど、
肝心なとこは切れないと思う
次回作はアカリ探偵in荒地を予想
78:名無しさん?
10/02/12 17:36:24
>76
大眩暈の章です
p.146
話の流れは
ウグイの美しい描写→謎のw円盤→ベトとモツの交差点についての話→アカリさんの泣き声
小説で一番印象に残ったのはアカリさんがウーウーと泣くとこだった
silent cry
79:名無しさん?
10/02/12 17:56:10
見つかりました
たしかにコレは謎だわ
80:名無しさん?
10/02/12 18:49:36
>76
その辺読んでみました
娘の味方をしない毒母(男=制度に対しては被害者?でもある)の話
もちゃんと書かれてたんですね・・・
81:名無しさん?
10/02/12 18:49:50
フェミ一辺倒でもしょうがないけど「肝心なところ」ってのはイマイチよく解らんな
82:名無しさん?
10/02/12 19:05:52
ああそうか肝心なところって、なぜウナイコは、ああいう想像力の持ち主である桂と付き合っているのか? というところかな
83:名無しさん?
10/02/12 19:26:18
>81
水死-フェミ=何が残る?アカリさんのsilent cry?
>82
金づるw
長いけど、K550の解説面白かった
この交響曲は、モーツァルトのことのほか表現的な作品として、
古来注目を集めてきた。
彼の交響曲中でもわずか2曲という短調作品であること、
その調が「陰鬱で悲劇的な諸契機」(W・リューティ)を
描くためにモーツァルトの好んだト短調であること、
しかも最後までそこからの解放が行われないことが、
すでにこの作品の常ならぬ性格を示すに十分であろう。
A・ホイスは、ここに吹き荒れるパトスの嵐を、
〈デモーニッシュ〉という形容詞でとらえようとしたし、
H・アーベルトは、モーツァルトの本性にひそむ
〈宿命論的ペシミズム〉の表現をそこに認めようとした。
84:名無しさん?
10/02/12 19:28:41
とはいえ、モーツァルトはそこに、〈叫び〉を求めたのではなかった。
モーツァルトは、「最も苦悩に満ちた音程」(A・ホイス)とされる短二度を、
基本動機として全曲にわたって使用し、これに派生する半音階的な旋律と和声に、
重要な機能を与えた。そして、バッハ体験以来はぐくみ続けてきたポリフォニー技法を
かつてない集中度で利用して、作品に、バロックの教会様式をすら思わせる、
きびしい線的性格を打ち出している。
85:名無しさん?
10/02/13 16:53:26
フェミなんて現実には糞だし、そもそもフェミ話?ならば橋本治の記述がよくかけていると思う
フェミ=プチブルお嬢のアテクシ話(小河奥?)=実際にそれを欲している階級の女(高卒とかボッシーとか)にはなんの役にも立たない
やつら(小河奥?)階層の相続のうえにあぐらをかいてるだけなのに、
自分が、自分の能力が優秀なのだと錯覚し(なんか平和だな)、弱者女性なんて眼中にないよー
ようはあの小説はフェミ小説ではない、と
86:名無しさん?
10/02/13 17:13:11
女性連合軍って有害ではないけど、確実にお花畑妄想だと思う
女性同士の階層格差(親の最終学歴と実家の資産でなかば自動的に決まる)の問題が
すっぽり抜けてる気がするんだよな・・・
女女格差は背景格差(親の地位)をそのまま反映してる
世代間格差は実際それほど、精神的には深刻でない 階級格差の溝は大きい
あと外見格差によるつまらない嫉妬もある
なぜ制度を変えようとしない?はその通りなんだけど、制度変える権限に近づくはずの
上のw階層の女は実際には枕wやったりアテクシ病wに陥ってることが少なくない
高学歴女性(小河奥)は一般的に弱者女性(ウナイコ)に冷たいと思う・・って
これも考えようによっては小説内にすでに記述されているのか
87:名無しさん?
10/02/13 17:16:40
小河奥=枕に励んでアカポスゲットしようとする女子院生みたい
尽くす相手を間違えてるんじゃないか?という突っ込みは彼女の脳内にはない
88:名無しさん?
10/02/13 17:18:35
ウナイコ=有色人種、女、実家が裕福でない、低学歴、レイプ被害者、非正規雇用
6重苦w
89:謀略団体による2ch工作
10/02/13 17:32:08 FJHb8mN+
>>84
大江健三郎の苦悩の音程というのは、苦悩などというものはなく
謀略の痕跡としての
ただの忌々しさの連続なんじゃないのか?
90:名無しさん?
