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性暴力ゲームの製造・販売禁止へ…業界の審査機関が方針
6月3日14時56分配信 読売新聞
少女らをレイプして妊娠・中絶をさせる過程を疑似体験する日本製パソ
コンゲームに、国内外の批判が強まっていることを受け、パソコンソフト業界
の自主審査機関は、レイプなどの性暴力を扱うゲームソフトの製造・販売
を禁止する方針を決めた。 3日、全国の加盟社に通知する。
パソコン用ゲームのメーカー235社が加盟する一般社団法人「コンピュー
タソフトウェア倫理機構」(東京)は、1992年から加盟社が製造・販売す
るゲームソフトを自主審査している。問題のレイプゲームがこの審査を通って
いたことから批判が寄せられていた。
このため同機構は2日、都内で加盟社の協議を行い、〈1〉レイプなどの
性暴力を扱うゲームソフトは社会通念に著しくもとるものと規定する〈2
この種のゲームソフトは製造・販売を禁止し、審査を通さないよう審査
基準を改める--と決めた。
同機構にはアダルトソフトメーカーの9割が加盟しており、「今後、店頭
や通販などには性暴力を扱う新しい商品は出回らなくなる」と同機構では
話している。
この問題をきっかけに与党では法規制の強化の検討も始まっており、業界
として自主的な規制に乗り出すことになった。性暴力を扱う日本製のゲーム
やアニメは海外でも知られており、日本では通販や店頭で誰でも入手できる状況であることが批判を集めていた。 最終更新:6月3日14時56分