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続き
中国各地で続出する「空城」
近頃、中国各地で不思議な現象が起きている。
多くの古い町のすぐ横に、新しい町が開発されて、その新しい町の中にはあちこちに新しい住宅ビルが林立しているにもかかわらず、住んでいる住民の影が見当たらないのだ。
(中略)
これらのプロジェクトが完成し、今後5年間使われることがなく莫大な浪費になっても、官僚たちは意に介さない。
5年後には、この地方に新しい赴任者が来るから自分たちには無関係なのだ」と述べ、「過剰生産問題の裏には、重要な制度要因がある。地方政府はこのようにして投資先を決定している」と指摘した。
米ノースウェスタン大学のビクター・シー(Victor Shih)教授は、地方政府の文献および格付会社からの資料から試算したところ、
中国地方政府の総負債額はすでに11・4兆元(約150兆円)に達しており、政府当局が公表した指標の2倍を超え、
GDPの3分の1に達していると、「ウォールストリート・ジャーナル」紙に語っている。
今年に入ってから、著名投資家が相次いで中国不動産のバブルが崩壊すると警告している。
1月に「逆張り」で有名な投資家のジェームス・チャノス氏が、「中国の不動産バブルの危険度はドバイ信用危機の1000倍」と発言。
2月には、米国の不良債権化した不動産ローンの処理を専門とするジャック・ロッドマン(Jack Rodman)氏が、
北京の商業用不動産ビルの空室率は50%に達しており、中国不動産市場のバブル崩壊が近づいていることを指摘。
この二人の投資家に続いて、1987年ニューヨーク株式市場の暴落及び日本株式市場バブル崩壊を予想した
世界著名投資アドバイザーのマーク・フェイバー(Marc Faber)氏も22日に、「ブルームバーグ」に対して、
「中国(での不動産投資)は行き過ぎている。中国にはますます多くの『空っぽ』ビルが建築されており、
生産能力過剰となっている産業に新たな受注を入れている。これは意味のないことだ。
2010年中国経済の成長ペースは急減し、経済破たんの可能性があると思う」と語った。