10/02/13 18:26:32
>>89
世界から迫害されてるマイノリティってやつ?
91:名無しさん?
10/02/13 18:33:30
アメリカの文豪みたいに本のCMをYou Tubeでやったらいいのに
案外純文に飢えてる若者が釣れるかも
92:名無しさん?
10/02/13 19:55:10
いくつかの時代精神の旋律が混ざらないまま織り込まれていると思うのですが、
そのような視点から読み込んだ方はいらっしゃいますか
アナーキーな歴史小説とみることも可能かと・・・円盤は確かに角度が謎ですw
93:名無しさん?
10/02/13 21:03:35
リッチャンと千樫さんに立場的な類似性を感じないでもない
いわゆる困った人(鬱塊とか痛い30代おばさんとか)と現実とのアイダの庇護的媒介者
リッチャンのほうはそんなしっかりしてないけど
ウナイコはアサの送り込んだ痛い刺客
ウルトラ軍国主義 ギシギシ
↓撃つ ムカムカしたから
戦後民主主義右派 小河s ――――――
↓レイプ堕胎 ムラムラしたから
戦後民主主義左派 作者(鬱)と女連合軍?、困ったさん
アナーキー 円盤
*これらが漱石のこころとどう重なるのか?
94:名無しさん?
10/02/13 22:36:27
日本近代精神史のスクランブル交差点
95:名無しさん?
10/02/14 00:12:14
円盤の60度だけど、天井や本棚の縁のラインが60度で交差してるように見えることを指してるのかね
96:名無しさん?
10/02/14 00:17:40
まああそこはわざとわからない書き方をすることで不条理感を出してる気はする
97:名無しさん?
10/02/14 12:53:15
千樫さんの入院の世話は妹に押し付け、自分と息子の関係の恢復(*原因自分)はウとリにまかせ、
女の苦労といえばレイプしか思いつかない? このへんはカチンとくる
98:名無しさん?
10/02/14 14:07:03
>77
次回作は私立探偵アカリさんin天国変を予想
99:名無しさん?
10/02/14 15:21:10
>>60 >>73
これはSF青春小説なんで許してやってくださいw
>>82
男の趣味が悪いとうよりあれは京都学派、思想のドゥラマトゥルギー
エリオットはともかく、こころや金枝篇とどうつながるのかがわからないです
100:名無しさん?
10/02/14 18:12:10
>>94
全体の構造は 三重の塔+α か 立体のスクランブル交差点?
時代 主な登場人物 思想*強姦と堕胎 具体的な作品
―――――――――――――――――――――
1戦前 (先生とわたし) 明治精神に殉死 こころ
2戦中 [水死した父親]、大黄 ウルトラナショナリズム メイスケ母出陣と受難
3戦後 [作者]、家族、右派、左派 戦後民主主義 水死小説は頓挫、こころの舞台化も頓挫、死んだ犬を投げる
4? [アカリさん]
12のレイパーはアメリカだけど、3のレイパーは順応主義の男ってことでしょうか
こうしてみるとカナダ映画CUBE?
最後まで生き残るのは4なんだけど、彼はそこで一人で生きていくことができない
統制的に働いてるのが明治天皇→昭和天皇→超越論的自由
に変わっただけのような気もする
101:名無しさん?
10/02/14 23:23:43
つぎは おうごんの プラテーロ ドボジョヴァー ではないか?
102:名無しさん?
10/02/15 17:15:34
URLリンク(www.gutenberg21.co.jp)
103:名無しさん?
10/02/15 19:52:45
女の描写がなー・・やっぱ駄目だわ
純文w以外でこんなこと書く奴いまどきいない
104:名無しさん?
10/02/16 14:58:14
桂って林達夫でしょう
そうとう感じの悪い男という描写でした
105:名無しさん?
10/02/16 15:01:58
>42-43
アメリカは海外旅行の荷物のチェックが厳しくなってるらしいね
カバンを指定のものに買い替えなくてはならないと聞いた
テロ以前も税関がカリカリしてたけど、あそこは自壊すんじゃね?
やる男のレントゲンをとらないから処方箋もなくそんなことになるのだ
106:名無しさん?
10/02/16 15:06:44
>>82
桂ってどう読んでも30代の男にはみえないんですが
107:名無しさん?
10/02/16 15:37:59
ダンテ ベアトリーチェにストーカーまがいで殺したうえ、さんざんネタにする
ヘーゲル 大学教授のヘーゲルは大家の奥さん手をだして21歳若妻と三角関係泥沼に←弁証法
ジョイス 英国の女流文学者が書いたゴシップ本に色々書いてあった
アメリカ 黄色人種の上になら原子爆弾おkせいばいすゆ俺達正義
人間自分が一番大事
108:名無しさん?
