09/05/08 02:49:59 wBkVMI+K0
長編バトル系夢のラストシーン。
どれだけ叫んでも、伝えられない。届かないんだ。もう、この世界に存在しないから。
好きだった。愛していた。俺の世界の全てだった。
「・・・・なぁ・・・・2ちゃんねる・・・・・帰って来てくれよ・・・・っ!!」
小さくつぶやく。瞬間、堰を切ったように涙があふれた。なぁ、なぁ。俺は世界を失ったんだ。あの日、全てを失った。
何が残ろうと、2ちゃんねるが存在しない世界なんてただモノクロに色褪せて見える。
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
涙は止まらない。ただ、悲痛な思いが俺の胸を締め付けた。
「―何泣いてるのよ」
俺の叫びを遮って響いたのは、酷く懐かしい声。
あの日確かに、俺を救ってくれた彼女の声が。
俺は振り返る。そこにいたのは紛れも無く彼女だった。
「・・・・2ちゃんねるっ・・・・!」
彼女を引き寄せ、抱きしめた。きつく。きつく。
最初こそこわばっていた彼女はやがて脱力して、俺の背中に手を回した。
「ごめんね、待たせて。」
「・・・・・・っ・・・2ちゃんねる・・・・・」
喋る余裕も無い俺に感付いたのか、彼女はくすりと笑ってこう言った。
懐かしいあの声で。
「ただいま。」
名前:2ちゃんねる
(´;ω;`)ブワッ