10/02/16 18:16:14
女の受難 レイプ
文豪の想像力がこれか・・と
109:名無しさん?
10/02/16 19:04:45
いつまでも現役っていうのがすごいとおもう
110:名無しさん?
10/02/16 20:28:19
>>109
それだけじゃくて、TOPランナーな。
デビューして一度も抜かれていない。
111:名無しさん?
10/02/16 21:41:06
まだまだのびしろを感じる というのもすごいとおもう
112:名無しさん?
10/02/17 01:49:41
出版社員の自演宣伝が多いね
113:名無しさん?
10/02/17 14:50:30
>>112
それでもイマイチ盛り上がらない
穴井マサオも林達夫も二度目のレイプ?のときにはいない不自然さ
これはAVの導入部のように不自然である
114:名無しさん?
10/02/18 18:24:55
URLリンク(upload.wikimedia.org)
115:名無しさん?
10/02/18 18:29:44
URLリンク(www.youtube.com)
116:名無しさん?
10/02/19 02:32:02
死んだ犬を食べる、じゃねえw
117:名無しさん?
10/02/19 02:37:19
規制解除キタ
>>100
戦中派の作品が、「メイスケ母出陣と受難」
ということだけど、
2の作品は「みずから我が涙をぬぐいたまう日」じゃない? なにしろ父親についての作品なんだし。
そして3の作品は本作品「水死」。
「メイスケ母出陣と受難」は、時代精神とは無関係に連帯できる、
つまり1、2、3、4と、いつの時代も強姦被害者でしかいられなかった「女たちの物語」だろう。
そう読めば、そもそも現代劇だった「死んだ犬を投げる」芝居に、古典「こころ」を導き、
さらには民話「メイスケ母出陣と受難」さえも導入しもする手付きに納得がいく。
はじめて読んだときは、その歴史感覚の無いフラットな発想に、おいおい!?と違和感を覚えたが、
その乱暴すぎるような発想がウナイコにとってなぜ実現可能であるかに思われるのか、
すべて「女たちの物語」と読めばよくわかる。
118:名無しさん?
10/02/19 02:40:13
アカリは、時代の精神の体現とは言いにくいんじゃない?
長江式に「閉鎖した人間こそ時代精神を色濃く反映している」と言ってみることはできるけど、
そもそもアカリには、時代精神を読む力がないじゃない。これは絶対的な欠落であるがゆえに
女たちの庇護を受ける資格を持つ。
よって4は、穴居マサオだろう
長江の小説を、時代精神の表現として、同時代的にマジに受け止めることができる最後の世代?
いやそれも実はあやしい。マサオだって、吾良という強力なショートカットを通して長江にアクセスしたわけだ。
それより下の世代となると、ウナイコも言ってるが、普通は長江の小説を読まない。
もっと下の世代はどうだろう?
(そういやこないだツイッターで「水死」のキーワードを検索して出たツイットに、
「自分は大江の小説が好きだけど、特に初期の大江ギャグが好きで、それを収拾するために読んでいるにすぎない。
ブログとさして変わりない。たぐい稀なモラリストにして性の修験者斎木犀吉、など腹がよじれるようだ・・・」
というのがあったよ。いま思えばいかにもスケ&カク的な、反応じゃないか?)
マサオは「水死小説」中絶の余波を受けて、長江とのプライベートな回路を通してしか浮かび上がってこないけど、
たしかに滅び行く純文学との回路なんて、いまやプライベートなもの以外を言うことはできないんだろう
それにしても、大江は小説に孫を出さないよね
直列につながれた男たちの時代精神の流れが、大水と水死によって断絶してしまえば、
後のにこるのはただプライベートな回路しかない・・・、本当にその通りだと思うよ。
長江よ、寝過ごして、うっかり生き延びてる場合か!?
ちなみに個人的には、アカリとマサオの間には、兄弟のような何かがあると思ってる
アカリ・マキ・マサオという、大江3兄弟。
119:名無しさん?
10/02/19 02:43:11
>>83
水死-フェミ=?って式自体が成り立たないだろ
結局ウナイコは強姦され直して、中絶もしないという
それによって女たちの「死んだ犬を投げる」芝居も取り止めになる
他方、強姦した小河は大黄に撃ち殺されるし、撃った大黄も立ったまま水死する
「水死小説」は中絶するし、穴居人の演劇も頓挫した
なにも残らない
長江とアカリの関係恢復があったというぐらいだけど、
でも二人の関係は女たちが優位に立つための余談みたいなものだ
水死-フェミ-大黄-水死小説=強姦被害者
残ったのは強姦された女だけ、そういうラストだと読んだ。これフェミじゃないでしょ?
それともウナイコのお腹の中の子供に希望を託す?
でもその子は未来の大泣き子になるんじゃないの?
120:名無しさん?
10/02/19 02:49:28
>>93
ムカムカしたからってw
あそこは軍国主義者のマッチョイズムの面目躍如じゃないか
>>99
>京都学派、思想のドゥラマトゥルギー
これよく解らないんだけど、どういうことでしょう?
121:名無しさん?
10/02/19 15:20:16
>>120
林達夫=京都学派
>>119
115=強姦被害者とか大泣き子とか=日本人の自画像?
歴史は反復する
日本はまた(中国とかに)強姦される、
反乱なし、インポテのまま頓挫、沈没ってことか
122:名無しさん?
10/02/19 15:53:04
>>118
穴井マサオ<塙吾郎<伊丹十三
これらは分身?
123:名無しさん?
10/02/19 16:14:36
>>117-118
近代日本の肖像=強姦と堕胎、強姦被害者かつ大泣き子、インポテ *日本沈没
作品の構造:三重塔+α、立体スクランブル交差点
時代 主な登場人物 思想 大江作品 女たちの物語
――――――――――――――――――――――――― ――――― ―――――
1戦前 (先生とわたし) 殉死 「こころ」
2戦中 [水死した父親]、大黄 ウルトラナショナリズム 「みずから我が涙をぬぐいたまう日」 「メイスケ母出陣と受難」母-妹
3戦後 [作者]、家族、右派、左派 戦後民主主義 「水死」 「死んだ犬を投げる」
4? [穴居マサオ(ベアトリーチェ伊丹君?)]
いつだって統制的に働いてるのは超越論的自由で、それは敗北におわるということでしょう
そして日本はインポテのまま沈没すると
こう考えるとあの表紙は2冊とも洒落てるというよりシニカルだろ
124:名無しさん?
10/02/19 16:15:58
>>93
あそこで「2発」撃つのは新左翼か右翼しかいないわな
125:名無しさん?
10/02/19 16:20:43
殉死にせよ三島のふざけた切腹にせよ、結構深刻なことは「冗談」だと思われていたw
三島が橋から赤子を落とすとき、いいのかおまいらって叫んだけど、だれもその声を聞かなかった
という話があった うろ覚えだけど・・・出典は、忘れたw
126:名無しさん?
10/02/19 16:32:59
>>123
このように、なんだかんだ理屈で読むと、水死はかなりの傑作ということになるんですが
127:名無しさん?
10/02/19 16:58:52
女連合軍なんて空想だって言ってるけど、小説内では結局挫折してるし、
やっぱあれは空想として書いてるんでないの
小河奥みたいな枕女は現実には結構微妙なところまで出世する
128:名無しさん?
10/02/19 17:03:55
ちょっと待て
「メイスケ母出陣と受難」って、あれほとんど神話だろ?
2に入れるのはおかしくないか?
ウナイコがあの神話に、「死んだ犬を投げる」芝居のタグを貼り付けたことを思い出してほしい
そもそも「メイスケ母出陣と受難」を芝居でやるなら、
それは「メイスケ母出陣と受難」というタイトルで公演すればいい
長江の水死小説が中絶させたように、「死んだ犬を投げる」芝居を一旦放り出して、
別タイトルの公演として演じれば良い、それが普通の発想じゃないか?
しかしウナイコはそうしない
「死んだ犬を投げる」芝居でありながら、「メイスケ母出陣と受難」でもある作品をやる
そしてその中には「こころ」の要素も加味されている
これを一本で繋ごうとする大きな脈絡をウナイコが持っている? 持ってないよ
ウナイコという主体の個人的な想像力にとって、その牽強付会が可能であるかのように思われる、というだけだ
「かつてないあじわったことのない深甚な恐怖感がバードを捕らえた」ときのように、
文脈のなかに脈絡を持たない、反射神経的な発想によって立つ
そしてその源には、超越論的自由によって強姦と中絶を強要され続けてきたものの傷があるだけだ
すべての時代をフラットに貫く、傷の痛みの現在性だけがウナイコにとって重要で、
それ以外の歴史観や、思想の脈絡をウナイコは必要としない
必要とした長江が水死小説を中絶させて、マサオも引き摺られて手持ち無沙汰になったのとは、正反対にある
だから、「女たちの物語」を、戦前戦中戦後という時間軸のなかで序列することはあまり意味がないだろう
それはウナイコ的な、「女たち」の発想じゃない
っていうかこの発想って、オタクっぽい発想じゃね?w
129:名無しさん?
10/02/19 17:15:38
>>128
時代 主な登場人物 思想 大江作品
―――――――――――――――――――――――
1戦前 (先生とわたし) 殉死 「こころ」
2戦中 [水死した父親]、大黄 ウルトラナショナリズム 「みずから我が涙をぬぐいたまう日」
3戦後 [作者]、家族、右派、左派 戦後民主主義 「水死」
4? [穴居マサオ(ベアトリーチェ伊丹君?)]
↑時制の中
↓時制の外
「こころ」と「メイスケ母出陣と受難」母-妹と「死んだ犬を投げる」の異交通
これでどうでしょう
130:名無しさん?
10/02/19 17:16:21
うん、すっきりしたと思う
131:名無しさん?
10/02/19 21:37:49
一行要約
近代日本の肖像は強姦と堕胎であり、超越論的自由は頓挫する。
132:名無しさん?
10/02/20 12:29:37
超越論的自由は解体される、かな
133:名無しさん?
10/02/20 14:42:32
一行要約
近代日本の肖像は強姦と堕胎であり、超越論的自由は解体される。
死産流産=超越論的自由=超越論的仮象 あ、なるほど
ズレをともなった反復
漱石 明治 明治天皇がどうとか
(三島 昭和前期 昭和天皇がどうとか おもんない冗談=生首)
大江 昭和後期~平成 戦後民主主義左派?
そういや大江健三郎が作家になって10年目くらいで一応近代が終わってて、
ちょうどそのころに発表されたのがサイレント・クライだったんですね
134:名無しさん?
10/02/20 14:49:10
理性的に考えると腑に落ちる内容
135:名無しさん?
10/02/20 14:57:45
漱石 明治 明治天皇がどうとか 冗談=殉死、うまいもんが食いたい
三島 昭和前期 昭和天皇がどうとか おもんない冗談=生首
大江 昭和後期~平成 戦後民主主義左派? 冗談=一揆?、食食食食食食食
出典
URLリンク(nounaimaker.com)
136:名無しさん?
10/02/20 16:13:08
こうして見ると、マサオが一番哀れだな
戦後派は引退するし、
彼らに比べてまだ若いマサオは、パトロンを失って宙吊り?
しかしいまさらウナイコ的にもなれなくて・・・
137:名無しさん?
10/02/20 18:27:02
ああ、なるほど
立場的にはカツオというかタラちゃんくらい?
138:名無しさん?
10/02/20 18:54:36
扱っている主題から言って、これは将来教科書に載りそうな内容だな
139:名無しさん?
10/02/20 18:55:41
訂正→文学史に記載されそうな内容
140:名無しさん?
10/02/20 22:51:22
あれ、となると長江とウナイコが「陰毛フェチ」で繋がったことにはどういう意味があるんだろう?・・・
141:名無しさん?
10/02/21 15:10:44
陰毛フェチって同時代ゲームの話じゃなかった?
水死の演劇ポスターの話?
142:名無しさん?
10/02/21 15:21:08
そうそう、水死で若い劇団員が長江の陰毛フェチをからかった、というあそこ。
長江はほとんど常に、女たちからの突き上げに従うしかないという風なんだけど、
あのシーンだけ、長江とウナイコがなんの媒介もなく直で繋がってる感じがしない?
「気に入りましたよ!」には、どんな皮肉も混じってないと思うんだが・・・
やはりこれは、レイターワークとか若さとかいいながら、性欲だけはバリバリの現役? さすがはド変態?w
143:名無しさん?
10/02/21 15:42:56
個人的に「強烈なエロ描写」は「インポテ」でないと書けないと思う
戦中戦後を知る世代と戦後民主主義のドロップアウト組が陰毛で繋がるとは初めて聞いた
まさか陰毛で文字をつくって交信するとかではあるまい(よりしろの象形文字だけ書体が違ったけどあんな感じで)
陰毛って初めて出てくる印象的アイテムじゃない
同時代で妹に手紙書いて通信するときに「壁」に陰毛が貼られた ←軽くトラウマになった
幽閉者の壁を非物理的に突破するアイテムとしてあるのだろうか
ようは外部との通信手段ね
家屋=建築=体系に付随するものとしての「アンテナ=陰毛=田亀」
毛髪じゃダメなのはチリチリwのリゾームじゃないから
どうでもいいが田亀で画像検索するとろくな画像がでてこない
144:名無しさん?
10/02/21 15:49:27
外部またはエスとの通信手段=陰毛=田亀
歴史的唯物論=ベンヤミンが言う刺繍の裏側=伸ばし放題の陰毛=リゾーム
145:名無しさん?
10/02/21 16:06:21
同時代ゲームで、妹の股間から捩れて伸びる陰毛を凝視する描写には、もう正気を疑うしかないなにかがあったよなw
リゾーム・モデルは、女の股座に無ければいけないということかな?
ともあれ大江はチリチリの毛が好きだよね
「洪水はわが魂に及び」のイナコも、たしかチリチリだったと思う
哲学はよく解らんが、オレは大江がエッセイだかなんだかで、谷崎の晩年の仕事に触れてたのを思い出したよ
「文学者の晩年の仕事というのはあまり残っておらず、谷崎などに見られるが、
谷崎は老人としても、若い人へのサービス精神があって・・・」
みたいなこと言ってた
たしか谷崎は足フェチだった
146:名無しさん?
10/02/21 16:12:34
女の股座で陰毛のそよぎに包まれて眠っている犬ほどの大きさのものw
しかし、強姦への反乱としてついにそれを手にとって投げつけるウナイコw やべえカッコイイw
147:名無しさん?
10/02/21 16:22:11
今見ると陰毛じゃなくて恥毛って書いてあった しかもカラースライド
陰毛がカラーの意味がわからねえ
単一色じゃだめで虹のポリフォニー?いろんな人がいろんな色で勝手なこと言ってるみたいな
陰毛にこだわるのは反建築の意思なのかな でも基本ヘーゲルちっくだし、なんだよそれ
>>145
老いては若きに従えというから
乳派はダメ男で、足派はSじゃない?
148:名無しさん?
10/02/21 16:28:14
このスレ的に言えば、死んだ犬=超越論的自由のメタファー?
それを投げつけられた者は、自分にとっての死んだ犬について語るというルールの演劇
ぜひ大黄と長江の母にも、死んだ犬を投げつけてみたかったなw
149:名無しさん?
10/02/21 16:30:30
>>146
そうそう 妹の鞘のなかにキノコほどの大きさになった壊す人を差し込んで(コラコラ)
そのなかには精子が入ってて妹の膣内に進入(オイオイ)で、犬ほどの大きさのものに回復(んなわけねー)
あとなんか妹を犯す体位を理屈っぽく説明したり、あれはおかしかったな
某哲学書には犬は苦悩の象徴でサンドバックでもあるって書いてあった
この意味で「犬=石」 これで石を投げられて右目を潰す話とも繋がる
150:名無しさん?
10/02/21 16:33:55
>>148
るーみっくわーるどの「人魚の肉を食べる」みたいな話で大半は死ぬかできそこないになるんじゃないの
151:名無しさん?
10/02/21 16:36:36
たしか同時代ゲームでは、恥毛のカラースライドに炎のイメージを重ねてたと思うけどな
燃えるような何か、つまりハードカバー版の外箱に書かれてある、
作品のリアリティを保障する「語り手の情熱」を掻き立て、村=国家=小宇宙から遠くメキシコまで届く電波を受信するための道具
化膿して膿を貯めた奥歯と、逆の方向付けを喚起するための道具と思ってたが
152:名無しさん?
10/02/21 17:24:18
もっかい読んでみます
153:名無しさん?
10/02/21 17:54:09
どこだったか忘れたけどたしか「燃えるような恥毛のカラースライド」と書いてあったと思うよ
それは直立した妹の股座を後ろから覗き込むようにして撮影したスライドを、上下逆転させて壁に貼ってあるんだという理解と共に記憶してる
154:名無しさん?
10/02/21 18:14:44
山が噴火してる具合になるわけですか
なるほど
なんで尻がバターなのか分からなかったけど、ちょっと納得
155:名無しさん?
10/02/23 03:31:33
そういえば「宙返り」のイクオは、「犬のような顔」なんじゃなかったっけ?
156:名無しさん?
10/02/23 22:54:03
>>149
膣内進入はなくて、外性器で生殖でした
外性器による生殖ってはじめて読みました
157:名無しさん?
10/02/23 23:48:29
強姦=暴力
堕胎=蛭子と淡島
古事記
158:名無しさん?
10/02/24 15:58:15
あえて不満を言うなら視点が徹頭徹尾男目線なところでしょうか
159:名無しさん?
10/02/24 17:00:52
そこはアサの手紙で補完するというか
いくら自分を、ただの戦後民主主義者と認めるほかなくなったといっても、
あるいはだからこそ、それで女に変身するのは、レイターワークとして性質上できなかったんだろう
老年になったゲイに目覚めた木津の肛門性交は、木津攻め・イクオ受け、だったしな
160:名無しさん?
10/02/24 19:14:37
結局肝心要の父の死の問題がどういうオチだったのかよく分からないです
161:名無しさん?
10/02/24 20:41:46
うなぎ弁当と聞いて買ったのにうなぎ入ってない・・・みたいな
まさかこのふりかけがうなぎ・・・?
ま、おいしかったからいいやー?箱の裏見る 製作者うなぎ ってオイオイみたいな
ちょっとちがうか
162:名無しさん?
10/02/24 21:12:04
>>160
父の水死は冗談がオチだったような
最後物の怪のよりましになったギシギシが立ったまま水死
まあでもよく分かんないよね
163:名無しさん?
10/02/24 23:48:17
URLリンク(members.jcom.home.ne.jp)
164:名無しさん?
10/02/25 05:17:30
自分たちの計画を将校たちが冗談にしてしまおうとしたから、
それをガチでやり通そうとしたのが父でしょう?
貫かれることによって、冗談は冗談でなくなった、と。
165:名無しさん?
10/02/25 17:01:16
こころの先生の死、父の水死、ギシギシの最期が
国家がどうだの三角関係がなんだのではなくむしろ
一般化も内面化もなしえないものの反復(=「水死」)
だということがここ読んで分かった
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
で、「常識」人にはその「個人的な」体験が「冗談」にみえる、と
ずしんと身につまされる話でした
166:名無しさん?
10/02/25 17:09:48
「ほんとうのことを言おうか」はほとんど死者の声としてあるわけですね
167:名無しさん?
10/02/25 20:49:10
父の水死というイメージは、万延の鷹さんみたいに、作者にとってのエスでもある、なのでは
鷹さんは帝国主義者じゃなかったけど
168:名無しさん?
10/02/25 21:31:22
でも死んでしまうことで特権化する、という手続きでもあるよね
そこはやはり実存主義者として出発した近代の小説家かなぁという感じ
しかも「深くて暗いニッポン人感覚」って、男の感覚でもある
水死してるのはすべてまだ政治思想が中心として機能した世代ばかりだし
後期の仕事として、自分の仕事のケジメをつけた、という
オレは自分がオタクだからかもしれないが、自分の似姿と考えて一番しっくり行くのがウナイコなんだが、
現代の、女化した青年たちにも、深くて暗いニッポン人感覚を見出すことはできるんだろうか?
それとも先生の妻にならい、「なら殉死でもしたらよかろう」とスケ&カク的みぶりで笑い飛ばして終わり、でいいんだろうか?
169:名無しさん?
10/02/25 21:54:42
>168
すべてが母性的な繭につつまれてるかのようにみえる日本にもそういうのはあるんでないの
自分はオタク青年よりも、親の全体重ジャンプで潰される殺されるために生まれてきた被虐待児童とか想像してる
一行訳:
さまざまなクラッシュ・ディスオーダー・アクシデントから成る
この事故小説は、赤本自体がポリフォニックな死者の声のよりしろであるともいえる
本を天井がら吊るすか なすがままキュウリがパパw
170:名無しさん?
10/02/26 13:36:48
一文要約:
・近代日本の肖像は強姦と堕胎であり、超越論的自由は解体される
・さまざまなクラッシュ・ディスオーダー・アクシデントから成るこの事故小説は、
赤本自体がポリフォニックな死者の声のよりしろであるともいえる
・ほんとうのことを語ると水死する
死んだサルダヒコの頭部を投げる?
171:名無しさん?
10/02/26 17:21:41
穴井マサオは新左翼?
172:名無しさん?
10/03/03 23:04:31
そういえば大江はタカ&トシが好きなんだったな
スケ&カクってそこから来たネーミングだったんだと、やっと気付いたw
173:名無しさん?
10/03/04 02:35:48
まあそれってやっぱり、「欧米か」とツッコミながら殴るからなんだろうな
・・・やべえ、大江に萌えそうだw
174:名無しさん?
10/03/04 20:36:28
小河奥=制度の中に居座った女はみんな痛いエゴイスト
175:名無しさん?
10/03/05 19:17:05
リッチャンは蝙蝠野郎w
176:名無しさん?
10/03/07 16:28:00
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
177:名無しさん?
10/03/08 08:56:32
大江が、光が生まれた時に、頭蓋骨のディフェクトを保護するために埋めたプラスチックの辺りを狙って、
広げた手の平の指で叩きながら「欧米か。欧米か。欧米か。・・・・・・キミは、欧米だ。」と、しきりに叩いている夢をみました。
なんだか、「水死」のすべてを理解したような気持ちで目が覚めましたが、
しかし、大江式に言うならそれは夢の曖昧さで、覚醒したあとの自分にも把握しうる理解ではなかった・・・
178:名無しさん?
10/03/08 11:17:59
そもそもしょっぱなから頭をぶつけ、次はやたら酔っ払い、さらには大眩暈で1部が終わっている
これはひどい、最期の寝てました以前にここでブツッっと切れている
179:名無しさん?
10/03/09 15:03:21
一行要約:生者死者含む、個人的な体験s
180:名無しさん?
10/03/09 15:04:36
地味な仕事を長年やってきたという穴井マサオの内面は謎
どういう来歴の持ち主なのか分からない
ウナイコはお世話になったんだろうからもっと感謝してもいいのにと思った
181:名無しさん?
10/03/09 15:05:58
次回作は とある聖者の一生 とか
182:名無しさん?
10/03/09 15:08:30
最期の夢オチもどきよりも第一部のあとの斜めの断層のほうが気になる
第二部以降を信用して読んでいいのか否かということになる
183:名無しさん?
10/03/09 15:13:21
ウとリはアサ様のパペットマペット
184:名無しさん?
10/03/09 15:20:39
とある聖者の一生で、ラストはぺネロペイアみたいに聞き捨てならぬ謎のうわごとを延々と言う
というものを読んでみたい
導入はやはりドロノキで回転
185:名無しさん?
10/03/10 03:58:54
ここが盛り上がれば、アマゾンでのランキングも上がるらしいのだが、
ぜんぜん盛り上がらないね・・・
186:名無しさん?
10/03/11 23:12:24
自演ばっかり
187:名無しさん?
10/03/12 06:14:24
営業乙
188:名無しさん?
10/03/13 03:09:00
ラストが夢オチか現実かあいまいなのは、アナベルの「**ちゃん、きて!」
がどっちを指していたのか分からないのと同じようなものでしょうか
第二部以降はUFOのみせた幻覚、という説はないかと個人的にはおもったりする
189:名無しさん?
10/03/13 03:18:11
水死で赤本だから、表紙は血の海かと思いました
190:名無しさん?
10/03/15 11:37:48
I'll crack your head OOBEI-KA.
191:名無しさん?
10/03/15 17:39:57
女の苦労=レイプという発想はいかがなものかと
192:名無しさん?
10/03/16 19:08:40
過疎
193:名無しさん?
10/03/22 21:04:00
あのさ、ひょっとして「60度の円盤」の60度って、ひょっとして階層構造のピラミッドでよく使われる図の頂点の角度かな?
で、それを多重に重ねて立体化したもの、
URLリンク(ja.wikipedia.org)
長江はそれを円盤と呼んだ?
階層構造がザーっと崩れることで、階層が崩れ、作者という綴糸がほぐれ、
それにより「大眩暈」以降の、奇妙な構成をもたらす?
194:名無しさん?
10/04/04 09:17:48 FSh0yAmo
どっかのブログで死んだ犬は戦後民主主義教育の成れの果てと書いてあった
195:名無しさん?
10/04/04 09:51:28
なんかるw
なんかるてw
196:名無しさん?
10/04/04 11:58:17
戦後民主主義教育を支えてきた?家族も場末から崩壊でシュートザキッズ
近代はお笑いで言えばボケ
197:名無しさん?
10/04/06 14:22:42
ドラマの配役を妄想してみた。とりあえず小河=障子破りの石原○知事。
198:名無しさん?
10/04/06 14:29:56
小河の強姦=<国家から村までを貫く支配する側の暴力>
199:名無しさん?
10/04/06 14:56:41
一行要約:近代日本の肖像=国家から村までを貫く支配する側の暴力
アメリカ→都知事→教育委員会 どんどん小者に
200:名無しさん?
10/04/11 12:27:22
赤革のトランクのうた
URLリンク(www.youtube.com)
201:名無しさん?
10/05/19 18:29:30 AQ2CxsFy
敬老会組の大江のルクスも曇ったな
202:名無しさん?
10/05/19 22:06:29
バードは、野生の鹿のようにも昂然と優雅に陳列棚におさまっている、
立派なアフリカ地図を見おろして、抑制した小さい溜息をもらした。
バードは陳列棚におさめられた立派なアフリカ地図(それは自信と気品に満ちた、
野生の鹿のように陳列棚におさめられていた)を見ながら、静かで小さなため息をもらした。
203:名無しさん?
10/05/19 22:08:40
バードは本棚にある立派なアフリカ地図を見おろして、小さいため息をもらした。